Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
PortainerとDocker Swarmで遊べる環境を作った話
Search
Yamato
August 24, 2020
Programming
1
960
PortainerとDocker Swarmで遊べる環境を作った話
Yamato
August 24, 2020
Tweet
Share
More Decks by Yamato
See All by Yamato
#phpconkagawa レガシーコードにもオブザーバビリティを 〜少しずつ始めるサービス監視〜
yamato_sorariku
0
880
わたしがインシデント対応のときに意識していることたち in PHPカンファレンス小田原2024 #phpcon_odawara
yamato_sorariku
0
310
PHPerKaigi_2024_アンカンファレンス_-_完成度低いの歓迎LT大会
yamato_sorariku
1
53
一年目の君へ、人に頼れるようになろう
yamato_sorariku
2
540
Cloud Runを最速で体験する方法
yamato_sorariku
0
300
クローズドなサービスをIdentity-Aware Proxyを使って安全に公開する
yamato_sorariku
0
620
WEBサービスを支えるインフラたち + 自己流の学び方
yamato_sorariku
0
180
GCP PubSub Emulatorの WEB UIツール作った話(未完)
yamato_sorariku
0
360
Other Decks in Programming
See All in Programming
OpenTelemetryでRailsのパフォーマンス分析を始めてみよう(KoR2024)
ymtdzzz
4
1.6k
offers_20241022_imakiire.pdf
imakurusu
2
370
Realtime API 入門
riofujimon
0
120
go.mod、DockerfileやCI設定に分散しがちなGoのバージョンをまとめて管理する / Go Connect #3
arthur1
10
2.4k
プロジェクト新規参入者のリードタイム短縮の観点から見る、品質の高いコードとアーキテクチャを保つメリット
d_endo
1
1k
AWS IaCの注目アップデート 2024年10月版
konokenj
3
3.1k
Importmapを使ったJavaScriptの 読み込みとブラウザアドオンの影響
swamp09
4
1.3k
Macとオーディオ再生 2024/11/02
yusukeito
0
220
『ドメイン駆動設計をはじめよう』のモデリングアプローチ
masuda220
PRO
8
440
CSC509 Lecture 08
javiergs
PRO
0
110
Vue3の一歩踏み込んだパフォーマンスチューニング2024
hal_spidernight
3
3.2k
Amazon Neptuneで始めてみるグラフDB-OpenSearchによるグラフの全文検索-
satoshi256kbyte
4
340
Featured
See All Featured
Helping Users Find Their Own Way: Creating Modern Search Experiences
danielanewman
29
2.2k
Scaling GitHub
holman
458
140k
Art, The Web, and Tiny UX
lynnandtonic
296
20k
RailsConf 2023
tenderlove
29
880
How to Ace a Technical Interview
jacobian
275
23k
Fontdeck: Realign not Redesign
paulrobertlloyd
81
5.2k
Ruby is Unlike a Banana
tanoku
96
11k
Principles of Awesome APIs and How to Build Them.
keavy
126
17k
The MySQL Ecosystem @ GitHub 2015
samlambert
250
12k
The Language of Interfaces
destraynor
154
24k
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
107
49k
Music & Morning Musume
bryan
46
6.1k
Transcript
PortainerとDocker Swarmで 遊べる環境を作った話 ゆるWeb勉強会@札幌 OnLine #8
ゆるWeb勉強会@札幌 OnLine #8 #ゆるWeb札幌 お話したいこと • なぜ自前で作ったのか • Docker Swarm
/ Portainer とは • 作った環境の構成/デプロイまでのフロー • 感想 ※ 具体的な構築手順などは今回ありません。
ゆるWeb勉強会@札幌 OnLine #8 #ゆるWeb札幌 なぜ自前で環境を作ろうと思った? • 趣味で使ういい感じのDockerインフラを安い維持費で用意したかった ◦ AWSやGCPの無料枠使うことも考えたが、趣味で使うには従量課金がチョット怖い •
趣味でやることなので、あえて苦労もしてみたかった ◦ AWS ECSとか使ったら瞬殺なところ、あえて自前構築
