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openSUSE OSC 2026 Sendai
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Fuminobu TAKEYAMA
June 06, 2026
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openSUSE OSC 2026 Sendai
Fuminobu TAKEYAMA
June 06, 2026
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Transcript
2026-06-06 1/39 カメレオンが目印の LinuxディストリビューションopenSUSEの紹介 無償で使えるエンタープライズも、常に最新のローリングも! 武山 文信 日本openSUSEユーザ会
2026-06-06 2/39 ブースにて • Q: openSUSE というディストリビューションをご存知ですか? • よくある回答 –
カメレオンのマスコットがかわいい – 昔(15年前)使っていました – Slackware 系ですよね?(違います)興味があるけど、 RedHat 系しか使ったことがなくて… – 某雑誌に「欧州」と書かれていた – VMWare を使っていると見かける
2026-06-06 3/39 カメレオンたち
2026-06-06 4/39 カメレオンたち • ときどき色違いの新種が見つかります
2026-06-06 5/39 openSUSE とは? • 1996年にドイツで生まれた Linux ディストリビューション – 1996
年: S.u.S.E Linux 4.2 リリース • これ以前は Slackware + 設定ツールでした – 2008 年から openSUSE 10.0 に、SUSE Linux Enterprise に分離 – RedHat 系でも Debian 系でも Slackware系でもありません • サーバーからデスクトップまで幅広く使える – エンタープライズグレードのサーバーパッケージ – 豊富なデスクトップ環境をサポート: • KDE, GNOME, XFCE, LXQt, Mate, Enlightenment, Sway, ... • 新技術・標準技術の積極的採用と安定性のバランス • 企業とコミュニティが協力した開発
2026-06-06 6/39 発表資料作成から、コミュニケーション、ゲーム、 コーディングもできちゃう
2026-06-06 7/39 日本の openSUSE コミュニティ • オンラインで活動、ときどきオフライン – X: @opensuseja
– Slack, メーリングリスト (
[email protected]
) • Geeko Magazine – ユーザ会で発行している機関誌 • 毎年、夏と冬に発行(コミックマーケット) • オープンソースカンファレンスなどでも頒布 – 中身は openSUSE と関係ないことも… • Linuxアプリケーション、クラウド、AI、… • 様々なイベントで openSUSE を布教 – オープンソースカンファレンス – 関西オープンフォーラム – 技術書同人誌博覧会
2026-06-06 8/39 openSUSE.Asia Summit • 毎年開催しているアジア地域カンファレンス – 2017年と2024年は東京でも開催 • 今年はインドネシア
– 若手が多く、とてもアクティブ – 過去の開催では 500 人集まったことも! From openSUSE.Asia Summit 2016 Facebook Page
2026-06-06 9/39 今日の内容 • いろいろなスタイルの Linux ディストリビューション • Open Build
Service • Webベースの管理ツール Cockpit • Red Hat 系や Debian 系との使い方の違いは?
2026-06-06 10/39 いろいろなスタイルの Linux ディストリビューション
2026-06-06 11/39 openSUSEでは様々なスタイルのディストリを提供 • リリーススタイル – ローリングリリース – 年次リリース •
管理方法 – ミュータブル・・・一般的なスタイル – イミュータブル(普遍)
2026-06-06 12/39 2つの openSUSE Tumbleweed 常に最新 安定 ローリング・リリース 常に新しいカーネルやライブラリを使いたい人 アプリケーションの開発環境
年次アップデート 有償サポートなしで安定した環境を使いたい人 普段遣いのデスクトップやサーバー
2026-06-06 13/39 openSUSE Tumbleweed • ローリング・リリース – 常時パッケージが新しいバージョンになるリリーススタイル – ほんの一部のパッケージが更新されることも、
基本パッケージの更新に伴い、大量のパッケージが更新されることもある • リリースされるまでの流れ 1. アプリケーション・ライブラリの新しいバージョンがリリースされる 2. openSUSE パケージメンテナがパッケージを作成 3. 同時期に更新されたパッケージをまとめて自動テストを行った後、 問題がなければリリース (1日1回のときもあれば、週に1回のときもあれば…)
2026-06-06 14/39 openSUSE Slowroll • Tumbleweed は速すぎる場合があるのでスピードを調整 – 巨大な更新は月1回に収まるようにまとめて実施 –
セキュリティ、バグ修正は速やかに提供 • 実験的な提供(ということになっている) – 2年以上続いている
2026-06-06 15/39 openSUSE Leap • SUSE Linux Enterprise (SLE) ベースのディストリビューション
