Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

DSプロジェクト課題の選び方(難度の見極め方)

 DSプロジェクト課題の選び方(難度の見極め方)

ぶんちん

August 24, 2023
Tweet

More Decks by ぶんちん

Other Decks in Technology

Transcript

  1. DSプロジェクトで解決する必要がある課題(の一部) 6 成功 現状把握 •業務フローの整理 •関係者の把握 •現状の効果・コスト試算 •課題間の具体化 など 新施策の検討

    • 施策案の作成 • 施策案の効果・コスト試算 • リスク調査 • 新規業務フローの作成 • 要件定義 など DS技術の適用 •データ可視化 •統計解析 •モデル検討 など 新施策の導入 •システム開発 •関係部署の調整 •ユーザーへの説明 など 新施策の運用・保守 •トラブル対応 •システムメンテナンス •利用者・管理者への教育など データサイエンスの技術適用だけで解決できる課題は部分的 DS技術以外の課題対応の負荷の方が大きいのが実情 → 重要なのはDS技術以外の難度や負荷
  2. HARDモード:新規施策の導入プロジェクト 新施策 = 初めての事象 効果は大きいかもしれないが、全ての課題に1から対応・完遂が必要  新施策の影響をデータだけでは抽出しきれない  メカニズムベースの検討が必要 

    他部署の業務内容も把握した施策の具体化 体制を十分に整えて、腰を据えて取り組む課題 8 外挿領域 初心者や少数のメンバーで取り組む課題ではない
  3. ちなみに先ほどの例を見ると… 9 単なるHARDモードどころか、縛りプレイ状態 この技術・サービスを使った 良いネタ考えて 一人N件アイディア出してね 担当者・ベンダー 案 案 丸投げ

    偉い人 上司・企画部署 高度な手法・サービスの導入が前提の高難度な進め方(前回資料参照) スーパープレイができる 達人でないと無理
  4. EASYモード:管理・制御の高度化プロジェクト  過去データを用いた検討がしやすい  実績があると周囲の協力が得やすい! もあるが  既存の枠組み内の活動なので、業務体制 を大きく変えずに済む 

    既存の仕組みを流用して、技術面以外の課題解決できる  業務負荷が減らせる。特に部署間の調整コストを大幅に 減らすことができる! 10 初心者や少人数体制でも比較的成果につなげやすい 内挿領域 既に実績のある良い状態でありつづけるための管理・制御を実施 最重要点!