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大学入学共通テストに「情報Ⅰ」が加わります。

 大学入学共通テストに「情報Ⅰ」が加わります。

2021年10月2日開催の高等学校「情報科」セミナー『高校の現場から見る大学入学共通テスト「情報」』での東京都立田園調布高等学校校長の福原利信先生による講演資料です。

Transcript

  1. 大学入学共通テストに 「情報Ⅰ」が加わります。 全国高等学校情報教育会会長 東京都高等学校情報教育研究会会長 東京都立田園調布高等学校校長 福原 利信

  2. イントロ これまで 現 状 これから この箱を開くのは 自己紹介 平成 2年4月 東京都高等学校「数学科」教員として採用

    平成12年 現職教員等講習会(講師兼受講者として参加) 平成15年4月 「情報科」教員として情報Aを担当 平成24年4月~26年3月 東京都教育員会 指導主事 平成26年4月~29年3月 都立日野高校 副校長 平成29年4月~令和3年3月 都立立川高校 副校長 令和3年4月~ 都立田園調布高校 校長 令和3年6月~ 東京都高等学校情報教育研究会 会長 令和3年8月~ 全国高等学校情報教育研究会 会長
  3. イントロ これまで 現 状 これから この箱を開くのは 開始日 終了日 参加者数 開催地

    会 場 講演者 テ ー マ 第1回全国大会 平成20年8月22日(金) 301名 東京都 武蔵工業大学 世田谷キャンパス 斎藤尚樹先生(文部科学省初等中等 教育参事官) Next Stage − 新たに広がるネットワークの構築 − 第2回全国大会 平成21年8月24日(月) 265名 茨城県 筑波学院大学 永井克昇先生(文部科学省初等中等 教育局視学官) 『ICT コンパス』 ―あふれる情報の波を乗りこなす― 第3回全国大会 平成22年8月20日(金) 平成22年8月21日(土) 200名 石川県 金沢工業大学 永井克昇先生(文部科学省初等中等 教育局視学官) 『ICTコンパス』 ―新たなる風― 第4回全国大会 平成23年8月5日(金) 平成23年8月6日(土) 256名 大阪府 大阪経済大学 兼宗進先生(大阪電気通信大学 教授) 『ICTコンパス』 −風を受け新たな一歩を踏み出す− 第5回全国大会 平成24年8月10日(金) 平成24年8月11日(土) 300名 千葉県 東京情報大学 永野和男先生(聖心女子大学教授・ 日本教育工学会会長) 「情報教育の未来をデザインする」 第6回全国大会 平成25年8月9日(金) 平成25年8月10日(土) 320名 京都府 京都大学 西垣 通先生(東京大学名誉教授・ 東京経済大学コミュニケーション学 部教授) 「教科情報 11 年目の進展」 ~情報教育の深化~ 第7回全国大会 平成26年8月12日(火) 平成26年8月13日(水) 295名 埼玉県 東洋大学 川越キャンパス 前刀 禎明氏(株式会社リアルディ ア代表取締役社長・元アップル米国 本社副社長 兼 日本法人代表取締役) 「輝く未来を創る情報教育」 ~新しいメディアへアプローチ~ 第8回全国大会 平成27年8月10日(月) 平成27年8月11日(火) 212名 宮崎県 宮崎公立大学 西野 和典先生 (九州工業大学大学 院情報工学研究院 教授 日本情報科教 育学会副会長) 「地域課題に向きあう情報教育」 ~地方からの挑戦~ 第9回全国大会 平成28年8月8日(月) 平成28年8月9日(火) 264名 神奈川県 専修大学 生田キャンパス 金田 賢伊知氏 (国立研究開発法人 宇 宙航空研究開発機構 セキュリティ・ 情報化推進部) 「情報教育の本質を見極める」 ~挑戦し続ける現場からの発信~ 第10回全国大会 平成29年8月9日(水) 平成29年8月10日(木) 394名 東京都 電気通信大学 萩原 兼一 氏(大阪大学 大学院情報科 学研究科 特任教授) 「情報教育に関わるすべての人へ」 第11回全国大会 平成30年8月9日(木) 平成30年8月10日(金) 252名 秋田県 秋田公立美術大学 堀田 龍也 氏(東北大学大学院情報科 学研究科 教授) 「新時代の学びをリードする情報教育 -秋田から全国 に向けて-」 第12回全国大会 令和1年8月10日(土) 令和1年8月11日(日) 362名 和歌山県 和歌山大学 鈴木 寛 氏(東京大学教授・慶應義塾 大学教授) 「AI時代の教育」 第13回全国大会 令和2年8月16日(日) 325名 オンライン 都立立川高等学校 (大会本部) 鹿野利春氏(国立教育政策研究所 教 育課程研究センター研究開発部 教 育課程調査官) 「新しい情報科に向けて準備をしよう」 第14回全国大会 令和3年8月10日(火) 令和3年8月11日(水) 426名 大阪府 オンライン 県立三国丘高等学校 (大会本部) ①水野 修治 氏(大学入試センター試 験問題調査官) ②鵜飼 佑 氏 ①「大学入学共通テスト 新科目「情報」~サンプル 問題等とそのねらい~」 ②「コンピュータサイエンスの面白さ,価値」
  4. イントロ これまで 現 状 これから この箱を開くのは 第1回関東地区情報教育研究会合同研究大会 平成17年8月26日(金) 東京都 東京都立工芸高等学校

