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UU数 160%成長を支えたエンジニアと共創するテックブログ醸成術 / cocreating ...

UU数 160%成長を支えたエンジニアと共創するテックブログ醸成術 / cocreating tech blog cultivation with engineers

DevRel jp アンカンファレンス 2024にて登壇

CARTA Engineering

August 07, 2024
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Transcript

  1. CARTA HOLDINGS Inc. 自己紹介 中村 修三 略歴 2017: CARTA HOLDINGS(旧:

    VOYAGE GROUP) 入社 2022: 広告、人材系のWebエンジニアとして従事 2023: 技術広報 に転身。2024年にチームマネージャ 技術広報として Blog : 2023-2024年 通算 100本担当 (レビュー担当含む) 担当記事 はてブ獲得 1700 以上 @ShuzoN__
  2. CARTA HOLDINGS Inc. 記事が出てこないのではなく、書き方がわからないのかも? エンジニア 1 2 3 書く技術を知らない 書くことへの苦手意識

    面倒さを避けたい 書くための技術を知らない 伝わりやすい書き方を知らない 書くことに苦手意識を持つ人も多い 書き進める前にサポートが必要な人も リリースまでの面倒さを避ける人も 広報 出して 不安...
  3. CARTA HOLDINGS Inc. 記事のレビュー 執筆サポート こうやで
 これ
 どう書けば
 ええんや
 主旨の深掘り

    整理 エンジニア 広報 LG TM こうやで これ どう書けば ええんや あり物をより良くする 何も無いところから共に創る サポートする方法は2つ
  4. CARTA HOLDINGS Inc. 記事のレビュー 執筆サポート こうやで
 これ
 どう書けば
 ええんや
 主旨の深掘り

    整理 エンジニア 広報 LG TM こうやで これ どう書けば ええんや あり物をより良くする 何も無いところから共に創る サポートする方法は2つ
  5. CARTA HOLDINGS Inc. 執筆サポートは、並走するパートナー 1 2 3 ペルソナの定義 要旨の整理 リリースのサポート

    誰のために書くのかを整理する 論点を整理する 施策の狙い, Before / After, 学び アイキャッチ・カテゴリ・タグ 書くこと以外は広報が担当 リリースまで並走 こうやで
 記事を共に作る ネタ出し・企画 レビュー リリース 執筆 エンジニア 広報
  6. CARTA HOLDINGS Inc. “書くこと” 以外の面倒をすべてサポートする 本質的な複雑さ = 書くこと それ以外の煩雑さをサポート 本質的な

    複雑さ 周辺の煩雑さ 課題外在性 課題内在性 書くことに集中してもらう 書くことが本質的な価値 エンジニアは執筆を担当する ペアで書くこともある ネタ出し・企画 レビュー リリース 執筆
  7. CARTA HOLDINGS Inc. 2, 3回目からは楽できる こうやで
 これ
 どう書けば
 ええんや
 自律的に

    こうやで また 書こう 1回目の執筆UXを高めるとリピーター・自律的な人が増える 一回やると流れを覚えてくれて リピーター・自律的な人が増える 1回目の執筆UXを最高に こうやで
 これ
 どう書けば
 ええんや
 1本目 出すぞ! めっちゃ 楽やん! 1回目はひたすら並走 リリースまでしっかりサポート エンジニア 広報 エンジニア
  8. CARTA HOLDINGS Inc. ネタが”ない”のではなく、提案や自信がないのかも エンジニア 1 2 エンジニアの自信がない 広報がネタを提案してない 出す価値を感じず自信のない人もいる

    広報が勇気をサポートする場合も お互いに仕事を知らないため 提案がなく、対話コストが高い 広報 これ 出そう 不安... エンジニア 広報 分から ない... 何も 知らない ...? エンジニア
  9. CARTA HOLDINGS Inc. 社内に転がる小さな発信を拾う エンジニアが書いた情報は可能な限り 読む。とはいえ全部は無理 • ストック情報を優先して追う • フロー情報は時間があるなら追う

    • 直接「最近何してるの?」が最速 ストック情報はひとまず読む フロー情報は後回しでOK エンジニアと 仲良くなって定期的に聞く
  10. CARTA HOLDINGS Inc. キャッチアップは「エンジニアがまとめた資料」を頼る 生データに近い情報 • 細かいissue, PRを読む • フロー情報

    ◦ 事業部のチャンネル ◦ 開発チャンネル エンジニアがまとめた資料 • ストック情報 ◦ エンジニアの社内ブログ ◦ 事業部のDesign Doc, ADR ◦ 技術責任者MTGの定例資料 • フロー情報 ◦ エンジニアのtimesチャンネル 狙い撃ちで読むもの 読むのを辞めたもの
  11. CARTA HOLDINGS Inc. CARTAは多様だが、ストック情報の宝庫 エンジニア組織が10近くある CARTAはコングロマリットな企業 • 事業領域は多様 • 事業フェーズも多様

