Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
2020年DBプラットフォーム (超個人的)5大ニュース
Search
tzkoba
December 21, 2020
Technology
0
1.2k
2020年DBプラットフォーム (超個人的)5大ニュース
2020/12/21 InfraStudy #9
tzkoba
December 21, 2020
Tweet
Share
More Decks by tzkoba
See All by tzkoba
The State of Distibuted Database In Japan
tzkoba
1
1.4k
#CloudNativeDB NewSQLへの誘い
tzkoba
4
3.3k
Cloud Native時代のデータベース
tzkoba
13
15k
PostgreSQLプラットフォームの徹底比較(コンテナからクラウドまで)
tzkoba
6
11k
Kubernetesでストレージ?そもそも何に使えるの?
tzkoba
0
1.3k
データ損失を回避しよう 各DBの機能比較
tzkoba
3
2.2k
昨今のデータデバイス(アーカイブ編)
tzkoba
3
1.7k
理解して拡げる分散システムの基礎知識
tzkoba
21
11k
NewSQL その成り立ちとモチベーション
tzkoba
13
6.4k
Other Decks in Technology
See All in Technology
戦えるAIエージェントの作り方
iwiwi
23
11k
どうなる Remix 3
tanakahisateru
1
290
Gov-JAWS4回_某団体でのAmazon Bedrock活用検証で見えた“使う側”の課題精度よりもリテラシー
takuma818t
0
160
NOT A HOTEL SOFTWARE DECK (2025/11/06)
notahotel
0
3.5k
短期間でRAGシステムを実現 お客様と歩んだ生成AI内製化への道のり
taka0709
1
210
開発者が知っておきたい複雑さの正体/where-the-complexity-comes-from
hanhan1978
6
1.8k
隙間ツール開発のすすめ / PHP Conference Fukuoka 2025
meihei3
0
180
なぜ新機能リリース翌日にモニタリング可能なのか? 〜リードタイム短縮とリソース問題を「自走」で改善した話〜 / data_summit_findy_Session_2
sansan_randd
1
140
Snowflake Marketplaceには”PODB”という便利なオープンデータがあってAI Ready対応してるらしいよ/the-snowflake-marketplace-has-a-useful-open-data-source-called-PODB-that-is-apparently-AI-ready
shinyaa31
0
220
Oracle Cloud Infrastructure:2025年10月度サービス・アップデート
oracle4engineer
PRO
0
120
InsightX 会社説明資料/ Company deck
insightx
0
210
Data & AIの未来とLakeHouse
ishikawa_satoru
0
580
Featured
See All Featured
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
333
22k
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
55
9.1k
The MySQL Ecosystem @ GitHub 2015
samlambert
251
13k
Put a Button on it: Removing Barriers to Going Fast.