    永井克昇先生(文部科学省初等中等教 育局参事官付教科調査官) 東京都教育委員会挨拶 牛来峯聡 先生(東京都教育庁指導部高等学校 教育指導課 統括指導主事) 教科「情報」の授業における工夫と課題〜 望ましい情 報教育の推進を目指して 〜 第2回関東地区情報教育研究会合同研究大会 平成18年8月25日(金) 190 名 埼玉県 埼玉県立春日部高等学校 中村 祐治先生(元横浜国立大学教授) 『21世紀をはぐくむ教科「情報」の在り方』-望まし い情報教育の推進を目指して- 関東都県高等学校情報教育研究会研究大会 平成19年8月24日(金) 神奈川県 神奈川県立神奈川総合高等学校 赤堀 侃司先生(東京工業大学教授) 『 21世紀に根ざした情報教育 』〜 さらなる情報教 育の推進を目指して 〜 会合名 実施日 参加者数 会 場 講演者 テ ー マ 東京都高等学校情報教育研究会 設立フォーラム 平成13年8月25日(土) 約100名 都立国際高等学校 岡本 敏雄 先生(電気通信大学大学院教授) 「教科「情報」の着実な離陸に向けて」 東京都高等学校情報教育研究会 設立総会 平成13年10月27日(土) 名 都立工芸高等学校 中村 一夫 先生(国立教育政策研究所 教育課程調 査官) 普通教科「情報」の実施に向けて 平成14年度年次総会 平成14年6月15日(土) 名 都立工芸高等学校 シンポジウム 「学校の情報化にむけて~今後の課題と展望 ~」 平成14年度研究大会 平成14年8月24日(土) 名 都立工芸高等学校 黒澤 節男 先生(九州芸術工科大学教授) 『学校の著作権』 平成15年度年次総会 平成15年6月7日(土) 名 都立工芸高等学校 なし(総会のみ) 平成15年度研究大会 平成15年8月22日(金) 名 神楽坂エミール 松田 稔樹 先生(東京工業大学大学院助教授) 『普通教科「情報」で育成すべき「情報的な 見方・考え方」』 平成16年度年次総会・研究大会 平成16年8月20日(金) 名 都立駒場高等学校 NTT東日本担当者 東日本地区の学校のネットワーク整備状況 平成17年度年次総会 平成17年5月24日(火) 名 嘉悦女子中・高等学校 生田 茂 先生(筑波大学人間総合科学研究科) 「高校における情報教育進展の課題」
  5. これまで イントロ 現 状 これから この箱を開くのは ・情報A(情報活用の実践力) ・情報B(情報の科学的な理解) ・情報C(情報社会に参画する態度) 平成15年度~平成24年度入学生

    3科目から1科目を履修 2科目から1科目を履修 情報A 情報B 情報C 88.6% 5.2% 6.2% 平成15年度の教科書採択数からの割合 「教科「情報」における必履修科目の履修割合の変遷 生田茂」 https://www.sis.otsuma.ac.jp/ikuta/ikuta/ikuta08_5.pdf 社会と情報 情報の科学 82.5% 17.5% 平成27年度の教科書採択数からの割合 「平成27年10月22日教育課程部会情報ワーキンググループ」 https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/059/ siryo/__icsFiles/afieldfile/2015/11/11/1363276_08_1.pdf 平成25年度~令和3年度入学生 ・社会と情報 1 情報の活用と表現 2 情報通信ネットワークと コミュニケーション 3 情報社会の課題と情報モラル 4 望ましい情報社会の構築 ・情報の科学 1 コンピュータと 情報通信ネットワーク 2 問題解決と コンピュータの活用 3 情報の管理と問題解決 4 情報技術の進展と情報モラル
  6. これまで イントロ 現 状 これから この箱を開くのは 教科「情報」が始まった平成15年頃は 「情報活用の実践力」を育成だから ・Word、Excel、PowerPointに加えてタイピング練習 ・文書作成練習(ビジネス文書作成検定etc・・)