– ミッションクリティカルな場所で、実は使われているディストリビューション – 基本的には SLE と完全に同一のバイナリパッケージ • パッケージの署名まで同じ – プロプライエタリソフトウェアも SLE 用を原則そのまま使える • 例: AMD GPU のプロプライエタリドライバーは Leap と SLE は同じもの • 豊富なデスクトップ環境・アプリケーションのパッケージ – SLE に openSUSE コミュニティがメンテするパッケージを追加 • 最新版: openSUSE Leap 16.0 – 2025年6月 – SUSE Linux Enterprise 16 ベース 旧 CentOS は バイナリは 実は微妙に異なる
2025-07-05 16/39 Tumbleweed と SLE と Leap の関係 • Tumbleweed
は SLE の上流 • SLE は Leap の上流 Tumbleweed SUSE Linux Enterprise openSUSE Backports 同一のバイナリ ソース取り込み ソース取り込み
2026-06-06 17/39 openSUSE Leap のライフサイクル • 1年に1回のマイナーバージョンリリース – カーネルの更新や、機能拡張が行われることもある(機能の削除は基本的にない) –
移行期間は1年(最後のマイナーバージョンは延長されることもある) • 数年に1回のメジャーバージョンアップ – SLE との違い: 次のメジャーバージョンがリリースされると、 前のメジャーバージョンのマイナーバージョンはリリースされない • SLE 15 SP 7 はあるが、Leap 15.7 はない 16.0 リリース 16.1 リリース 1年間の移行期間 ※長期サービスパックサポート が必要な場合は SLE に切り替え 11月 10月
2026-06-06 18/39 イミュータブル(不変)OS • ファイルシステムを書き換えられない – パッケージをバージョンアップするときは、 更新後の新しいファイルシステムを作って切り替え – OS管理部分が対象、データ領域は書き換えられる
• メリット – セキュリティ – アップデート中の中途半端な状態にならない – アップデートに失敗したら戻せる /usr/lib /usr/share : /usr/lib /usr/share : /usr/lib /usr/share : /usr/lib /usr/share : /usr/lib /usr/share : 実行中 コピー アップデート 切り替え 実行中 ① ② ③
2026-06-06 19/39 コンテナホスト用の openSUSE • MicroOS – 機能はコンテナでインストール前提で、パッケージを厳選した最低限の環境 – イミュータブル
OS – バリエーション • openSUSE MicroOS: Tumbleweed ベース • openSUSE Leap Micro: SLE Micro ベース • openSUSE Aeon – デスクトップ用のイミュータブル OS – アプリケーションは Flatpak でインストール Leap や Tumbleweed もイミュータブルに設定できる
2026-06-06 20/39 Open Build Service
2026-06-06 21/39 Open Build Service (OBS) • パッケージの開発を行う Web サービス
– 誰でも使える: https://build.opensuse.org/ – 自分でインストールしても使える
2026-06-06 22/39 Open Build Service の機能 • コラボレーション – 誰でも変更リクエストを出せるので、
公式パッケージの開発に参加できる • フォーク(コピー)→バージョンアップ →変更リクエスト – コミュニティで開発する重要な基盤 • ビルド環境とリポジトリ – ソースコードをアップロードして、クラウド上でパッケージをビルド (CI) – 何をどのようにビルドしたか見える – ビルドが完了したら、そのままパッケージをリポジトリから配布できる – 他のディストリビューションだと PPA, AUR に近い
2026-06-06 23/39 Open Build Service 上にあるパッケージ • 公式パッケージ – Leap
や Tumbleweed の一部として提供されているもの • 開発中のパッケージ – 公式パッケージのメンテナーが、Tumbleweedに送る前のパッケージ • openSUSEに未収録のパッケージ・野良パッケージ – 誰かが誰かのために作ったか、自分のためにつくったパッケージ – home:ftake のような home: で始まるプロジェクトに置かれていることが多い • 非公式パッケージは便利なこともあるが、環境を壊したりすることもあ るので注意 – 最新のアプリやカーネルを使いたいときには便利、壊れにくい
2026-06-06 24/39 Kernel:stable:Backport プロジェクト • 最新の stable ブランチのカーネルビルドが手に入るプロジェクト – openSUSE
/ SUSE のカーネルチームがメンテ – Leap で最新のハードウェアを使いたいときに便利
2026-06-06 25/39 Webベースの管理ツール Cockpit
2025-07-05 26/39 Cockpit • Web ブラウザからシステムの管理ができるツール – リモート・ローカル両方に対応 – 設定ファイルをエディタで編集したり、
コマンドを叩く必要がない • これまでのツール YaST を置換え中 – ただし、まだ不完全なところも
2025-07-05 27/39 サービス systemctl … の代わりに
2025-07-05 28/39 アカウント useradd の代わりに
2025-07-05 29/39 ストレージ parted コマンドや /etc/fstab の編集の 代わりに
2025-07-05 30/39 その他の機能 • ログ • ネットワーク • サービス •
仮想マシン / コンテナ • アプリケーション • ソフトウェア更新 • 端末 • …
2026-06-06 31/39 Red Hat 系や Debian 系との使い方の違いは?