kastner
60
4.1k
A Tale of Four Properties
chriscoyier
161
23k
Responsive Adventures: Dirty Tricks From The Dark Corners of Front-End
smashingmag
253
22k
[Rails World 2023 - Day 1 Closing Keynote] - The Magic of Rails
eileencodes
37
2.6k
How GitHub (no longer) Works
holman
315
140k
Making the Leap to Tech Lead
cromwellryan
135
9.6k
Connecting the Dots Between Site Speed, User Experience & Your Business [WebExpo 2025]
tammyeverts
10
650
Designing for Performance
lara
610
69k
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
16
1.7k
Transcript
2020年の(超個人的) DBプラットフォーム 5大ニュース Infra Study Meetup #9 , 12/21 @tzkb
2 InfraStudyと私 • 2020/5/20、第2回 • 2020/7/29、第4回
3 • 2020年に個人的に気になった、DB関連のニュースを 5つ紹介。 • あくまで5大というだけで、順位や時系列で並べて いません。 • PostgreSQL 13とか、Oracle
21cとかそういう話は しません。 • Database on Kubernetesの要素が強めです。 • 明日とか来年とかに役立つことは多分ありません。 今日のお題は
4 そしてコンテナへ - 変化を求められるDBMS - • コンテナ、Kubernetesへの対応もVM時代と同様、DBは遅れている印象。 • 太い帯域、低いレイテンシがDBサーバの足回りには必要? •
やっぱりDBは急に落ちては困るし、勝手に落とされても困る? • コンテナ、Kubernetesのコンセプトと合わないのでは? operator -0 -1 -2 postgres snapshot 【NewSQL with Kubernetes】 【Kubernetes Operatorパターン】 #2から再掲
5 <No.1> Kubernetes-Native testbed • 日本で一番有名なKubernetesエンジニアによる、CI/CDや StatefulなOSSの詰め合わせ。 • DB on
K8sとしても、PostgreSQLやMySQLはもちろん、 CassandraにMongoDB、そしてYugabyteDBやTiDBまでの 欲張りセット。 • 「データストアをKubernetesでどう管理するか?」の良いお手本。
6 (参考)Kubernetes-Native testbedの構成
7 <No.2> MariaDB SkySQL • MySQL互換のMariaDBが提供する、 「Kubernetes上にMariaDB Platformを実装する世界初のDBaaS」 • マルチクラウドやリージョン間クラスタをサポート(らしい)。
• OLTPもOLAPも対応と謳っている。
8 <No.3> MySQL Analytics Engine: Heatwave • 本家Oracleでも、Oracle Cloud上のDBaaSとして、 MySQL
Database Service(MDS)を満を持してリリース。 • さらにAnalytics Engine(サービス名:Heatwave)を稼働させること で、Auroraなどの先行サービスを追いかける。 • リージョン展開などはまだ十分とは言えないが、MySQLベースの HTAP(OLTP+OLAP)の本命となるか。
9 (参考)MDSの新機能、Heatwave • いわゆるデュアルフォーマットのDBサービス。データ移動が不要。
10 <No.4> Crunchy Bridge • Crunchy Data(PostgreSQLで有名)が展開するDBaaS。 US East East
US メインサイト DRサイト • AWSとAzureを選択可能な マネージドPostgreSQL。 • マルチリージョンなレプリカ展開 が可能。 • マルチクラウドなレプリカ展開も 可能。 • DRやクラウドプロバイダの障害に 対応できる(はず)。 • 展開できるリージョンに制限あり。 • 現状で日本は未展開。
11 <No.5> Azure Arc enabled data services • Azure data
servicesをオンプレ/マルチクラウド/エッジに展開。 Azure Arc DB管理 • オンプレ/Azure他のクラウド、 エッジのKubernetesクラスタに Azure data servicesを展開可能。 • Azure側はコントロールプレーン、 データプレーンは任意。 • Azureでしか使えなかった、 Hyperscale(Citus)などを Kubernetesクラスタがあれば、 どこでも利用可能に。 • 現時点でプレビュー版。
12 (参考)Hyperscale(Citus)とは • ノード間でデータを分割して保持、 一つのDBのように見せる。 • コーディネータが処理を振り分け、 負荷を分散する。 • AzureのHyperscale(Citus)はシャー
ド毎のデータも冗長化されている。 • 多数のノードを管理する必要があり、 マネージドで運用負荷を軽減する効果 が大きい。 • PostgreSQLをスケーラブルな分散データベースにする拡張。 • マネージドサービスとしては、Azureが提供している。 コーディネータ
13 まとめに代えて • Kubernetesはさえあれば、各社のマネージドサービスを マルチクラウド・マルチリージョンで管理できる時代に。 • さらにデータベースは OLTP+OLAP=HTAP へ向かっている。 ベアメタル
EC2 ホスト コンテナ ランタイム オーケスト レーション IaaS マネージドサービス (DBaaS) Kubernetes Service オンプレミス Kubernetes EKS DBaaS with K8s AWS Outposts Azure Stack HCI
14 Questions? @tzkb @tzkoba