Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

これからの設計で変わること pre:invent2024アップデート速報 / pre:inve...

これからの設計で変わること pre:invent2024アップデート速報 / pre:invent2024 network update

2024.11.27 しむそくRadio Day2の発表資料です。

TomoyaKitaura

December 03, 2024
Tweet

More Decks by TomoyaKitaura

Other Decks in Programming

Transcript

  1. 自己紹介 Tomoya Kitaura @kitta0108 KDDIアジャイル開発センター リードSRE ▪技術コミュニティ運営 - - JAWS-UG

    コンテナ支部 - JAWS-UG SRE支部 - NRUG SRE支部 2 2 ▪著書 - 俺たちのSREとNew Relic
  2. アジェンダ 4 - 本日の題材となるアーキテクチャ - アップデート紹介 - Amazon VPC -

    Block Public Access(BPA) - Amazon CloudFront - VPC origins - この変更がもたらすこと - 何が嬉しいのか - これからやっていくこと - まとめ
  3. Block Public Access(BPA) 7 - Block Public Accessとは - VPC

    のインターネットトラフィックを 正式にブロックできるようにする新しい集中宣言型制御 - “双方向”,”インバウンドのみ”2種類の制御が可能 - 設定の単位 - リージョン単位で設定する。 - VPC、Subnet単位で除外設定が行える。 - “インバウンドのみ”の場合はNATなどを 利用した戻りの通信は許可される。 - 無料
  4. CloudFront VPC Origins 11 - CloudFront VPC Originsとは - CloudFront

    を使用して Private Subnet内の アプリからコンテンツを配信できるようにする機能 - ALBやNLB、EC2など、Private Subnet内にある リソースを選択し、VPC Originとして設定できる。 - VPC Originの作成後はCloudFrontのOriginとして、 選択可能 - 無料
  5. 嬉しいポイント 13 - Amazon VPC Block Public Access(BPA) - リージョンの単位での制御ができるようになったため、

    開発者の設定ミスなど、意図しないインターネットの 公開をより強固に防ぐことが可能となった。 - CloudFront VPC Origins - CloudFrontのオリジンに登録するためにインターネット フェイシングである必要がなくなるため、より防御面の 設定が簡素になった。 - PublicIPが少し減って料金がちょっとだけお得になった。
  6. これからやっていきたいポイント 14 - これから新しく設計をするときはVPC Block Public Accessで 制御する前提にする。 - リージョン単位で”インバウンドのみ”を制御する方法が

    いいかなと個人的には模索中 - 双方向の制御をかけてしまって、NAT Gatewayを配置す るサブネットだけ”インバウンドのみ”の制御をかける方 式もより強固かもしれない。 - その際はCloudFrontのVPC Originsを使ってなるべく Public Subnetにリソースを配置しないようにする。