RSGT2026での講演資料です。
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エンジニアのみなさん、プロダクトオーナーやプロダクトマネージャーと仕事をしていて、こんな経験はありませんか。
「あまり前に出ない人だけど、一緒にやっていて仕事しやすい」
「言うことは立派なのに、どうも噛み合わないんだよなぁ」
一方で、プロダクトマネージャーの側からはこんな声も聞こえてきます。
「一緒に仕事をしていても手応えが感じられない」
「きちんと説明しているつもりなのに、どうもうまく伝わらない」
私は研究者として、プロダクトマネージャー(PdM)とアジャイルチームの関係がチームのパフォーマンスに与える影響を研究しています。その中で、両者の間のこうした“ずれ”こそが大きな影響要因ではないかと考えるようになりました。
※ 本セッションでいう「プロダクトマネージャー」は「チームが何を作るかの決定に最も影響力のある人」のことを指します。よって多くのチームでは「プロダクトオーナー」も含まれます。
この仮説を検証するために、私たちはアンケート調査で“ずれ”を数値化して測定しています。そしてプレ調査での分析の結果、そこには想像以上に複雑な構造が見えてきました。端的に言えば、PdMとチームを同時に満足させるポイントが極めて限定的なのです。
“ずれ”によっては、PdMは満足するのにチームは不満を覚える、あるいはその逆という困った状況が確認されています。
現時点ではまだ十分なデータ量はありませんが、
果たして十分なデータでも同じ傾向が見えるのか?
具体的にどんな“ずれ”の構造があるのか?
双方が満足するためのヒントはあるのか?
――こうした問いと、それへの解答を当日共有します。
さらに今回は、アジャイル界隈で長く「NG」とされながら、実は科学的エビデンスが乏しかった問題にも一歩踏み込みます。たとえば:
POとPdMは別にいていいのか?
「フィーチャーファクトリー」は本当に悪なのか?
※ フィーチャーファクトリー: PdMがただ指示するとおり、ただ言われるままに機能を作るだけのチーム
本セッションでは、12月上旬時点の中間データをもとに、“ずれ”をどう測り、何が見えてきつつあるのかをお伝えします。PdMとチームにまたがるこの問題について、現場の皆さんと一緒に考えたいと思います。