株式会社コドモン 2022年6月28日に下記イベントに登壇した際の資料です。 https://globee.connpass.com/event/249537/
CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc.株式会社コドモン執行役員・プロダクトマネージャー彦坂春森ドメイン知識の蓄積が開発に起こす100のこと
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CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc.● 経歴学生時代から子育てドメインに関与(幼児教室・保育士試験など)新卒入社したリクルート住まいカンパニーでプランナー2020.2 コドモンにCSとして入社2020.7 1人目のプロダクトマネージャーに転身2021.4 執行役員として担当領域を経営まで拡大自己紹介彦坂 春森 @di_cartapseta
Mission
2021年4月8,0002020年4月5,2002019年4月3,0002018年4月1,5002017年4月5002016年4月120全国導入数11,500 施設2022年4月11,500実質的に業界標準の保育ICTシステム1/4全保育園の
CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc.今日お伝えしたいこと
CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc.開発チームにドメイン知識が貯まるようにしていくと、いいことがたくさんあります
CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc.> ドメイン知識(ドメインちしき、英: Domain knowledge)または領域知識は、はっきり限定された、ある専門分野に特化した分野の知識であり、一般知識またはドメイン独立の知識と対比される。ドメイン知識 - Wikipedia→ユーザーさんの業務に関する知識。 どんな流れで何をして、何を考えていて、どんな法律や決まりがあって、、、ドメイン知識とは?
CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc.業務ごとにやること・考慮することが多く、業務にぴったりフィットしたプロダクトを提供するのは容易でないドメイン知識がないと、良いプロダクトは作れない
CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc.でも、それ(ドメイン知識)ってPdMが分かっていれば十分じゃない?
CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc.そんなことありません
CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc.立ち上げ期ユーザーの業務に対するプロダクトのカバレッジが命。どんどん作りたい。プロダクトの立ち上げ期リリースまでの速さを優先し「一部の人だけ分かってる」度が高い状態でも良いかも
CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc.立ち上げ期ユーザーの業務に対するプロダクトのカバレッジが命。どんどん作りたい。立ち上げ期が終わり、成熟期の入り口に立つと...成熟期機能はコモディティ化。業務によりフィットしたプロダクトへの最適化をし続けることが命。
CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc.成熟期入り口の難しさ成熟期機能はコモディティ化。業務によりフィットしたプロダクトへの最適化をし続けることが命。機能も開発メンバーも増え、「全員が全部知っている」は現実的ではなくなり「一部の人だけ分かってる」になりかねないすると、←これが難しくなる
CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc.将来の運用と変更に耐えうるものをより使ってもらいやすくプロダクトの最適化を続けるとはすばやく継続的に作っていくことデザイナーが得意エンジニアが得意チームの総力戦
CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc.将来の運用と変更に耐えうるものをより使ってもらいやすくプロダクトの最適化を続けるとはすばやく継続的に作っていくことデザイナーが得意エンジニアが得意チームの総力戦ドメイン知識が「チームに」溜まっていることが大事
CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc.ドメイン知識が溜まっていないとどうなる?
CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc.貯まっていない→散らばり・偏っている
CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc.● 社内受発注の雰囲気○ Whyの共有はあるが、表層的な理解に留まる● 毎案件キャッチアップが大変○ アサインされたメンバーに1からすべて説明、準備のドキュメントを作るのに毎回しっかり時間がかかり、レビューも大変● 知識の属人化○ 議論で意見が食い違い、話すうちに「その前提知りませんでしたね......」ドメイン知識が溜まっていない開発チームの例(プロセス)
CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc.● 作ったプロダクトがあまり使われない● 1stリリースを終えることにフォーカスしすぎて、将来的な拡張性・可塑性が失われる○ エンジニア「え、そこの仕様変えるのキツイですよ......」ドメイン知識が溜まっていない開発チームの例(結果)
CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc.ドメイン知識が溜まっているとどうなる?
CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc.「ここの仕様、 変えたいんですけど......」ドメイン知識が溜まっている開発チームの例(プロセス)「そこ変更しやすく作ってました、 すぐできますよ〜」PdMエンジニア
CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc.● 少ないコミュニケーションで、仕様を決めて実装に進める○ 前提の知識が共有されているため○ 事前に仕様が詰まっていない箇所が出てきても、スムーズに議論できる■ エンジニアの「こうですかね?」の精度が高まる● 手戻りが減るドメイン知識が溜まっている開発チームの例(プロセス)
CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc.使われるプロダクトにすばやく近づいていけるエンジニアやデザイナーがプロダクトに対してオーナーシップを持ちやすいドメイン知識が溜まっている開発チームの例(雰囲気・成果)
CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc.どうやったらドメイン知識は貯まるのか?
CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc.ドメイン知識は一日にしてならず● この一つの施策をやったことで、ドメイン知識がたまりました!○ そんなことはない● 複数の施策を、継続する○ やりっぱなしじゃなくて、その施策が実効性を持つようにチューニング
CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc.やった施策の例● 職能横断チーム制● ドメインモデリング● インタビューやユーザーテストの社内ストリーミング● 日常的にユーザーの声がSlackに流れる仕組み+ときどきメンション
CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc.写真帳票請求職能横断チーム制以前職能別チーム現在職能横断チームエンジニアデザイナーPdM案件ごとにアサインデザイナーPdMエンジニアデザイナーPdMエンジニアデザイナーPdMエンジニアドメイン別固定チーム
CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc.各チームにドメイン知識が貯まり、開発効率・判断の精度が上がるおまけにドメイン知識と関係なくコミュニケーションコストが大きく下がる
CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc.ドメインモデリング・ユーザーインタビューの社内ストリーミング深いドメイン理解から現場で使われる機能をつくる。CoDMON流ユーザーリサーチ
CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc.認識を揃えるための投資は複利で効いて中長期でペイする
CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc.日常的にユーザーの声がSlackに流れる仕組み+メンション情報は「ある」だけでは限られた人しか見に来ないので、呼ぶエンジニア同士で要望を見てやりとり
CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc.今後の課題
CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc.今後の課題● サイロ化への対応○ オーナーシップの裏返しで、個別最適化に走りかねない○ 各チームの状況の可視化・PdM間やEM間での情報共有で対応中● 質の担保○ 各チームで自律的に意思決定、の裏返し○ 横断的な相談の場・レビューの場をそれぞれ試運用・設計中● 暗黙知を形式知へ○ 多く喋らなくても通じる、の裏返し○ チームシャッフルや新メンバー加入時のために、核をドキュメント化
CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc.開発チームにドメイン知識が貯まるようにしていくと、いいことがたくさんあります!
CONFIDENTIAL - © 2022 CoDMON Inc.コドモン採用ページ 開発ブログ最後に:コドモンでは一緒に働きたい仲間を募集しています!Meetyも各職種やってます!