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より早く良いものを多くのお客様に使ってもらうために / To get customers to use better products faster

yayoi_dd
January 28, 2024

より早く良いものを多くのお客様に使ってもらうために / To get customers to use better products faster

早くすることだけが正解じゃない - イケてる組織を作るための開発生産性とは?(2024/01/29)
開発生産性 Developer Productivity Engineering
powered by Findy Team+
https://developer-productivity-engineering.connpass.com/event/307873/

yayoi_dd

January 28, 2024
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Transcript

  1. © 2024, Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. 弥生株式会社 CTO

    佐々木淳志 より早く良いものを多くのお客様に使ってもらうために 勘ではなくデータで判断する改善プロセス作り
  2. © 2024, Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. 自己紹介 弥生株式会社

    CTO 佐々木 淳志 弥生での業務 組織改善(CCoE,仕組みとルール,業務設計) 全社レベルでのシステムアーキテクチャ検討 採用(採用ブランディング,面接) 教育(教育プログラム策定) セキュリティ推進 特許推進 サービス開発に必要だと思ったこと全部 好きなアマゾン ウェブ サービス(AWS)サービス Amazon Connect 、Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) 趣味 FF14、脱出ゲーム、旅行、ダーツ、自転車、お酒、車、猫
  3. © 2024, Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. © 2024

    Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. 3 ◼ 事業を軌道に乗せ、安定的な経営の実現を業務面から支援 製品紹介 業務効率化とデータ活用による 業績向上をめざすクラウドサービス エントリーレベルの クラウドサービス 既存の業務プロセスを 着実に実行するデスクトップソフト インボイス制度と電帳法にも対応
  4. © 2024, Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. © 2022

    Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. 4 開発生産性を考える
  5. © 2024, Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. 開発生産性向上に取り組むにあたり 開発生産性の向上に取り組むにあたり、悶々と考

    えていたことを共有します 具体的なHowというよりも「こんな考えでFindy Team+の採用に至った」という情報の共有です
  6. © 2024, Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. そもそも開発生産性って何だ? 開発の生産性を上げよう!

    具体的には、何がどうなったら上がったことにな るのか???
  7. © 2024, Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. そもそも開発生産性って何だ? “生産性”

    なので、「少ない労力で大きな成果」が 得られれば良いはず では、成果とはいったい何だろう?
  8. © 2024, Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. そもそも開発生産性って何だ? つまり、日本の中小企業を元気にしなくてはいけない。

    中小企業がやっているビジネスは様々 共通してやっている業務は、給与計算や会計業務などのバッ クオフィス業務… 「インフラとして」なのでどこでも共通してやっているバッ クオフィス業務を支援する
  9. © 2024, Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. そもそも開発生産性って何だ? バックオフィス業務を出来るだけ楽にできるようにする

    →お客様が本業に費やせる時間が増えるはず バックオフィス業務をやらなくても良いようにする →さらにお客様が本業に費やせる時間が増えるはず バックオフィス業務で蓄積されるデータを活用する →お客様の本業のビジネスがさらに伸びるはず
  10. © 2024, Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. どうやって可視化する? どれだけ貢献したかの可視化が出来るか?

    お客様のビジネスが伸びた≒お客様の利益が伸びた でも、利益以外の目的でビジネスしている方もいるはず でも、持続可能であるために利益も必要 やはり、お客様の売上や利益は見ておいた方が良い これらは時間がかかる。もっと短期的に見れる指標は無い か?
  11. © 2024, Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. どうやって可視化する? 利用者が満足しているか否か

    満足していれば継続的にサービスが利用されるのではないか SaaSの主要KPIは測定したほうが良さそうだ 例えば、Churn RateとかLife Time Valueとか
  12. © 2024, Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. どうやって可視化する? 弥生の成果に戻る

    弥生の成果=お客様の数 × お客様の成果 となるはず お客様の数が多ければ、より多くのお客様の成果を生んでい るはずだ ユーザ数やユーザ数の伸び率なども見る必要がある
  13. © 2024, Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. どうやって可視化する? では、

    ・多くのお客様に使ってもらえるサービス ・お客様の成果につながるサービス(満足して頂けるサービス) とはなんだ?
  14. © 2024, Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. どうやって可視化する? わからん!

    悶々と考えているよりも、 実際にお客様に聞いて、分析して、動くものを作って、お客 様に使って頂いて、反応を見たほうが早い 動くものがあったほうがわかりやすいよね
  15. © 2024, Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. どうやって可視化する? というわけで、以下のループを極力早く回す

    使ってもらう 改善する シンプル過ぎるのでもうちょっと付け足してみよう
  16. © 2024, Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. どうやって可視化する? 有名なAmazonの図っぽく書くとこんな感じ

    サービスの成長 弥生の成長 低コスト体質 低価格 ユーザの成果 増える ユーザ増える フィードバック増 える 機能向上
  17. © 2024, Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. どうやって可視化する? 改善回すには定量化必要。まずは定量化しないと…

    それぞれ、この辺の値を見てみようかな? サービスの成長 弥生の成長 低コスト体質 低価格 ユーザの成果 増える ユーザ増える フィードバック増 える 機能向上 弥生自身の費用対効果 ユーザ数 ユーザ満足度 データ ユーザの利用状況 作業に費やした時間 機能リリース回数 ループが回る頻度
  18. © 2024, Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. 試行錯誤のサイクル ・早くサイクルを回す

    Start Goal Start Goal サイクル 長い サイクル 短い Start Goal 目標低い ※Goalは動き回ります
  19. © 2024, Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. 試行錯誤のサイクル ・ユーザのフィードバックを受け取る

    Start Goal Start Goal サイクル 長い サイクル 短い ※Goalは動き回るので観測が必要です Goal ?
  20. © 2024, Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. 開発生産性が高い状況 ①早くやる

    ②正しい試行錯誤しながら正解に向かう 上記が出来ている状況が開発生産性が高いのでは ないか
  21. © 2024, Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. どのくらいが正解なのか? では、「どのくらい早ければ良い?」

    …ものによるのでは 敢えて言えば、 ・昨日の自分よりも早く ・ただし、適切な範囲で ・早さは手段であり目的ではない ・品質を犠牲にしても早くならない。むしろ遅くなる
  22. © 2024, Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. まとめ というわけで…

    弥生ではFindy Team+を導入してFour Keysを計測し可視化する取り組みを始めました この取り組みは、お客様が得られる利益を最大化するのが目的であり、見せかけのスピード を追い求めるものではありません。 「今より早く」と言う事は「今=現状」を数値で把握する必要があります。 可視化していないと、施策の効果がわかりません。 「どのくらい早く」はサービスによって異なるので、数値を単純比較するつもりもありませ ん なので、弥生ではFour Keysの計測に着手を始めましたが、他チームと横並びでの比較(特に人 事評価)の指標に使うのではなく、自分のチームの状況を把握するために使う予定です
  23. © 2024, Yayoi Co., Ltd. All rights reserved. 開発者募集中!!! ・フロントエンド強いと嬉しい

    →React/Next.js/Remix/TypeScript ・AWS好きなら詳しくなれるチャンスがある環境 →Sandbox環境完備 →AWS Skill Builder有料ユーザ →AWSさんとがっつり組んで開発しています ・QAエンジニアも募集中 →テストの自動化推進したい…