Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
DBマイグレーションとORMについて
Search
Sponsored
·
Your Podcast. Everywhere. Effortlessly.
Share. Educate. Inspire. Entertain. You do you. We'll handle the rest.
→
toridori
September 28, 2024
Technology
300
0
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
DBマイグレーションとORMについて
toridori
September 28, 2024
More Decks by toridori
See All by toridori
Locustでmacから開発環境に負荷試験をしてみた
toridori_dev
0
270
N + 1 問題の概要と Railsにおける解決方法
toridori_dev
0
220
Aurora Cloneで QA環境をつくってみた
toridori_dev
0
310
ニューモーフィズムってどうなの
toridori_dev
0
550
toridori base webをv0で爆速で作った話
toridori_dev
0
250
ハイパーパラメータチューニングって何をしているの
toridori_dev
0
490
KoT APIでプチ業務改善を試してみた
toridori_dev
0
610
MUI DataGridProコンポーネントの紹介
toridori_dev
0
1.1k
あの日行ったマージの仕組みを僕達はまだ知らない。
toridori_dev
0
400
Other Decks in Technology
See All in Technology
AIが自律的に回る開発ループを設計してチーム開発に組み込む
nekorush14
0
120
飲食店もAIで。レジ締めやハンディシステムをつくってる話 / Using AI for restaurant management
vtryo
0
150
LayerX コーポレートエンジニアリング室におけるサプライチェーンセキュリティへの取り組み / Supply Chain Security at LayerX Corporate Engineering
yuyatakeyama
3
830
元銀行員がAIだけでアプリを量産!「バイブコーディング実演セミナー 」
tatsuya1970
0
110
從開發到部署全都交給 AI:實作 AI 驅動的自動化流程
appleboy
0
150
ロボティクスの技術 / Robotics Technology
ks91
PRO
0
130
10年間のブログ発信を振り返って見えたWebアプリケーションエンジニアとしての軌跡
stefafafan
0
180
データレイクの「見えない問題」を可視化する
sansantech
PRO
1
200
20260619 私の日常業務での生成 AI 活用
masaruogura
1
250
クレデンシャル流出 ― 攻撃 3 時間 vs 復旧 10 時間。この非対称性にどう備えるか
kazzpapa3
3
550
5分でわかるDuckDB Quack
chanyou0311
2
250
Multi-Agent並列開発を 安全に回すための技術 / Technology for Safely Multi-Agent Parallel Development
tooppoo
0
100
Featured
See All Featured
How to Build an AI Search Optimization Roadmap - Criteria and Steps to Take #SEOIRL
aleyda
1
2.1k
My Coaching Mixtape
mlcsv
0
150
AI Search: Implications for SEO and How to Move Forward - #ShenzhenSEOConference
aleyda
1
1.3k
How to Align SEO within the Product Triangle To Get Buy-In & Support - #RIMC
aleyda
2
1.6k
How to Get Subject Matter Experts Bought In and Actively Contributing to SEO & PR Initiatives.
livdayseo
0
140
Design in an AI World
tapps
1
250
Designing Dashboards & Data Visualisations in Web Apps
destraynor
231
55k
Discover your Explorer Soul
emna__ayadi
2
1.1k
How to Think Like a Performance Engineer
csswizardry
28
2.7k
A Guide to Academic Writing Using Generative AI - A Workshop
ks91
PRO
1
330
Are puppies a ranking factor?
jonoalderson
1
3.6k
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
77
5.4k
Transcript
DBマイグレーションとORM について 2024/9/27 開発部LT会 Akitoshi Matsuda
名前: Akitoshi Matsuda 最近の仕事: ・**チームの業務改善システム開発、運用 ・DevRelチームとしての活動 最近の興味: ・DDD(ドメイン駆動設計) ・DevRelとしての活動強化 ・バルクアップ
自己紹介
1. DBマイグレーションに関わる用語や概念を理解する 2. DBマイグレーションの具体的手順を知る 3. Drizzleの利点と課題感を知る まとめ 参考記事 今回のテーマ
(1)DBマイグレーションに関わる 用語や概念を理解する
マイグレーションとは?
・移行、移動というような概念 ・IT文脈でいうと、「システムの移行」「DBのテーブル更新」 といったような場面で使用される ・「DBのテーブル更新」であることを明示的にするには 「DBマイグレーション」というのが適切 マイグレーションとは?