ゆるWeb勉強会@札幌 OnLine #8 #ゆるWeb札幌 Docker Swarmとは? Docker Swarm • Dockerに含まれているクラスタリングツール
• 複数のDockerホストを束ねて1つの仮想Dockerホストとして利用できる • 複数のサービス(コンテナ)をまとめたStackと呼ばれる単位で管理もできる • docker-compose.ymlとほぼ同じ書き方で構築することができる。
ゆるWeb勉強会@札幌 OnLine #8 #ゆるWeb札幌 Portainerとは? Portainer • Go製の軽量なWebGUI Docker管理ツール •
Docker Imageが公式で用意されており、デプロイするだけで簡単に構築可能 • WebAPIが用意されており、Webhookを利用したCD環境構築なども可能 • 有料で使える機能(Single Sign Onなど)もあるが、個人で使う分には不要
ゆるWeb勉強会@札幌 OnLine #8 #ゆるWeb札幌 なぜPortainer/Docker Swarmを選んだのか? • 色々アプリ作ってデプロイしていたが、 docker-compose x
CLI だけでやるの疲れた ◦ WebGUIでサクサクやりたかった • 軽量で簡単に構築できるうえに APIが用意されていて、CD環境構築までできる ◦ 個人でやるときでも、 CI/CDは大切だと思う • k8sも考えたが、個人でやるにはオーバースペックすぎると感じた ◦ あくまでお安めの VPSでサクサク動いてほしかった
構成について
ゆるWeb勉強会@札幌 OnLine #8 #ゆるWeb札幌 構成 さくらVPSを3台使って構築しています • リバースプロキシ&SSL終端 • Docker
Swarm & Portainer マネージャ • Docker Swarm & Portainer エージェント 6台写ってますが、3台は別用途のサーバです。
ゆるWeb勉強会@札幌 OnLine #8 #ゆるWeb札幌 構成図 Docker Swarm クラスタ Webサーバ
ゆるWeb勉強会@札幌 OnLine #8 #ゆるWeb札幌 構成図 Docker Swarm クラスタ Webサーバ Dockerクラスタをインターネット上に直で
晒さないためのリバースプロキシ & SSL終端も兼務
ゆるWeb勉強会@札幌 OnLine #8 #ゆるWeb札幌 構成図 Docker Swarm クラスタ Webサーバ Docker
Swarmで構築されたクラスタ マネージャノードには Portainerをデプロイ エージェントノードには Portainer Agentをデプロイ (どちらもDockerでデプロイ) いずれもSSH以外のインバウンドアクセスは Webサーバからの接続しか許可していない。 (Firewalldで管理)
ゆるWeb勉強会@札幌 OnLine #8 #ゆるWeb札幌 Portainerの画面 (公式のデモ環境)
ゆるWeb勉強会@札幌 OnLine #8 #ゆるWeb札幌 Portainerの画面 (公式のデモ環境)
ゆるWeb勉強会@札幌 OnLine #8 #ゆるWeb札幌 Portainerの画面 (公式のデモ環境)
ゆるWeb勉強会@札幌 OnLine #8 #ゆるWeb札幌 Portainerの画面 (公式のデモ環境)
デプロイについて
ゆるWeb勉強会@札幌 OnLine #8 #ゆるWeb札幌 デプロイの流れ Docker Swarm クラスタ Webサーバ
ゆるWeb勉強会@札幌 OnLine #8 #ゆるWeb札幌 デプロイの流れ Docker Swarm クラスタ Webサーバ Git
push
ゆるWeb勉強会@札幌 OnLine #8 #ゆるWeb札幌 デプロイの流れ Docker Swarm クラスタ Webサーバ Gitlab
CIが起動 Docker imageをビルドして、 Gitlab Docker Registry にプッシュ
ゆるWeb勉強会@札幌 OnLine #8 #ゆるWeb札幌 デプロイの流れ Docker Swarm クラスタ Webサーバ イメージのプッシュ後、
Gitlab CI で Portainerの Webhook URLにアクセス
ゆるWeb勉強会@札幌 OnLine #8 #ゆるWeb札幌 デプロイの流れ Docker Swarm クラスタ Webサーバ Gitlab
Docker Registry から 最新のイメージを取得し、起動する
ゆるWeb勉強会@札幌 OnLine #8 #ゆるWeb札幌 Git push するだけでデプロイできる環境の完成!
ゆるWeb勉強会@札幌 OnLine #8 #ゆるWeb札幌 自分で作ってみた感想 • Web GUIで操作できるのが楽 ◦ CLIで入って作業することがなくなった
• 気軽に起動しっぱなしのコンテナを建てれて楽しい ◦ 例えば、Herokuの無料枠は 1000時間/月 なので、2, 3つ建てると無料枠では足りなくなる • AWS ECS に対する感謝 ◦ あんなに簡単に構築できるって素晴らしい …… • データの永続化って難しい ◦ ホストのボリュームにデータが保存されるので、ホスト切り替えが大変。 今後の課題 などなど書いていますが ……
ゆるWeb勉強会@札幌 OnLine #8 #ゆるWeb札幌 自分で作ったインフラで遊ぶのが楽しい
ゆるWeb勉強会@札幌 OnLine #8 #ゆるWeb札幌 興味があるかたはぜひ、使ってみてください! Dockerで起動するので、手元の環境で簡単に試すこともできます (Docker Swarmモードである必要はないです)
ありがとうございました!