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「初めてでもやさしいMonacaEducation(女子校での実践)」

 「初めてでもやさしいMonacaEducation(女子校での実践)」

2021年3月26日(土)開催のプログラミング教育実践事例研究会 2022春 ~EdTech導入補助金によるMonaca Education活用事例~でのカリタス女子中学高等学校 山本侑先生の発表資料です。

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Transcript

  1. 自己紹介 山本 侑(やまもと ゆう) • 新卒から教員3年目 • 2019年4月~ カリタス女子中学高等学校 技術科・情報科教諭

    – 初の技術科・情報科の専任教員なので大変だったことも色々… • 出身学部は教育学部(技術教育) • 所有免許 中学校技術科・数学科(2種)、高校情報科・工業科
  2. 本校のカリキュラムについて ➢ 履修カリキュラム • 「社会と情報」を高校1年と3年で分割履修 • どちらも週1時間ずつの授業 • 中学校技術科(中2のみ)ではマイクロビットによるプログラミングを実施 ➢

    今年度はMonacaを使った授業を高1および高3で実施 • 高1は「情報Ⅰ」を意識したカリキュラム • 高3は従来の「社会と情報」+αのカリキュラム
  3. 授業の進め方 1. 1時間につき1章分進める。 ① 簡単にトピックの説明 ② とりあえずテキストの内容をトレイスしながら構文を習得 ③ 簡単にそこで解説 2.

    まとめの課題 一通りの範囲を習得した後、まとめの課題を出した。 ① HTML・CSSの範囲 ② JavaScript 授業でインプット、課題でアウトプット
  4. 授業の計画(高1の場合) 回 章・トピック 内容 1 1章 ログイン 2 2章 HTML

    HTMLの基本 3 3章 CSS CSSの基本 4 4章 Javascript Javascriptの書き方・変数 5 5章 条件分岐 Ifやelseなど条件分岐 6 10章 いろいろな演算子 演算子の種類と使い分け 7 6章 関数 関数をつかってみる 8 12章 繰り返し 効率よく同じ動作をしてみる 全8回の授業を実施。MonacaEducationの冊子の章立てをベースに毎回1 章ずつ進行するスケジュールで実施した。
  5. MonacaEducationを使ってみて... • 開発環境ベースのため、生徒は最初戸惑う ⇒現実社会のリアルなプログラミングを体験できる。 ⇒授業の枠を超えてプログラミングをできる可能性 • 難しいイメージをいかに植えつけないようにするかの工夫 ⇒やっぱり、最初は見た目が難しい。生徒は拒否反応? やさしく、根気強く生徒に教える。 •

    実は、自分も苦戦、、、 ⇒Javascriptをちゃんとやったのは初めてだったがテキストを見ながらどうにか知識 をつけて乗り切った。 ⇒生徒も同じ状況だから、説明をより丁寧にするようになった。 ⇒最初は生徒のミスに気づけない。ただ何回もやっていると間違えの法則(?)が見 えてくる
  6. Monacaをつかってみて • プログラミングを学ぶ意味 – 手を動かして、コンピュータを動かし、情報技術を理解する – 情報技術をより主体的に使えるようにする • プログラミングを体験する機会の提供 どの生徒もプログラミングをしたことがあるという状態にするには、授業での実施はとても有用。

    その授業でいかにプログラミングへの抵抗感(⇔親近感)を植え付けないようにできるか • 教員が指導できる教材を用いる 教員が教科のすべての知識を持つことは簡単ではないので、いかに生徒に学ばせることができる 環境を整えるか。また、生徒がいかに自発的に授業の枠を超えた学びをすることができるか