1. 新しいテーブル情報の準備(荷造り) 2. マイグレーションの実行(引越) 3. 新しい状態リリース(ご挨拶) マイグレーションとは? 新しいバージョンの システムです #$_(%$*_@#&*_@
Q)#*)%$_*(#&$!!! ロールバック
スキーマ/マイグレーション/ORM の関係性
・スキーマ →言葉としては「何かの構造」を指している →IT文脈で言うと「データベースの構造を表現する設計図」を主に指す ・マイグレーション →データベーススキーマの変更を管理・適用するプロセス ・マイグレーションファイル →マイグレーションプロセスのための具体的な指示を含むファイル ・ORM →オブジェクト関係マッピング(Object-Relational Mapping)
→SQLを直接書くことなく、データの操作ができるもの →プログラミング言語同様、多くの種類がある スキーマ/マイグレーション/ORMの関係性
SQL users = Array.new sql = "SELECT * FROM users"
rows = some_sql_module.query(sql); rows.each do |row| user = User.new; user.id = row[:id] user.name = row[:name] user.email = row[:email] users << user end Active Record users = User.all ORMサンプル(Ruby on railsのActive Record)
ORMサンプル(Ruby on railsのActive Record) DB SQL ORM users = User.all
ORMサンプル(Ruby on railsのActive Record) DB SQL ORM users = User.all
細かいクエリを意識 しなくて済む
1. スキーマ(設計図) 2. マイグレーションの実行(引越) 3. 欲しいものを取り出す際に使う指示プログラム(ORMクエリ) スキーマ/マイグレーション/ORMの関係性 posts comments users
DB users = User.all
(2)DBマイグレーションの 具体的手順を知る
・今回はDrizzleというORMを使った例を見ていきます ・Drizzleのマイグレーションの仕組みはRailsと似ていますが、少し異なります DBマイグレーションの具体的手順
Rails 1. マイグレーションファイルを作成 (rails g migration ***) 2. migrationを実行(rails g
migrate) 3. schemaが更新される Drizzle 1. schemaファイルを更新(手動) 2. マイグレーションファイルを作成 (npx drizzle-kit generate ***) 3. migrationを実行 DBマイグレーションの具体的手順 完成状態から定義し反映させ、 変更履歴をマイグレーション ファイルで管理している 変更内容から定義し反映させ、 schemaが更新されていく
Rails 1. マイグレーションファイルを作成 (rails g migration ***) 2. migrationを実行(rails g
migrate) 3. schemaが更新される Drizzle 1. schemaファイルを更新(手動) 2. マイグレーションファイルを作成 (npx drizzle-kit generate ***) 3. migrationを実行 DBマイグレーションの具体的手順 20240927025614_create_sample_table.rb 0000_known_mystique.sql
(3)Drizzleの利点と課題感を知る
<利点> ・TypeScriptベースなので型安全性がある ・複数のデータベースに対応 ・SQLライクなORMなのでキャッチアップが短く済む →小〜中規模のサービスにおすすめ <課題感> ・seedの仕組みがない点 ・マイグレーションコンフリクトが起こりやすい構造である点 ・エコシステムの成熟度や記事などの情報量不足な点 Drizzleの利点と課題感を知る
<利点> ・TypeScriptベースなので型安全性がある ・複数のデータベースに対応 ・SQLライクなORMなのでキャッチアップが短く済む →小〜中規模のサービスにおすすめ <課題感> ・seedの仕組みがない点 ・マイグレーションコンフリクトが起こりやすい構造である点 ・エコシステムの成熟度や記事などの情報量不足な点 Drizzleの利点と課題感を知る
Drizzleの課題感 (マイグレーションコンフリクト)
前提:2人の開発者が同じシステムの開発を進めています マイグレーションコンフリクト develop 8/1 usersにage追加 8/1 両者ブランチ作成 8/2 マージ 8/2
usersにname追加、 PR作成しようとする コンフリ _journal.json ****_snapshot.json の書き換えが必要
マイグレーションコンフリクト ・マイグレーションファイルを作成した履歴が 書かれている 先ほどの例で、idx=1が8/1のdevelopの状態で あった場合 次にできるsqlファイルはidx=2のものとなる ↓ 同じ_journal.jsonに対して更新がされるためコ ンフリクトが生じる ↓
手作業修正が必要で面倒
マイグレーションコンフリクト develop 8/1 usersにage追加 8/1 ブランチ作成 8/2 マージ 8/2 usersにname追加、
PR作成しようとする コンフリ _journal.json ****_snapshot.json の書き換えが必要 schema 変えたんでよろ
対策 (1)ローカルでは、マイグレーションファイル生成をせずにpush運用にする (2)リリース時は、マイグレーションファイル生成をCIにて行うようにする マイグレーションコンフリクト
(1)ローカルでは、マイグレーションファイル生成をせずにpush運用にする マイグレーションコンフリクト ローカル開発時の対策 develop 8/1 usersにage追加 8/1 ブランチ作成 8/2 マージ 8/2
usersにname追加 schema書き換え てpush schema書き換え てpush うおおおおおお!
マイグレーションコンフリクト リリース時の対策 develop 1.リリースブランチ作成 2.PR作成 (2)リリース時は、マイグレーションファイル生成をCIにて行うようにする 4.更新があった場合はさらに コミットが追加される mainなど 5.マージ 3.マイグレーションファイル
が追加されたコミット
1. DBマイグレーションに関わる用語や概念を理解する 2. DBマイグレーションの具体的手順を知る 3. Drizzleの利点と課題感を知る まとめ
データベースの概念スキーマ、外部スキーマ、内部スキーマ https://qiita.com/lymansouka2017/items/615dac8890e39a4da86e ORMの概念理解 https://qiita.com/minimabot/items/0a3fcc41fd7140dfdc41 これから始めるDrizzleORM:導入〜実装まで https://zenn.dev/toridori/articles/9c41d1fd7f6a85 [GitHub discussion]Best way to
deal with migration merge conflicts? https://github.com/drizzle-team/drizzle-orm/discussions/1104 参考記事
ご清聴ありがとうございました