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フロントエンドエンジニアのDXを改善しようとしたらボトムアップでチームビルドをしていた話 / Frontend Training Meetup #1
Yuji Yamaguchi
March 13, 2019
Programming
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フロントエンドエンジニアのDXを改善しようとしたらボトムアップでチームビルドをしていた話 / Frontend Training Meetup #1
Yuji Yamaguchi
March 13, 2019
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Transcript
フロントエンドエンジニアの DXを改善しようとしたら ボトムアップでチームビルド をしていた話 2019/03/13 Frontend Training Meetup #1 Yuji
Yamaguchi
自己紹介 ▸ 名前 ▸ ヤマグチ ユウジ(31) ▸ 職種 ▸ フロントエンドエンジニア(7)
▸ 経歴 ▸ 2011年04月 通信系企業 ▸ IoTやWebコンテンツサービスの開発運用 ▸ 2016年01月 ネット広告系企業 ▸ 広告配信管理システムの開発運用 ▸ 2016年10月 株式会社リクルートライフスタイル ▸ 飲食店向け予約台帳システムの開発 ▸ POSレジアプリの開発 ▸ 組織横断フロントエンド改善活動 2
3 Developer Experience
DX: Developer Experience ▸ 開発者が開発を通じて得る経験や体験のこと ▸ プロダクトコードの品質が高い ▸ テストやCI環境がメンテされている ▸
オフィスが快適w ▸ etc. ▸ DXもUXの一種ではないか! ▸ 悪いDXは百害あって一利なし! 4
今日話すこと ▸ 過去のフロントエンドチームの負 ▸ 現在の取り組みとその効果 ▸ 今後やりたいこと 5
6 組織構造における フロントエンドチームの 立ち位置
ひとつも良いところがないチーム体制 7 PRD A PRD B PRD C PRD D
FE TEAM × × × そもそも チームがない! チームの大きさがバラバラ! 横のつながりがない! FE TEAM FE プロダクト開発組織に閉じている 1人だけど チーム...
フロントエンド組織構造の負 ▸ 技術や経験の共有がない ▸ 職能チームはプロダクト開発組織に属し、越境することがない ▸ ノウハウが蓄積せず、別のチームが同じ轍を踏んでしまう ▸ 誰に相談していいかわからない ▸
舵取り役や相談相手がいないので、アンチパターンの繰り返し ▸ エスカレ先がないことによる不安感 8
9 DXが悪くて 心理的安全性が 低い状態...
"人と繋がりたい"という思いから... 10 対面で 情報共有 Slackで リマインド Confluenceで 議事録公開
11 \いろいろ実施中!/ LT会 コードレビュー会 もくもく会 ペアプロ 雑談 1on1 分報チャンネル 共有会
モブプロ
12 交流する場を ボトムアップで作ることで ある変化が生まれた
13 Guy starts dance party https://www.youtube.com/watch?v=GA8z7f7a2Pk
14 いくつかのチームで 活動を真似る人が発生
タックマンモデル:チームの成長法則 15 チームの成長と共に、情報共有の場が勝手に形成されていった! フォーミング (形成期) ストーミング (混乱期) トランスフォーミング (変態期) ノーミング
(規範期) ステージ1 ステージ2 ステージ3 ステージ4 アジャーニング (散会期) ステージ5 パフォーマンス 時間 共有会 コードレビュー会 もくもく会 ペア/モブプロ 分報チャンネル LT会 オフサイトMTG
16 コミュニケーションによる 心理的安全性の向上
17 動くより動かない方が 恥ずかしい環境
越境して情報共有をする共同体が形成された! 18 PRD A PRD B PRD C PRD D
FE TEAM FE TEAM FE TEAM FE TEAM フロントエンド共同体
所属を越えたオフサイトMTGも実施! 19 https://engineer.recruit-lifestyle.co.jp/techblog/2019-01-17-react-training/ 都内の貸し会議室で 1日丸々React勉強会! 当日のメンターたち
20 まとめ
まとめ DXや心理的安全性はやはり重要で、 動かなければならない状況を作ると、 人は自走し始める 最初は手探りでパフォーマンスは出なかったが、 仲間の数と場の盛り上がりは比例するので、 最初の一人は道化になる勇気が必要 この動きをさらに拡大するにはどうしたらいいか それが今後の課題 21
22 EOF