    ・プレゼンテーションソフトを使っての発表 ・情報デザイン、動画編集(Aha体験)など ・教科書には多様な実習、演習が紹介 ・研究会等でも様々な実践例の発表 ・元教科(商業、工業、数学、理科・・・)などの違い 共通のゴールがない (生徒に身につけさ せる力)明確でない センター試験に 入ったら自由に実 習が出来ない! 入学生の力が違う ので、指導内容が 違うのが当然! ABCがあるし、そ もそもセンター試 験は無理でしょ!
  7. 現 状 イントロ これまで これから この箱を開くのは 情報A 情報B 情報C 社会と情報

    情報の科学 情報Ⅰ 情報Ⅱ 選択必履修 情報Ⅰ 共通必履修 「高等学校学習指導要領解説(平成30年告示) 情報編」p.21 https://www.mext.go.jp/content/1407073_11_1_2.pdf
  8. 現 状 イントロ これまで これから この箱を開くのは 「情報Ⅰ」共通必履修となり大学入学共通テストに出題 • 学習指導要領で示された、「情報Ⅰ」の 学習内容

    (1)情報社会の問題解決 (2)コミュニケーションと情報デザイン (3)コンピュータとプログラミング (4)情報通信ネットワークとデータの活用 生徒は(1)~(4)の内容を全員が学ぶ 学びの確認の物差しが出来る 共通テスト
  9. 現 状 イントロ これまで これから この箱を開くのは 「情報Ⅰ」の指導者の現状 全国で情報科を担当している教員5,072人 その中の1,233名、24.3%が 臨時免許状(256名)

    免許外教科担任(977名) 高等学校情報科担当教員に関する現状及び文部科学省の今後の取組について(令和3年3月31日更新) 高等学校情報科担当教員への高等 学校教諭免許状「情報」保有者の 配置の促進について(依頼) (平成28年3月3日付27生情教第13号) 免許状「情報」を有する者を計画的に採 用する等により,免許状「情報」を有する 者が各高等学校等に適切に配置されるよう 努めていただきたい。 各種研修の受講機会の拡大等により,そ の専門性の向上に努めていただきたい。
  10. 現 状 イントロ これまで これから この箱を開くのは 「臨時免許状」、「免許外教科担任」、「複数教科を担当(情報と数学など)」の先生方 ・情報Ⅰの内容を、しっかりと生徒に指導を行うことが出来るのか? ・大学共通テスト(サンプル問題)等を、しっかりと生徒に指導を行うことが出来るのか? ・情報Ⅱ、更に高度な指導を求めるデジタル部活動等の指導を行うことが出来るのか?

    「情報」だけを担当している教員でも、年間授業計画や、教材、実習の準備などは大変な苦労。 情報の指導分野は幅広く専門外の事も多いが、大学入学共通テスト、情報系大学入試問題などへ の対応も必要。 常に新しい情報技術等にアンテナを高く張り、日々研修・情報収集が必要。 情報Ⅰは、あと半年 共通テストは、3年半
  11. これから イントロ これまで 現 状 この箱を開くのは 教える先生方が、準備をするしかない! ① 情報Ⅰの年間指導計画。 ・実習環境・補助プリント・評価方法etc・・・

    ② 大学入学共通テストに向けての準備。 ・情報Ⅰの授業をしっかりと行えば大丈夫であって欲しい 教育委員会に、サポートしてほしい。 ① 情報科教員の配置 ② 指導力向上研修の実施 ③ 情報科教員の業務軽減(ICT活用、情報処理業務軽減)
  12. これから イントロ これまで 現 状 この箱を開くのは 大学入学共通テスト実施に向けて(・・・して欲しい。こと) ① 情報Ⅰの学習内容がバランスよく出題 ②

    授業をしっかり受けた生徒が得点を取れる出題 ③ 開始年は浪人生への配慮を行い、情報を実施 ④ 独立した時間帯に情報のみを実施しより多くに受験 ⑤ 国公立大学だけでなく、多くの大学で情報を採用 ⑥ 情報を専門とする大学には2次試験で情報Ⅱの採用 ★ 全国47都道府県に情報科の研究会が設置
  13. これから イントロ これまで 現 状 この箱を開くのは 本日、追記した情報 ① 9月28日に「大学入学者選抜協議会」が開かれ、29日付けで 「令和7年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施大綱の予告(補遺)」

