Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
MVP未満からの成果獲得
Search
ぶんちん
May 01, 2025
Business
0
54
MVP未満からの成果獲得
ぶんちん
May 01, 2025
Tweet
Share
More Decks by ぶんちん
See All by ぶんちん
LTのはじめかた(VRChat技術系界隈を想定)
bunnchinn3
0
32
良書紹介04_生命科学の実験デザイン
bunnchinn3
0
92
“成果”を出すためのプレゼン準備 プレゼン資料作成の前にやること
bunnchinn3
1
180
良書紹介03_ データ分析読解の技術
bunnchinn3
0
47
個人計画とプロジェクト遂行の考え方
bunnchinn3
0
68
データ分析イベントデータ説明(VRChatイベントカレンダー)
bunnchinn3
0
93
<事前告知> DS集会データ分析イベント VRChatイベントカレンダー
bunnchinn3
0
78
統計知識と実務のギャップ
bunnchinn3
0
120
製造業における品質不良の要因分析04_ツール選択の考え方
bunnchinn3
0
190
Other Decks in Business
See All in Business
merpay-overview_en
mercari_inc
1
24k
転職せずに 仕事の満足度を上げる方法:ジョブ・クラフティング入門
megumikeda
1
1.1k
데이터 분석가 없이 데이터 드리븐 디자인하기 | 2025년 11월 세미나
datarian
0
1.4k
株式会社TVer 会社紹介資料
techtver
PRO
9
94k
test_taiju
tami134
0
230
生成AI×個人情報保護法 ― 改正動向から読み解く実務の行方
seko_shuhei
5
2.2k
明和不動産会社概要
prkoho
0
1.4k
SRE は管理職に向いている
yoshiiryo1
6
5k
AIはプロダクト開発をどう変えたか?〜 3つの役割から見る「変化」と「未来」〜 / How AI Transformed Product Development: A Look at "Change" and "Future" via Three Roles
iwashi86
3
650
ログラス会社紹介資料 / Loglass Company Deck
loglass2019
11
460k
Rakus Career Introduction
rakus_career
0
420k
メドピアグループ紹介資料
medpeer_recruit
10
140k
Featured
See All Featured
Thoughts on Productivity
jonyablonski
73
4.9k
The Success of Rails: Ensuring Growth for the Next 100 Years
eileencodes
46
7.8k
StorybookのUI Testing Handbookを読んだ
zakiyama
31
6.3k
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
413
23k
Imperfection Machines: The Place of Print at Facebook
scottboms
269
13k
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
16
1.7k
Practical Orchestrator
shlominoach
190
11k
jQuery: Nuts, Bolts and Bling
dougneiner
65
8k
A Tale of Four Properties
chriscoyier
162
23k
What’s in a name? Adding method to the madness
productmarketing
PRO
24
3.8k
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
432
66k
Speed Design
sergeychernyshev
32
1.2k
Transcript
急がば回れ MVP未満からの成果獲得 ぶんちん 2025年5月1日 データサイエンティスト集会 in VRC 1
自己紹介 ぶんちん 複合経営が特徴の企業(製造業)に所属 データ分析担当者だったが。。。 e ラ ー ニ
ン グ の イ ラ ス ト ( 男 性 ) 困 っ た 顔 で 働 く 会 社 員 の イ ラ ス ト ( 男 性 ) 成果獲得を狙うと、 同じことに繰り返しで 飽きた 他者にやらせたら、 成果が増えるのでは 特に非専門家向けのDS教育 2
注意!! 基本的に高度な技術の導入に体制が整い切れていない組織 新規技術の開発ではなく、具体的な経済効果の獲得が私の主目的 多くの案件を根拠にしているものの、あくまで私の経験則 3 泥臭い The
重厚長大 製造業 私はスマートな業界ではなく、 が前提のお話です。
初心者へのおすすめ課題 HARDモード:新規施策の導入プロジェクト やるべきこと多く、様々な能力・知識が必要 体制を整えて、腰を据えてとりくむプロジェクト EASYモード:管理・制御の高度化プロジェクト 既に成功実績があり、周囲の協力を得やすい 負荷が低く、初心者であっても比較的成功しやすい 4 過去LT資料より
よく見る姿(企画倒れ) 技術力がある専門家に任せても上手くいかない 5 任せて! 最新のツール・手法で 解決してみせる! ちゃんとやったのに 成果につながらない フレームワークを活用して成功パターンへ
一般的なフレームワーク リーンスタートアップ 6 アイデア 構築 プロダクト 計測 データ 学習 アリステア・クロール、ベンジャミン・ヨスコビッツ
著 『Lean Analytics』 (オライリー) MVP(Minimum Value Product、実用最小限の製品) からはじめて、 高速で改善をまわす! 製品とビジネスをすばやく効率的に 開発するフレームワーク
フレームワークを使うことの難しさ 7 でも、、、 成果出せと言われる 担当者 一部分の担当者に そんな仕事はない 経営者・企画者向けだから当然合わない 理屈はわかる どうすればいいの?
担当者の最初はMVP未満の成果物 MVP:実用最小限の製品 MVP未満:実用最小限に満たない成果物 早く、安く、同じ基準で評価できるもの 8 この段階なら実用性がなくてもOK
MVP未満から始めるメリット 課題オーナーへの貢献 1. 組織課題に早期着手 2. 効果的な技術理解 3. 早期の方針転換 9 への誘導が容易に
相手が勝手にやってくれるとの期待はNG
MVP未満から始めるメリット1 組織課題に早期着手 技術課題:0⇒1(構築)から1⇒100(性能向上)へ 10 技術課題の解決だけでは 成果につながらない! 課題オーナー 組織課題への対応 •
課題 • 担当者 • スケジュール 具体化
MVP未満から始めるメリット2 効果的な技術理解 基本的な技術 ⇒ 高度な技術(≠基本的な技術の上位互換) 11 課題オーナー コスト・リスクへの理解 •
オーバースペックではない仕様 • 運用によるリスク対応 技術課題の解決のため、 建設的なコスト・リスク検討 過去のLT資料参照
MVP未満から始めるメリット3 早期の方針転換 原理的に実現不可能な課題への気づき 12 課題オーナー 障害の具体化 • リソース・効果量の不足 •
有効性の評価が不可能 • コンプライアンス上の問題 現状の計画では 実現不可能!?
まとめ MVP未満からはじめる貢献 1. 組織課題に早期着手 2. 効果的な技術理解 3. 早期の方針転換 13 への誘導が容易に
相手が勝手にやってくれるとの期待はNG 早く、安く、同じ基準で評価できるもの 実用性自体はなくてもOK