Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

みんなでエラー監視するSRE夕会の効果_ゆるSRE勉強会1

aboy
August 28, 2023

 みんなでエラー監視するSRE夕会の効果_ゆるSRE勉強会1

下記イベントにて発表した資料です

https://yuru-sre.connpass.com/event/292063/

aboy

August 28, 2023
Tweet

More Decks by aboy

Other Decks in Technology

Transcript

  1. みんなでエラー監視する
    SRE夕会の効果
    2023/08/28 ゆるSRE勉強会 #1 5min LT @aboy

    View Slide

  2. 自己紹介
    aboy
    2
    - aboy (あぼ)
    - コネヒト株式会社 – AI・検索グループ
    - Webアプリケーション開発が主担当
    - PHP (CakePHP) / Go / TypeScript (React)
    X(Twitter) @suxisuxido

    View Slide

  3. SRE夕会とは

    View Slide

  4. 4
    SRE夕会とは
    こうして始まった
    - 参照)息をするようにエラー監視する(当時始めた人の関連資料)
    https://speakerdeck.com/sukun1899/xi-wosuruyounierajian-shi-suru
    - エラーを放置せず、みんなで監視をしていくための取り組みとして 3年ほど前に開始
    - ※自分はファーストペンギンではありませんが、現在続けている当事者の一人として紹介しに来
    ました ✋

    View Slide

  5. 5
    SRE夕会とは
    概要
    - コネヒトで行っている SRE夕会は、毎日夕方に有志で集まって、その日発生したエラーをみんな
    で確認する場
    - Slack ハドルに集まって一人が画面共有してモブ作業的なことする
    - 主に(Web)ソフトウェアエンジニアが参加している
    - SREng や SRE チームがあるわけじゃない
    - Slack にいくつかの基準でエラーが通知されるのでそれを確認する

    View Slide

  6. 6
    SRE夕会とは
    どうやっているか
    - 夕会までに、Slack に通知されたエラーを見れる人が確認する、新規エラーであれば 🆕スタンプ
    を付ける
    - 夕会では、前回以降に発生したエラーをざっと見て、 🆕が付いた新規エラーがあれば優先して確
    認し、見終わったら残りのエラーを確認する
    - 調査したことはエラーごとに GitHub Issue に記録する

    View Slide

  7. SRE夕会の効果

    View Slide

  8. 8
    SRE夕会の効果
    参加者に学びがある
    - 使用している言語やフレームワークの知識
    - 監視ツール、分析ツールの使い方
    - エラー調査の勘所
    - ドメイン知識

    View Slide

  9. 9
    SRE夕会の効果
    エラーの情報がたまる
    - 誰でも、それまでの情報を元に調査・対応ができる

    View Slide

  10. 10
    SRE夕会の効果
    重要な発見、異変に気づける
    - 複数の脳みそで考えられることによって、ビジネス上の機会損失になっているかもとか、 Bad UX
    になっているかもとか、あるいはエラーの再現方法などの発見がある
    - 継続することで「よくはわからないけどいつもと違う」など異変に気づける

    View Slide

  11. 11
    SRE夕会の効果
    運用の意識がつく
    - 例えばログの大切さに気づいて、開発段階から運用を意識したログを考えるようになる
    - 例えば監視ツールの便利さに気づいて、新機能リリース後関連するエンドポイントのメトリクスを
    見るようになる

    View Slide

  12. まとめ

    View Slide

  13. 13
    まとめ
    - コネヒトにおけるエラー監視の取り組みの一つ SRE夕会を紹介しました
    - みんなで集まり、エラーを確認し、情報を記録する
    - さまざまな効果を実感しています
    - 参加者に学びがある、情報の蓄積、重要な発見や異変に気づける、運用の意識がつく
    - みんなで SRE していきましょう!

    View Slide