ICH S7A 安全性薬理学研究 1

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November 20, 2020

ICH S7A 安全性薬理学研究 1

ICH S7Aは安全性薬理学(Safety Pharmacology)研究に関するガイドラインです。

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November 20, 2020
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  1. ICH S7A 安全性薬理学研究 1 2020/11/17 Ver. 1.0

  2. ガイドラインの概要 安全性薬理学研究について • 副作用を起こす薬力学的効果の探索を指す • 被検者の安全を確保し、使用動物数を減らす • 非臨床研究の一部としての薬理学研究が対象 *Safety Pharmacology

    Studies: 安全性薬理学研究
  3. 安全性薬理学研究の目的 主に3つある • ヒト使用時の望まれない薬力学的応答を特定する • 毒性研究で見つかった副作用を評価する • 副作用を生じるメカニズムを明らかにする

  4. 研究デザインで考慮すべきこと 薬理は医薬品により異なるため、適した系が必要 • 医薬品の薬理メカニズムによる副作用 • 類似した構造の医薬品で共通する副作用 • リガンドへの結合や酵素活性への影響 • 事前安全性研究から得られる情報

    • 副作用が生じる器官の生命維持における重要性 を考慮にいれたデザインを構築する
  5. 実験系: 一般的事項 薬理・安全性を検証可能な動物種を選ぶ • 薬力学的応答、動態、種、品種、性、齢が重要な要素 • 検証する物質に対する感受性、再現性も重要 • 使用する動物種は使用理由を説明する •

    測定点はPK・PDを参考に決定する *PD/PK: PharmacodynamicsとPharmacokinetics、薬力学と薬理学
  6. in vivo/vitro系の使用 どちらも使用可能 • 単離器官・組織、培養細胞、単離受容体など • イオンチャネル、輸送担体、酵素など • 動物は麻酔なしで用いるが、苦痛は減らす

  7. 試験デザイン: サンプル数と対照 意味のある研究結果を得るのに十分な数を要する • 薬理的効果の大きさを考慮して決定する • ネガティブ・ポジティブの対照を準備する • 性質が明らかな系では陽性対照が必要ない場合もある

  8. 試験デザイン: 投与経路 基本的に臨床使用時の投与経路を選択する • 投与経路が複数なら、1つ以上の経路での検証が望ましい • 全身曝露と部分暴露での違いを示しておく

  9. 処方量: in vivo研究 投与量と副作用の関係を検証する • 副作用の時間応答を調べる • 薬理応答と副作用を生じる用量を比較検討する • 急性の副作用がなければ、最大用量での副作用を調べる

  10. 処方量: in vitro研究 投与量と効果の関係を検証する • 効果の検出を可能にする用量を用いる • 最大用量は系の特性に依存する

  11. 検証の期間 普通は単回投与で実施する • 多回投与でしか検証できないものは多回投与で検証する