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MVP未満からの成果獲得
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ぶんちん
May 01, 2025
Business
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MVP未満からの成果獲得
ぶんちん
May 01, 2025
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Transcript
急がば回れ MVP未満からの成果獲得 ぶんちん 2025年5月1日 データサイエンティスト集会 in VRC 1
自己紹介 ぶんちん 複合経営が特徴の企業(製造業)に所属 データ分析担当者だったが。。。 e ラ ー ニ
ン グ の イ ラ ス ト ( 男 性 ) 困 っ た 顔 で 働 く 会 社 員 の イ ラ ス ト ( 男 性 ) 成果獲得を狙うと、 同じことに繰り返しで 飽きた 他者にやらせたら、 成果が増えるのでは 特に非専門家向けのDS教育 2
注意!! 基本的に高度な技術の導入に体制が整い切れていない組織 新規技術の開発ではなく、具体的な経済効果の獲得が私の主目的 多くの案件を根拠にしているものの、あくまで私の経験則 3 泥臭い The
重厚長大 製造業 私はスマートな業界ではなく、 が前提のお話です。
初心者へのおすすめ課題 HARDモード:新規施策の導入プロジェクト やるべきこと多く、様々な能力・知識が必要 体制を整えて、腰を据えてとりくむプロジェクト EASYモード:管理・制御の高度化プロジェクト 既に成功実績があり、周囲の協力を得やすい 負荷が低く、初心者であっても比較的成功しやすい 4 過去LT資料より
よく見る姿(企画倒れ) 技術力がある専門家に任せても上手くいかない 5 任せて! 最新のツール・手法で 解決してみせる! ちゃんとやったのに 成果につながらない フレームワークを活用して成功パターンへ
一般的なフレームワーク リーンスタートアップ 6 アイデア 構築 プロダクト 計測 データ 学習 アリステア・クロール、ベンジャミン・ヨスコビッツ
著 『Lean Analytics』 (オライリー) MVP(Minimum Value Product、実用最小限の製品) からはじめて、 高速で改善をまわす! 製品とビジネスをすばやく効率的に 開発するフレームワーク
フレームワークを使うことの難しさ 7 でも、、、 成果出せと言われる 担当者 一部分の担当者に そんな仕事はない 経営者・企画者向けだから当然合わない 理屈はわかる どうすればいいの?
担当者の最初はMVP未満の成果物 MVP:実用最小限の製品 MVP未満:実用最小限に満たない成果物 早く、安く、同じ基準で評価できるもの 8 この段階なら実用性がなくてもOK
MVP未満から始めるメリット 課題オーナーへの貢献 1. 組織課題に早期着手 2. 効果的な技術理解 3. 早期の方針転換 9 への誘導が容易に
相手が勝手にやってくれるとの期待はNG
MVP未満から始めるメリット1 組織課題に早期着手 技術課題:0⇒1(構築)から1⇒100(性能向上)へ 10 技術課題の解決だけでは 成果につながらない! 課題オーナー 組織課題への対応 •
課題 • 担当者 • スケジュール 具体化
MVP未満から始めるメリット2 効果的な技術理解 基本的な技術 ⇒ 高度な技術(≠基本的な技術の上位互換) 11 課題オーナー コスト・リスクへの理解 •
オーバースペックではない仕様 • 運用によるリスク対応 技術課題の解決のため、 建設的なコスト・リスク検討 過去のLT資料参照
MVP未満から始めるメリット3 早期の方針転換 原理的に実現不可能な課題への気づき 12 課題オーナー 障害の具体化 • リソース・効果量の不足 •
有効性の評価が不可能 • コンプライアンス上の問題 現状の計画では 実現不可能!?
まとめ MVP未満からはじめる貢献 1. 組織課題に早期着手 2. 効果的な技術理解 3. 早期の方針転換 13 への誘導が容易に
相手が勝手にやってくれるとの期待はNG 早く、安く、同じ基準で評価できるもの 実用性自体はなくてもOK