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Technical Project Manager の役割とやりがい、少しだけ AI

Technical Project Manager の役割とやりがい、少しだけ AI

2026年10月30日 開催 「Technical PM を語る夜」で発表した資料です

https://layerx.connpass.com/event/403704/

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Ryo Yoshii

October 30, 2026

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Transcript

  1. はじめに ⾃⼰紹介 吉井 亮 (YOSHII Ryo) 経歴: ハードウェアメンテナー → SES

    → ERP コンサル → AWS パートナー → コミュニケーション会社 SRE → 2026年4⽉〜 株式会社 LayerX コミュニティ: Ops-JAWS 好きな⾔葉: No human labor is no human error @LayerX Inc 2
  2. はじめに 話すこと 本⽇は、特に次の 3 点をお伝えします 01 02 03 TPM とは何か

    TPM の仕事 ⼀緒に働きたい⼈ 「価値のあるデリバリーに 責任を持つ」職種です。 PdM‧PM‧EM‧SRE との 違いから役割を紹介します。 新しい技術の導⼊から事業部の基 盤作りまづくりまで。 実際の仕事例と、使っている AI‧Skills を紹介します。 曖昧な課題が具体的な⾏動に 変わる TPM のやりがいと、 ⼀緒に働きたい⼈物像を お伝えします。 @LayerX Inc 5
  3. 個⼈AIの普及は、組織の課題を解決するか? CopilotやChatGPTをはじめとする個⼈AIの活⽤が、急速に広がっています。個⼈の⽣産性向上に⼤きく貢献している⼀⽅で、企 業組織として⾒ると、⾒えにくいリスクも存在します。個⼈AIは、個⼈の⽣産性を⾼める強⼒なツールです。しかし「組織全体 の⽣産性」や「企業に蓄積される知識資産」は、個⼈AIだけでは解決できません。 個⼈AIの効果 ⾒えにくいリスク 組織AIによる解決策 作業スピードが上がる 業務知識がAIとの会話に閉じ、組織に残らない エージェントがナレッジとして⾃動蓄積。作業が組織の資産に

    ⾼度なアウトプットが出せる 誰が何を知っているかが、ますます不透明になる エージェントとナレッジを共有。誰もが同⽔準の情報にアクセス 活⽤者が活躍できる 活⽤できる⼈‧できない⼈のスキル格差が広がる プラットフォームで業務の流れを型化。誰もが⼀定の品質を実現 個⼈AIと暗黙知 組織AIによる転換 知識が分散‧孤⽴し、暗黙知が増えていく 暗黙知を共有知へ変え、組織資産として還流させる @LayerX Inc.| Information contained in this document is confidential and property of LayerX. Please do not reproduce or distribute without permission.本資料は株式会社LayerXの許可無く複製‧配布しないようにお願いいたします。
  4. Ai Workforceは、組織全体を動かすエージェントプラットフォーム 個⼈の知識を、組織の資産へ。Ai Workforceは「すべてを⾃分で⾏う」ものではありません。 各システム‧各ツールの強みを活 かしながら、組織AIとして知識の集約‧活⽤を担うエージェントプラットフォームです。 01 個⼈AIとの違い 「個⼈」を賢くする個⼈AI。Ai Workforceは「組織」を賢くします。属⼈化

    した業務知識や暗黙知を共有知化。誰もが活⽤できる状態に変えます。 エージェントプラットフォームとしての設計 02 単⼀の⾃動化ツールではなく、業務横断で動く「エージェントの基盤」 として設計。営業‧採⽤‧法務‧経理など、さまざまな業務領域に同じプ ラットフォームで対応できます。 企業内システム 個⼈AIツール CRM Copilot ERP ChatGPT メール Gemini Sharepoint Claude ATS 業務部⾨ユーザー 既存ツール‧システムとの共存 03 既存の個⼈AIツールや業務システムを置き換えるのではなく、それぞれの 利点を活かしながら連携。個⼈AIは個⼈の⽣産性を⾼め、Ai Workforceは 組織の知識資産を蓄積‧活⽤します。 営業 採⽤ 法務 コンサル 経営企画 開発 @LayerX Inc.| Information contained in this document is confidential and property of LayerX. Please do not reproduce or distribute without permission.本資料は株式会社LayerXの許可無く複製‧配布しないようにお願いいたします。
  5. Technical Project Manager TPM とは何か? どんな職種か なぜ⽣まれたか 現代の複雑なプロダクト開発において、 従来の役割分担ではカバーしきれない ⾼度な技術的専⾨性を発揮する

