発表者はこれまでソーシャルメディアやWikiといった集合知の研究を続けてきている。その中でも特にWikiに焦点を絞り、その理論的・歴史的な背景を調査し、自著『パターン、Wiki、XP』として出版した。その活動を出発点とし、ユーザー参加型研究のための新しい学会「ニコニコ学会β」を立ち上げた。これまでの活動を紹介し、Webがようやく生み出し始めた世界について、今後の展望を述べる。