Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
機密情報をKMS+RDS,S3とParameter Storeを使って保存した話
Search
MATSUURA, yosuke
February 02, 2020
Technology
0
3.3k
機密情報をKMS+RDS,S3とParameter Storeを使って保存した話
機密性が高い情報をAWSに保存するために、KMSを活用してRDS, S3, Parameter Storeに保存したという話
MATSUURA, yosuke
February 02, 2020
Tweet
Share
More Decks by MATSUURA, yosuke
See All by MATSUURA, yosuke
CircleCIとSchemaSpyを使ったMySQLドキュメントの自動生成
bateleurx
1
860
WebRTC配信システムをAWSからオンプレミスに切り替えている話
bateleurx
14
13k
AWS Keymanagement Serviceを知ろう
bateleurx
0
600
VAddy導入案内
bateleurx
0
250
0から始まるかもしれない固定長整数をINT型に入れたい
bateleurx
0
1.8k
Other Decks in Technology
See All in Technology
今から、 今だからこそ始める Terraform で Azure 管理 / Managing Azure with Terraform: The Perfect Time to Start
nnstt1
0
240
Amazon Route 53, 待ちに待った TLSAレコードのサポート開始
kenichinakamura
0
170
FODにおけるホーム画面編成のレコメンド
watarukudo
PRO
2
280
[IBM TechXchange Dojo]Watson Discoveryとwatsonx.aiでRAGを実現!事例のご紹介+座学②
siyuanzh09
0
110
ABWGのRe:Cap!
hm5ug
1
120
Oracle Base Database Service 技術詳細
oracle4engineer
PRO
6
54k
深層学習と3Dキャプチャ・3Dモデル生成(土木学会応用力学委員会 応用数理・AIセミナー)
pfn
PRO
0
460
Formal Development of Operating Systems in Rust
riru
1
420
30分でわかる「リスクから学ぶKubernetesコンテナセキュリティ」/30min-k8s-container-sec
mochizuki875
3
450
デジタルアイデンティティ人材育成推進ワーキンググループ 翻訳サブワーキンググループ 活動報告 / 20250114-OIDF-J-EduWG-TranslationSWG
oidfj
0
540
re:Invent2024 KeynoteのAmazon Q Developer考察
yusukeshimizu
1
150
.NET AspireでAzure Functionsやクラウドリソースを統合する
tsubakimoto_s
0
190
Featured
See All Featured
Site-Speed That Sticks
csswizardry
3
270
How to train your dragon (web standard)
notwaldorf
89
5.8k
Raft: Consensus for Rubyists
vanstee
137
6.7k
The Myth of the Modular Monolith - Day 2 Keynote - Rails World 2024
eileencodes
19
2.3k
How to Ace a Technical Interview
jacobian
276
23k
Building Better People: How to give real-time feedback that sticks.
wjessup
366
19k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
356
29k
Practical Orchestrator
shlominoach
186
10k
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
460
33k
Optimising Largest Contentful Paint
csswizardry
33
3k
What's in a price? How to price your products and services
michaelherold
244
12k
Fashionably flexible responsive web design (full day workshop)
malarkey
406
66k
Transcript
機密情報を と を 使って保存した話 京王線 勉強会
自己紹介 • 蟒蛇 • 名前 松浦 庸介 • • 所属
株式会社 • 表紙のキャラクターは弊社サービス のマスコット「てんちょ」で す •
なのでいきなりオチから • は 内で暗号鍵を統一的に取り扱うための機能 • 機密情報を種類別にそれぞれ以下の方法で保存している • クレデンシャル ( の透過的暗
号化) • 個人情報(テキスト) (自前で暗号化) • 個人情報( ) (自前で暗号化) アンチパターンによれば、 型で に入れた方がよかったらし い・・・ • を呼び出すときの キーは、 でもよいが が便利
と の関係 • はその名の通りパラメーターを保 存する の は で透過的に暗号化される
は とほぼ同じサービス • は暗号鍵を管理するサービス 暗号化は自分でやるか などマネージドサービスで行う 経由で鍵を生成、取得できる この表現は厳密ではないので、参考資料を読んでください
機密性が高い情報を格納したい • 「機密性が高い情報」といっても タイプある 設定情報 たとえば、各種 のクレデンシャルや のパスワード
ユーザー入力情報 たとえば、クレジットカード番号などテキスト 免許証の画像など • 設定情報は • ユーザー入力情報のうち、テキストは も使えるが、 バックアップを考えると のほうがよかった • は暗号化して か
鍵を取得するための キーは • の鍵は で生成・取得する • を利用するための キーの管理はどうすれば • に入れてもよいが、
のほうがお すすめ キーで認証するのではなく、インスタンスメタデータから一時的な認証情 報を生成する • に限らず、 などでも キーより が おすすめ キーの管理は辛いですよね
参考資料 • はだいたいこのあたりを見ればわかります • 開発者ガイド • シリーズ •
再入門 編
発表後に聞かれた質問について
を に保存するのが推奨され ない理由は • 操作の原子性を保証するため • 確かに は に保存した方がストレージコストが安く、削除した容 量が課金されないためコストメリットがあります。
• 一方で と違って の書き込みと の書き込みのどちらかが失敗 したときのエラー処理が必要になります。 で トランザクションで 処理した場合はこの心配がいりません。 • コストと開発効率を天秤にかけてどちらかを選べばよいかと思います。
のデータはすべて暗号化して いる • カラムを暗号化しているのは一部のデータだけですが、 クラス ター全体に透過的暗号化を行っています • 暗号化したカラムは検索などもできないので、重要なデータが入ってい るカラムだけ暗号化して、他は検索できるように平文カラムになってい ます。
• クラスターや ボリュームの透過的暗号化はあまり意味がない気 もしているのですが、運用コストはほとんど変わらないので有効化して います。もしかしたら、対外的にアピールできる日が来るのかもしれま せん・・・