    プロフェッショナル職種。 技術的トレードオフやチーム間の 依存関係の調整負荷が爆発的に 増加したことが、TPM 誕⽣の背景として あげられる。 技術的トレードオフ チーム間の依存関係 調整負荷が爆発的に増加 @LayerX Inc 10
  6. Technical Project Manager TPM の仕事例 仕事の軸 具体例 TPM が届ける成果 新しい技術を、

    提供できる機能にする ‧Azure OpenAI, Amazon Bedrock, Vertex AI 導⼊ ‧AI Gateway 設計 技術選定だけで終わらせず、提供条件‧ 実装‧検証‧運⽤をつなげて利⽤可能にする 顧客固有の技術制約を解き、 案件を成⽴させる ‧お客様固有環境移⾏ ‧お客様向け個別対応 ネットワーク‧セキュリティ‧リージョンなどの 制約を、実現⽅式と合意事項に落とす 品質‧性能‧安全性を 継続的に守る仕組みを作る ‧継続的カナリア導⼊ ‧プロダクト性能把握‧改善施策 ‧セキュリティ対策‧防御策 設計 問題を測定‧検知し、改善できる状態にする 将来の停⽌‧移⾏リスクを 先回りして扱う ‧AOAI 新モデル‧リタイアモデル⾃動化 影響範囲と代替策を整理し、 期限までに安全に移⾏できる計画を作る 事業部全体の活動を⽀える 共通基盤を整える ‧データ基盤 設計 ‧AI費⽤可視化 Bot ‧権限セット展開 ‧プロダクト内ヘルプセンター導⼊ 個別の困り事を、複数チームが使える 仕組みや標準運⽤に変える @LayerX Inc 12
  7. Technical Project Manager Manager と名称がつく職種との⽐較 職種名 主な問い‧関⼼領域 主な責務と成果物 意思決定のレイヤー Product

    Manager (PdM) What / Why (何を、なぜ作るのか) 顧客価値の定義、ビジネス⽬標の設定、 製品ロードマップの策定、 投資対効果の最⼤化。 戦略‧プロダクト Project Manager (PM) What / When (何を、いつまでに届けるか) スケジュール管理、予算統制、リスク管理、 ステークホルダー間の合意形成と 進⾏管理。 実⾏‧統括 Technical Project / Program Manager (TPM) How / Cross-dependency (どのように技術的に実現し、 依存関係を解くか) 技術的実現性の検証、 複雑なシステム間依存関係の制御、 技術要件への翻訳、 クロスチームの実⾏駆動。 戦術‧実⾏‧技術 Engineering Manager (EM) Who / Environment (誰が作り、どのような環境で 育てるか) 組織‧ピープルマネジメント、採⽤、 エンジニアの成⻑⽀援、 ⻑期的なアーキテクチャの 健全性維持。 組織‧ピープル @LayerX Inc 13
  8. Technical Project Manager アメリカでの TPM 認知度 シリコンバレーを中⼼に、TPM は確⽴された職種として認知されている 確⽴された職種 特にシリコンバレーを中⼼とする⼤⼿IT企業や

    ミッドサイズの中核 SaaS 企業において、 ⾼度に確⽴されたプロフェッショナル職種として認知されている。 2 つのタイトル 単⼀のプロジェクトを管理する Technical Project Manager に加え、 企業全体や複数チームに及ぶ⼤規模な技術基盤プログラムを統括する Technical Program Manager としてのタイトルが広く⼀般化している。 求⼈での標準化 求⼈サイトをみても、「⼀般的なPM」と「TPM」が 明確に検索‧フィルタリングできるよう標準化されている。 @LayerX Inc 14
  9. Technical Project Manager ⽇本での TPM 認知度 「PM」「SE」の枠組み内で技術要件を付与することが多い +α の職種 「ITプロジェクトマネージャー」「開発PM」「SE(システムエンジニア)リーダー」と