    追う領域が広い 技術力評価会 エンジニアの評価制度 • 90分で半期の仕事をプレゼン • エンジニアが事前資料を書く • 社内GitHubで公開される 追える体制がある
  12. CARTA HOLDINGS Inc. 自信がないエンジニアの “勇気” をサポートする 良さを伝える エンジニア こうやで
 これ


    どう書けば
 ええんや
 ここが 魅力です 出す価値 ある? 何が価値なのかを 書く前に伝えて自信に変えてもらう 広報 ネタがあったとしても 自信がなく、不安がる人が多い 最初に、その良さを言語化し伝える e.g. 「普通のことやってるし...」 「いやいや、ここ学びあります」 出す価値を言葉にする
  13. CARTA HOLDINGS Inc. そもそも組織は、何のためにブログ運営を行う? 採用広報 観点 社内育成 観点 社内 エンジニア

    社内エンジニア 社外 エンジニア 若手エンジニア 採用時に社内の営みを伝え 魅力づけに利用 知識の認知化・言語化を行い 社内に伝承 いいな... 一緒に働きたい... そうやるんだ
  14. CARTA HOLDINGS Inc. 採用広報 観点 社内 エンジニア 社外 エンジニア 多くの企業は採用広報が主眼

    発信のプロセスの中で 知識の認知化や言語化が進み 社内への知識循環が起きる 育成・成長は発信の副産物 組織は採用・ブランディングを創るために書く いいな... 一緒に働きたい...
  15. CARTA HOLDINGS Inc. エンジニアの「キャリアの武器」を創る気持ちを尊重する 社内の エンジニア 社外 「キャリアの武器」を共に創る エンジニア個人のモチベは複合的 •

    組織育成・成果アピール・採用 • 個人のキャリア資産 コンテンツは外に活躍を伝える 「キャリアの武器」になる 共に胸を張って出せるものを目指す 自分の仕事を 外に伝えたい 広報 一緒に 創ろう!
  16. CARTA HOLDINGS Inc. まとめ:締切を追う人ではなく、共創するパートナーに エンジニア エンジニアが必要とするのは 一緒に やりましょう これ 出そう

    不安... 提案 執筆 発信 FB 共に良いものを創るパートナー 丸投げで締切を追う管理者 広報が本気で向き合えば エンジニアも一緒に向き合ってくれる その姿勢と熱量が発信の源となり 成果・文化醸成へとつながっていく ✅ ❌
  17. CARTA HOLDINGS Inc. 経営統合してできた会社です。 電通100%子会社の サイバー・コミュニケーションズ(CCI) が 1 東証一部上場企業である VOYAGE

    GROUP と アドプラットフォーム事業を中心に幅広く事業展開。 テクノロジーや事業開発力が強み。 デジタル広告のメディアレップ事業を中心に事業展開。 強い顧客基盤が特徴。 【 VOYAGE GROUP 】 【 CCI 】 CARTA HOLDINGS とは ❶ 約53% 電 通 (株) VOYAGE GROUP 約 47% 既存株主 CARTA HOLDINGS は、2019年1月に
  18. CARTA HOLDINGS Inc. 書籍: 「事業をエンジニアリングする技術者たち ― フルサイクル開発者がつくるCARTAの現場」 36 “フルサイクルエンジニアによる「アフターDX」の世界 がここにある”

    • 株式会社CARTA HOLDINGS 監修、和田卓人 編 • ITエンジニア本大賞2021年技術書部門大賞『Engineers in VOYAGE ― 事業をエンジニアリングする技術者たち』の改題改 訂版 さまざまな事業を展開するIT企業のエンジニアたちが、常に変化し続 けるソフトウェア開発の潮流の中で自分たちの事業にどう向き合い、 レガシーを乗り越え続けているか。本書を通して語られるのは、まさ に「企業がDXを達成した後に待っている世界」です。 目次 第1章 fluct ― 広告配信の舞台裏の技術者たち 第2章 Zucks ― フルサイクル開発者の文化 第3章 VOYAGE MARKETING ― 20年級大規模レガシーシステムとの戦い 第4章 VOYAGE Lighthouse Studio ― 数十万記事のメディアをゼロから立ち上げる 第5章 サポーターズ ― 事業の成長を止めない手段としてのシステム刷新 第6章 データサイエンス ― エンジニアによるビジネスのための機械学習 第7章 テレシー ― テレビCMをDXする 第8章 基幹システム統合プロジェクト ― ICT本部