@『反実仮想機械学習』出版記念イベント#1 https://cfml.connpass.com/event/313112/
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4297140292
質疑応答: https://docs.google.com/document/d/1P9C6ajiJZVGL0u77TbHvspJs_vfLE_b9puTxlSrVVuM/edit?usp=sharing
概要: 反実仮想(Counterfactual)─ 起こり得たけれども実際には起こらなかった状況 ─ に関する正確な情報を得ることは、機械学習や意思決定最適化の応用において必要不可欠です。例えば、「現在運用している推薦アルゴリズムを仮に別のアルゴリズムに変えたとしたら、ユーザの行動はどのように変化するだろうか?」や「仮に個々の生徒ごとに個別化されたカリキュラムを採用したら、1年後の平均成績はどれほど改善するだろうか」などのビジネス・実社会でよくある問いに答えるためには、反実仮想に関する正確な情報を得る必要があります。こうした反実仮想の推定や比較に基づく意思決定の最適化を可能にするのが、反実仮想機械学習(CFML)と総称される機械学習と因果推論の融合技術です。
本講演では、未だその定義がはっきりと定まっていない感のある反実仮想機械学習を、教師あり学習や強化学習との比較を行いながら明確に位置付けることを目指します。 また反実仮想機械学習の重要な基礎技術である『オフ方策評価(Off-Policy Evaluation; OPE)』についてその典型的な定式化と基本手法を紹介します。 最後に、本書で扱っているさまざまな問題設定について、その有用性と技術的な面白さ、応用事例などを網羅的に解説します。