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X-Tech_meetup_#03_ブロックチェーン・アプリケーションのアーキテクチャ設計と事業化のポイント

 X-Tech_meetup_#03_ブロックチェーン・アプリケーションのアーキテクチャ設計と事業化のポイント

「ブロックチェーン・アプリケーションのアーキテクチャ設計と事業化のポイント」
株式会社GA technologies 中村 友拓氏

GA technologies

June 05, 2019
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Transcript

  1. © 2018 GA technologies Inc. © 2018 GA technologies Inc.

    • Blockchain Engineer@GA technologies / ITANDI, inc. • Business Consultant@PwC Consulting LLC • Software [email protected]   中村 友拓(Tomohiro Nakamura) ❖ TypeScript / Golang ❖ Distributed systems / DWH / Container Virtualization ❖ Network Security / Cryptography ❖ Digital Marketing / ad technology
  2. © 2018 GA technologies Inc. © 2018 GA technologies Inc.

    • ブロックチェーン x 商用サービスの勘所 • 通常のWebアプリケーションとの違い • 企画から実務レベルまでのpracticalな注意点 engineering bizdev
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    注1)「2017年 日本の広告費」(電通) 注2)「平成28年度年次別法人企業統計調査」より不動産業の売上高(財務省) 広告 売買・仲介 4マス媒体 不動産広告注1 1,303億円 不動産関連市場 が対象とする市場 注2 約 43 兆円 リアルxテックで不動産市場全体を狙うビジネス
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    賃貸領域におけるミッション AI・データ活用&スマホ完結で、 賃貸3.0 の世界を目指す 賃貸 1.0 賃貸 2.0 賃貸 3.0 紙とFax主体 賃貸テクノロジーが リアルとネットで分断 AI・データ活用& スマホで完結
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    GA technologiesがBlockchainで取り組む領域/業界の課題にフォーカス Consensus Algorithm Scaling Smart Contract (Virtual Machine) Application 商業化早 商業化遅 基盤領域 応用領域
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    Hyperledger Fabric 用語整理 StateDB organization Peer CA StateDB organization Peer CA StateDB organization Peer CA Order er channel channel organization  法人などの組織 channel  chaincodeとデータの共有範 囲
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    居住履歴Ch 物件情報Ch GA technologies 保証会社B 管理会社A 個人情報 論理的に意味のあるデータドメインに公開範囲(Channel)を分割
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    実務上必須のデータアクセス制御を実装 Hyperledger Fabricのネイティブ機能で実現可能なACL (Channel) Chaincodeと操作対象のデータを分割する namespace Private Data 自組織しかRead/Writeできない領域にデータを保持 Transient Map 台帳には記帳したくないが、アクセスコントロールに必要な情報を chaincodeに渡す Certificate Attributes X.509証明書の属性に応じて閲覧可能なデータを制御
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    リッチUIからバックエンドのデータを透過的に参照 WebAPI Server Node.js / FabricSDK Express RDB マスターデータ Frontend (SPA) TypeScript React Redux External API Hyperledger EventWorker Node.js / FabricSDK http(s) gRPC http(s) IBM Cloud IBM Blockchain HSM chaincode Golang gRPC
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    アプリケーション設計の要点 • chaincodeのアルゴリズムは決定的に保つ ◦ スマートコントラクトは合意事項のコード化 ◦ 外部システムとの連携に冪等性を持たせる • 品質管理 ◦ コントラクトの気軽な再デプロイが不可 ◦ UnitTestや静的型付けで品質を担保 • フロントエンドのリッチ化 ◦ gRPC-webで、エンドユーザ署名が今後実現可能に? ◦ Blockchain/RDBなどデータソースへの参照透過性 • 鍵の管理 ◦ CloudHSM等を利用してヘッジ
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    コンソーシアム・チェーンの実用に向いた領域 複数の利害関係 がある 公益性が高い 法人格が必要 付加価値 がある 条件1 条件2 条件3 条件4 = 不動産業界
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    複数の利 害関係 公益性が 高い 法人格の 必要性 付加価値 tier1 tier2 tier3 tier4 関係者がフラットである事をプロトコルとして保証 条件1 複数の利害関係がある 物件オーナー
 借主
 … … GA賃貸スマート取引 
 プラットフォーム 
 家賃保証会社
 不動産管理会社 
 保険会社
 生活サービス
 仲介会社
 • 特定の事業者が代表して管理 → システムを共同運用 • 結果、システムのライフサイクルが長期化するので安心して参加可能
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    共有可能なデータを扱う 条件2 公益性が高い 複数の利 害関係 公益性が 高い 法人格の 必要性 付加価値 tier1 tier2 tier3 tier4 • 社内利用に留まるデータを取り扱う意味はほぼない • 競業関係にある複数社がデータを共有する • 法人横断でエンジニアリソースを最適化する公益的側面も 借側 アプリケーション 貸主側 アプリケーション 物件データ 家賃推移 家賃支払履歴
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    ブロックチェーン ≠ CtoCの中抜きシステム 顧客 (借主) 借主側 エージェント (仲介会社) メディア 貸主側 エージェント (管理会社) 顧客 (貸主) 賃貸契約に関わるプレーヤー • 不動産のような高単価・低購買頻度の商材 • エージェントを介さない場合双方にリスクがあるケース 条件3 法人格の必要性 複数の利 害関係 公益性が 高い 法人格の 必要性 付加価値 tier1 tier2 tier3 tier4
  15. 登録
 申込
 契約
 支払い
 退去
 • 電子契約により賃貸借契約に必要な契約行為を確定
 • 金額や条件面での交渉ができ、契約の自由度を向上
 •

    過去の取引実績や支払い実績、評価の記録
 • 物件情報及び貸主/入居希望者の信用情報を客観的に評価
 • オンラインでいつでも登録可能
 • 入居申込の申請及び受理がいつでもどこでも可能
 • 相手方の過去の取引実績等を記録
 • 申込段階から双方の信用性を判別可能
 
 • 発言記録や対応実績、費用支払の履歴管理、参照、検索
 • 家賃支払時にアラートなどで、家賃未納を事前に防ぐ
 • 入居者、貸主、業者間のやり取りを可視化、記録
 • 退去までのオペレーションを迅速に遂行
 • オペレーションコストの削減
 入居前
 入居後
 単なるシステムリプレイスでない付加価値の創出が必要 条件4 付加価値 複数の利 害関係 公益性が 高い 法人格の 必要性 付加価値 tier1 tier2 tier3 tier4 • プロセス・イノベーションが起こしやすい、まだ起こりきっていない業界 • ネットワークに参加する事にインセンティブがある
  16. • 利害関係にある複数の組織が取引する • 公益性の高いデータを扱う • 法人が関係する • 付加価値がある for product

    managers for engineers • 決定的なアルゴリズム • 長いライフサイクル • 品質管理 • 厚いフロントエンド