    が通知されました。 ② 10月1日に大学入試センターより 「令和7年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト に関する検討状況につい て」が通知されました。 上記を受けて、情報処理学会が同日に 「令和7年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施大綱の予告(補遺)」に関 する意見を発表されています。 https://www.ipsj.or.jp/release/20211001_kyotsutest.html
  14. これから イントロ これまで 現 状 この箱を開くのは 情報が入試科目に入ることに関する意見(日本学術会議学教育分科会資料) • 8大学情報系研究科長会議 •

    日本情報科教育学会 • 日本教育工学会 • 日本産業技術教育学会 • 人工知能学会 • 日本統計学会 • 全国高等学校情報教育研究会 大阪大会大会宣言 https://www.zenkojoken.jp/wp- content/uploads/2021/08/2021_taikai_sengen.pdf • 東京都高等学校情報教育研究会 http://www.tokojoken.jp/What_is/letterofrequest/?action=common_download_main&upload_id=4477 • 全国校長協会 http://www.zen-koh-choh.jp/iken/2020/daigaku_center201130.pdf
  15. イントロ これまで 現 状 参加の先生方、自分でこの箱を開き、準備するしかありません。 駆け足になりますが、ご自分で準備するのに参考になりそうな 情報を提供します。 ① 「情報Ⅰ」の教科書選定は終了していると思います。 年間の、指導計画の作成からスタートしましょう。

    ② それぞれの実習、演習の内容を考えましょう。 【大学入学共通テストを少しだけ意識して】 この箱を開くのは これから
  16. ◆高等学校学習指導要領解説(平成30年告示) 情報編 https://www.mext.go.jp/content/1407073_11_1_2.pdf ◆「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資 料(高等学校編・情報)(令和3年8月20日公開) https://www.nier.go.jp/kaihatsu/pdf/hyouka/r030820_hig _jouhou.pdf 情報科指導の根拠となる資料(必読)

  17. 高等学校情報科教員研修用教材 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1416746.htm

  18. 東京都立町田高等学校 小原格指導教諭作成資料より

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  24. 56時間 東京都高等学校情報教育研究会 学習指導要領研究専門委員会 資料より

  25. 56時間

  26. ◆アシアル株式会社(研修資料に準拠 3章4章) プログラミングを教える先生のための「情報Ⅰ」研修用教材 https://edu.monaca.io/material/joho1 ◆情報処理学会・情報入試研究会 http://jnsg.jp/ ◆情報処理学会MOOC教材(研修資料に準拠 3章4章) https://sites.google.com/a.ipsj.or.jp/mooc/ ◆キミのミライ発見(河合塾)

    https://www.wakuwaku-catch.net/ ◆キミのミライ発見(河合塾) 入試問題検索サイト http://www.wakuwaku-catch-mondai.net/
  27. ◆Python公式サイト(日本) https://www.python.jp/ ◆Google Colaboratory(オンライン) https://colab.research.google.com/notebooks/intro.ipynb ◆Jupyter(オンライン版、インストール版) https://jupyter.org ◆Repl.it(オンラインで多言語が利用可) https://repl.it ◆JDOODLE

    (オンラインで多言語が利用可) https://www.jdoodle.com/python3-programming-online/ ◆Paiza (オンラインで多言語が利用可) https://paiza.io/ja/projects/new
  28. ◆Paiza(オンラインで多言語が利用可) https://paiza.jp/works ◆Bit Arrow(オンラインでドリトル等が利用可) https://bitarrow.eplang.jp/ ◆ドリトル https://dolittle.eplang.jp/

  29. ◆Monaca Education(アシアル)(有料・無料) https://edu.monaca.io/ ◆Life is Tech ! Lesson(ライフイズテック)(有料) https://lifeistech-lesson.jp/high-school/ ◆みんなのコード

    プログル情報 (無料・要登録) https://code.or.jp/news/9939/ ◆プロゲート(有料・無料) https://prog-8.com/ ◆MOZER(有料) https://mozer.io/
  30. 全国高等学校情報教育研究会(全高情研) 東京都高等学校情報教育研究会(都高情研) https://www.zenkojoken.jp/ http://www.tokojoken.jp/ 令和3年8月現在の都道府県の加盟数は30都府県 私学、政令指定都市など3団体が加盟 東京都教育委員会研修推進団体に指定 ・「研修出張」が認められる。 ・年間数十万の補助金がいただける。 情報Ⅰ入試検討委員会を設置して活動中

  31. 追加の情報です。 10月5日より、経済産業省による 「デジタル関連部活支援の 在り方に関する検討会」 がスタートします。 【経済産業省 デジタル関連部活動】で検索してみて下さい!

  32. ご清聴ありがとうございました。 新教育課程及び大学入学共通テストの 円滑な実施に向けて これからもよろしくお願いします。 福原 利信 Toshinobu_Fukuhara@member.metro.tokyo.jp