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[AWSあるある] Microsoftライセンス①

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October 23, 2021

[AWSあるある] Microsoftライセンス①

Microsoftライセンスその①です。

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October 23, 2021
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Transcript

  1. ここで取り扱うライセンス • Windows Server OS • SQL Server • Office

    • Office 365 (Microsoft 365) 以下のライセンスはその②で紹介 • Windows Client OS • MSDN(Visual Studio) • Remote Desktop CAL
  2. Windows Server OS • ⾃前のライセンスを持ち込む(BYOL)ことは実質不可能 • 2019年9⽉30⽇までに取得したライセンスであれば、Dedicated Host 上 であれば、持ち込むことは可能

    • ただし、ライセンスのバージョンアップ権(SA – ソフトウェア アシュア ランス)を⾏使したり、SA を更新したりすると、 2019年9⽉30⽇以降に 取得したライセンス扱いになるため、BYOLはできなくなる • 通常だと、バージョンアップ権の⾏使やSAの更新は当たり前にすること なので、”実質” ⾃前ライセンスを持ち込む(BYOL)ことは不可能 • つまり、AWS が提供しているライセンスを利⽤する以外 ない
  3. SQL Server • AWS が提供しているライセンスを利⽤する • SQL ServerがプリインストールされているAMI(AWS 提供)を利⽤して、 EC2インスタンスを⽴ち上げる

    • RDS for SQL Serverを利⽤する • ⾃前ライセンスを持ち込む(BYOL) • Windows Serverと異なり、ライセンス取得⽇・更新⽇に限らずBYOL可能 • ただし、SAとライセンスモビリティーの両⽅が必要 • ライセンスモビリティーはSAの特典として提供されるため、実質SAがあれ ばOKば場合がほとんど • 共有HW, Dedicated Instance, Dedicated Host 環境で利⽤可能 • SAがない場合は、2019年9⽉30⽇までに取得したライセンスであれば、 Dedicated Host 上であれば、持ち込むことは可能( Windows Server と 同じ条件なので、そちらも参照)
  4. Office • ここでいう Office とは「買い切り型の永続ライセンス」の ことです。 • つまり、更新やサブスクという概念が存在しないライセンス • 2019年9⽉30⽇までに取得したライセンスであれば、Dedicated

    Host、Dedicated Instance 上であれば、持ち込むことは可能(共 有HWだとダメ) • 2020年10⽉1⽇以降に取得したライセンスであれば、なにがあって も AWS に持ち込むことはできない • かなり厳しい状況だが、それでも、 AWS 上で Officeを使う⽅法は次のページ
  5. Office を AWS 上で使う⽅法 • WorkSpaces (VDI) の Office バンドル版を利⽤する

    • Office のライセンス(Office SAL)は AWS が提供 • (本題ではないが) WorkSpaces は 実体は Windows Server OS であることに注意 • 現状、AWS は WorkSpaces でしかOffice SALを提供していない • AWS 以外サービスプロバイダーから、Office SAL を提供 してもらう • AWSが提供していないので、別のプロバイダーから提供してもら うという話 • AWSに強いインテグレーターさんが提供するスキームを持ってい る、スキームを持っている会社を知っている場合があるので、と りあえず聞いてみるのもあり
  6. Office 365 (Microsoft 365) • ここでいう Office 365 (Microsoft 365)

    とは、「更新、サ ブスクリプション型」のライセンスのことです • なにがあって、どういう状況でも AWS 上で利⽤(BYOL)することはできません • これに関しては、回避策は⼀切ありません