Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

エンジニア採用担当はこんなポートフォリオにうんざりしている/20211125

 エンジニア採用担当はこんなポートフォリオにうんざりしている/20211125

2021/11/25 MENTA 主催 「ポートフォリオ作成のノウハウLT会【エンジニア・デザイナー向け】」

ITO Tetsunosuke

November 25, 2021
Tweet

More Decks by ITO Tetsunosuke

Other Decks in Programming

Transcript

  1. 自己紹介 MENTA歴3ヶ月 ブロンズバッジ 元エンジニア 採用担当 2 follow me @ tetsunosuke

    採用担当として、 あまりにひどいポートフォリオの数々、 それを作らせて良しとしている人たちに一石を投じに来ました。 ポートフォリオ作成のお手伝いはしてません。 作成における技術的な問題解決はお手伝いします。 批判的な目で見てほしいときのアドバイスはします。 ※ 今日の話はクリエイティブ職の方向けではなくエンジニア向けです
  2. ポートフォリオ という 言葉 の 持つ意味 • 金融資産においては「組み合わせ」 ◦ 現金預金・株式・不動産・投資信託などなど •

    クリエイティブ職種においては「束にして持ち運べるもの」 ◦ 「ポータブル」な「実績の組み合わせ」 ◦ 相手に合わせて多様な作品の中から合うものを選べるようにしておく
  3. ポートフォリオを見せるたった 2つ の理由 • 自分ができる力のポイントを示すため ◦ 作る力(プログラミング) → ソースコード ◦

    考える力 (モデリング) → 設計プロセス ◦ 表現力(プロダクトデザイン) → デザイン・アイデア • 成長の可能性を示すため ◦ 一定期間内に自身の学びをどれだけ深め、試行錯誤してきたのか ◦ 調べたり聞いたりして成果を出す力、
  4. 3つのポイントごとの工夫どころ コードで 作る力を • GitHubの README ◦ フォルダ構成説明 ◦ 何を見てほしいか

    • コミットコメント ◦ いい加減につけない • 「技術的な」ポイント ◦ 見た目や作った理由 ではない ◦ 可能ならAPIを分離 ◦ テスト書く ドキュメントで 考える力を • DBやクラスなどの設計 ◦ UML、スキーマ ◦ なぜそうしたか • 詰まった点 ◦ QiitaやZenn ◦ 手伝ってもらってできた ものよりも自分で葛藤し て成長した記録 プロダクトで 表現力を • 何を解決しているか • フロントエンジニアなら 力を入れよう • きれいにまとめるか多様 な表現を入れるかどちら かで勝負 • 普通のエンジニアにとっ ての優先度は低い!
  5. 時間は有限です どうせ作るなら良いものを そして良い見せ方を 見せたいことをしっかり伝える ポートフォリオにしましょう。 → 何を伝えたいか   はっきりさせましょう  

    → これから見せる相手が求めて いるのは何か考えましょう レビューしてもらいましょう → メンターやコミュニティの 仲間を活用しましょう → リクエスト・相談どうぞ
  6. 作る力を コードで 見せる • GitHub の README.md は丁寧に • フォルダ構成や見てほしいところをピックアップ

    ◦ 自動生成されたファイル以外を見せたいですよね? ◦ テストを書いたとかロジックが難しいところとか • コードのコメント、コミットコメントはいい加減につけない • 多様な技術を使ってみよう ◦ 興味本位で技術を選んでも良い唯一の機会です
  7. 考える力を ドキュメントで 見せる • 設計に関するドキュメントを載せよう ◦ クラスやDB設計、UML ◦ いわゆる「仕様」 •

    課題の背景、解くための業務知識 • 難しいところ、自身にとってまだ課題であると思うこと