    いった従来の名称で募集されており、 応募要件の本⽂中で「技術知識‧開発経験が必須」と補⾜される。 求⼈票 需要は⾼まっているものの、Technical Project Manager として切り出されているものはま だ少ない。 募集主体は外資系、スタートアップ系が多い。 求⼈数 アメリカ = 数万規模 ⽇本 = 数百件〜千件規模(限定的) @LayerX Inc 15
  10. Technical Project Manager SRE と何が違うの? 観点が違う SRE TPM 主な観点 主な観点

    信頼性 SRE は、「信頼性」を 主な観点としてワークする vs 価値のあるデリバリー TPM は、「価値のあるデリバリー」を 主な観点としている @LayerX Inc 17
  11. Technical Project Manager TPM の役割とやりがい 〜 Aさん 役割 やりがい TPM

    の役割は、単なる進捗管理ではなく、 技術‧事業‧組織をつなぎ、チームが成果を 出せる状態をつくることだと考えている 曖昧だった課題が具体的な⾏動に変わり、 ⽌まっていたことが動き始めたときに やりがいを感じる 曖昧な課題や論点を整理し、⽬指す⽅向‧ 優先順位‧依存関係をそろえて、関係者が 納得して動けるようにする 各チームの専⾨性がつながり、 ⼀⼈では実現できない成果につながることが ⾯⽩い @LayerX Inc 18
  12. Technical Project Manager TPM の役割とやりがい 〜 Uさん 役割 やりがい 技術とビジネスの両⽅を⾒ながら、プロジェクトを

    前に進める Ai Workforce はお客様ごとのクラウド環境、セキュ リティ要件、LLM のライフサイクルなど、多くの要 素が絡み合うプロダクト。 TPM はその中で論点を整理し、プロジェクトの推進 役。プロジェクトが動き出す瞬間に⽴ち会えるのが 醍醐味。 最新技術の変化を、⾃分の仕事として扱える 業界の変化がそのまま⽇々のテーマになる。 これらを最新のクラウド技術と組み合わせて、お客 様に安全なシステムを届けるところまで関われる。 @LayerX Inc 19
  13. Technical Project Manager TPM が使っている Skills 紹介 skill 説明 使い⽅

    / 主なトリガー cloud-requirements クラウドシステムの機能要件‧⾮機能要件を対話と Web 検索で網羅的に洗い出し、優先度‧根拠付きの 要件定義ドキュメント(Markdown)を⽣成‧更新する。 「機能要件を定義したい」「⾮機能要件を整理したい」 「要件の抜け漏れをチェックして」 「Well-Architected でレビューして」 issue-driven 安宅和⼈⽒『イシューからはじめよ』にもとづき、 「本当に解くべき問い」を⾒極める壁打ち役。 ファイルは直接編集せず、問いと指摘で伴⾛する。 「この課題を壁打ちして」 「そもそも何を解くべきか整理したい」 「⽝の道になってないか⾒て」 tpm-assist TPM としてプロジェクトのイニシャライズ (⽴ち上げ時の情報収集‧初期整理)‧計画レビュー‧ 進捗追跡‧リスク検知を補佐。根拠資料が不⾜する 場合は推測せず不⾜資料を名指しで要求する。 「プロジェクトのイニシャライズから⼿伝って」 「プロジェクト計画をレビューして」 「MECE になってるか確認して」 「遅れているタスクを洗い出して」「リスクを洗い出して」 working-backwards Amazon の Working Backwards(顧客起点の逆算思考)で 企画‧計画ドキュメントを磨く壁打ち役。 直接編集せず、本質的な問いを⼀つずつ投げる。 「この企画を顧客起点で⾒て」 「新規プロジェクトの計画を⼀緒に詰めたい」 @LayerX Inc 24
  14. Thank you 属⼈化を超えて、組織の知性を解放する お問い合わせ先 / デモ申込み https://getaiworkforce.com/ [email protected] @LayerX Inc.|

    Information contained in this document is confidential and property of LayerX. Please do not reproduce or distribute without permission.本資料は株式会社LayerXの許可無く複製‧配布しないようにお願いいたします。