2026-06-06 32/39 そこまでは変わらない openSUSE RHEL Ubuntu サービスの起動 $ systemctl start
xxxxx.service ネットワークの 設定 Network Manager wicked Network Manger Network Manager netplan ファイアウォール フロントエンド firewall-cmd ufw デスクトップ KDE, GNOME GNOME GNOME Systemd に統一されたのが大きい
2026-06-06 33/39 パッケージのインストール方法 • openSUSE – dnf も利用可能 • RHEL
• Ubuntu # zypper search パッケージ名 # zypper install パッケージ名 # dnf search パッケージ名 # dnf install パッケージ名 # apt search パッケージ名 # apt install パッケージ名
2026-06-06 34/39 パッケージが管理するファイルの一覧 • RHEL & openSUSE は同じ rpm コマンド
• Ubuntu $ rpm -ql NetworkManager /etc/NetworkManager /etc/NetworkManager/NetworkManager.conf : $ dpkg -L network-manager /. /etc /etc/NetworkManager /etc/NetworkManager/NetworkManager.conf :
2026-06-06 35/39 パッケージ名 • ディストリビューションごとに命名規則や分割の仕方が異なる openSUSE RHEL Ubuntu Apache Web
サーバー apache2 httpd apache2 PostgreSQL Server postgresql-server postgresql-server postgresql フォント フォント名-fonts フォント名-fonts fonts-フォント名 ttf-フォント名 開発に必要なパッケージ (ヘッダーファイルなど) ライブラリ名-devel ライブラリ名-devel ライブラリ名-dev openSUSE で postgresql はクライアント
2026-06-06 36/39 ディストリビューション独自の設定 • アプリケーション起動時のコマンドライン引数など • openSUSE & RHEL –
/etc/sysconfig/ • ただし、ファイルの構成は openSUSE と RHEL で異なる • Ubuntu – /etc/default/
2026-06-06 37/39 sudo のデフォルト設定の挙動 • openSUSE (Leap 16.0) – 自身のパスワードを入力
– sudo ができるグループ: wheel – 従来のインストーラーでは • root ユーザーのパスワードを入力 (targetpw) になる • RHEL – 自身のパスワードを入力 – sudo ができるグループ: wheel • Ubuntu – 自身のパスワードを入力 – sudo ができるグループ: admin /etc/sudoers で設定変更可能
2026-06-06 38/39 まとめると • 他のディストリビューションと違うところもあるが、 今はそこまで変わらない – 3種類使っていると、ときどきコマンドを間違えることはあります – どちらかというと、RHEL
に近い – いずれかの使いかたが分かっていれば、 どのディストリビューションでも比較的スムーズに使えるようになる・・・はず
2026-06-06 39/39 おわりに • openSUSE はカメレオンが目印! – ブースにもたくさんいるので、遊びに来て下さい • ポイント
– ローリングリリースから、年次リリース、イミュータブルOSまで いろいろなバージョンあり – Open Build Service でパッケージを作成・提供 – Cockpit の Web UI でシステム管理ができる – ディストリビューション間の使い方の違いは少なくなっている • ぜひ使ってみて下さい – 分からないことがあれば、openSUSEコミュニティで聞いてみて下さい