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未就学や低学年でも利用できる codeSpark Academy with the Foos / JPW2019

未就学や低学年でも利用できる codeSpark Academy with the Foos / JPW2019

ジュニアプログラミングワールド 2019
北海道プログラミング教育支援ネットワーク・ハンズオン資料
https://www.kokuchpro.com/event/jpw2019/

Hiroto YAMAKAWA

November 04, 2019
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Transcript

  1. 米国の codeSpark, Inc. が提供する、ソフトウェア型の教材アプリケーション
 • 幅広いコンピューティング概念を学べる ①シーケンス ②ループ ③条件分岐
 ④イベント駆動

    ⑤ブール値 ⑥スタックとキュー
 ⑦自動化 ⑧変数・不等式
 • 文字を使わず、アイコンだけでプログラミング • パズルやゲームを題材とした学習教材 • 最終的なゴール:児童が、学んだ①〜⑧の概念を使い
 独自のゲームや紙芝居を作品として作成する • 作成した作品は児童間で共有できる codeSpark Academy with the Foos の概要 2 Foos ゴール ジェム プログラミング
 エリア アイコンパレット 画像出典:https://www.codespark.com/
 (配布アプリ内より)
  2. (児童の感想・自由記述)どんなことがわかった?(回答を抜粋) • じゅんばんが大事 • 物事を順序良く考えなければ、効率よくいかないということ • 自分がお願いした1個1個の動作を確実に実行してくれること • ゴールまでの手順が必ずしも1つではないこと •

    頭を使って工夫することが必要だとわかった。 • ひとつの目標をクリアするにも色々なやり方がある • 星を3つとるまで再チャレンジしたくなる • 「これでいける」と思っても外れることがある。 児童はどう感じているか? 9 コンピューティング概念(シーケンス)やコンピューターの動作方法の理解や、
 目標やゴールに向けての取り組み方・考え方への気づきにつながる
  3. 1世帯ごと(保護者1名)の回答になるようにアンケート用紙を配布し、教室の終了時に回収した
 子ども向けの設問も、保護者が代筆することとした。(回答者数:54名) 設問: Q1.(保護者の感想)児童は教材に関心を持って取り組んでいた様子である(n=54)  Q2.(児童の感想)面白さは?(n=57) Q3.(児童の感想)難しさは?(n=58)  教材のレベル:保護者と児童のアンケートからの調査 10 Q1回答 回答数 よくあてはまる 49

    どちらかといえばあてはまる 5 どちらかといえばあてはまらない 0 あまりあてはまらない 0 Q3回答 回答数 とても簡単 11 どちらかといえば簡単 17 どちらかといえば難しい 28 とても難しい 2 Q2回答 回答数 とても面白い 50 どちらかといえば面白い 6 どちらかといえば面白くない 1 あまり面白くない 0 保護者や児童の視点(Q1, Q3)から、児童が興味・関心・面白さを感じる内容である Q2の「とても簡単」〜「とても難しい」を1〜4点に換算すると、1〜3年生27名の平均値は2.59,
 4〜6年21名の平均値は2.00 であり、低学年の方がより難しく感じている ※平均値の算出には、Q2の回答と学年の対応が確認できた48件の回答のみ利用
  4.  ⇒ 高学年は自分のペースで・自己解決型で学習を進めていける:区分A,Bの授業にむけて
    コンピューティング概念を夏休みの宿題などを通じた反転的な学習(宿題)で学習できる? 
 
 
 
 
  ⇒ 低学年は学習にかかる時間や不明点の補助も必要:


       予備時数でのプログラミング授業の導入(区分C)に利用できる? 日本の初等教育での利用にむけた可能性 12 通常の授業 コンピューターを使った授業
 (区分A, B,など) 長期休業:プログラミング的思考の事前学習