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Fenrir_SD_UX Research Service

Fenrir Inc.
January 20, 2021

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January 20, 2021
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  1. 課題抽出の方法 01 施策の目的と概要 ただ単にアプリの利用継続の意思を数値化して計測するだけでは具体的に改善すべき課題を明確にすることはできません。 サービスのUXを細分化して、それぞれの項目がどの程度アプリの利用継続の意思の点数をつける上で影響したか質問することで、 UX上の課題点を抽出することができます。 「最良のUX」を実現する、フェンリル独自の手法 UXにおいて重要な5つのポイントを抽出し、それらの関係性を体系化したのが「5x」です。 この5つのポイントは、プロダクトのクオリティを示すものと、 ユーザーのエンゲージメントを示すものに分類され、

    それらが重なりバランスを取ることで「最良のUX」が成立します。 •コンテンツ・機能 •ユーザビリティ •パフォーマンス •ブランド •運営・運用 ユーザーはこのサービスが必要不可欠であると考えている ユーザーはこのサービスを容易に使いこなせている ユーザーはこのサービスを快適に利用できている ユーザーはこのサービスに共感し、その価値を認識している ユーザーはこのサービスの運営・運用方針を理解し、信用している 理想の状態
  2. アンケート項目 01 施策の目的と概要 ユーザーの属性に加え、UXの要素に関する質問とアプリの利用継続の意思の質問を行います。 質問の内容/数については変更可能です。 性別 年齢 職業 年収 居住地

    アプリ利用歴 アプリ使用頻度 あなたはこのアプリを 使い続けたいと 思いますか? ユーザー属性 UXの要素に関する質問 顧客満足度 コンテンツ・機能(サービス内容)についての質問 「このアプリ以外に、同じようなサービスを提供するアプリがない」など ユーザービリティ(使いやすさ)についての質問 「タップやフリック、スクロール、それぞれのパーツのサイズなど、操作がしやすい か」など パフォーマンス(性能)についての質問 「タップやフリック操作で画面を切り替えるとき、それぞれの画面がすぐに表示さ れるか」など ブランド(イメージ)についての質問 「このアプリは印象的な要素・世界観があって、記憶に残りやすい 」など 運用・運営(運営体制)についての質問 「問題があったときに報告しやすいか サポートを受けられると感じるか」など
  3. アウトプット例 01 施策の目的と概要 アプリの利用継続の意思の評価をつける上でどの項目がどの程度影響したかを統計を用いて解析し、散布図で表示。 プロットエリアを4つの領域に分け、改善の優先順位をつけます。 重点維持領域 最優先改善領域 現状維持領域 改善領域 領域

    説明 最優先改善エリア ユーザーにとって重要度が高いものの、評価点が低 い領域。最優先で改善が必要です。 改善エリア ユーザーにとって重要度は低く、評価点も低い領域。 重要度が低いので最優先ではないものの、何らかの 改善が必要です。 重点維持エリア ユーザーにとって重要度が高く、評価点も高い領域。 現状は評価点が高いので問題ないですが、評価点が 低下するとNPSも低下してしまう可能性が高いので、 評価点の水準を保つように注意が必要です。 現状維持エリア ユーザーにとって重要度が低い一方、評価点が高い 水準で保たれている領域。評価点は高いので、現状 を維持すれば十分であると判断できます。