Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
lambdaの連鎖で作るRecommendEngine
Search
gree_tech
PRO
July 08, 2019
Technology
0
150
lambdaの連鎖で作るRecommendEngine
「Cloud Native Meetup Tokyo #8 」で発表された資料です。
https://cloudnative.connpass.com/event/130892/
gree_tech
PRO
July 08, 2019
Tweet
Share
More Decks by gree_tech
See All by gree_tech
REALITY株式会社における開発生産性向上の取り組み: 失敗と成功から学んだこと
gree_tech
PRO
2
220
『ヘブンバーンズレッド』におけるフィールドギミックの裏側
gree_tech
PRO
2
180
セキュリティインシデント対応の体制・運用の試行錯誤 / greetechcon2024-session-a1
gree_tech
PRO
1
180
『アナザーエデン 時空を超える猫』国内海外同時運営実現への道のり ~別々で開発されたアプリを安定して同時リリースするまでの取り組み~
gree_tech
PRO
1
150
『アサルトリリィ Last Bullet』におけるクラウドストリーミング技術を用いたブラウザゲーム化の紹介
gree_tech
PRO
1
190
UnityによるPCアプリの新しい選択肢。「PC版 Google Play Games」への対応について
gree_tech
PRO
1
340
実機ビルドのエラーによる検証ブロッカーを0に!『ヘブンバーンズレッド』のスモークテスト自動化の取り組み
gree_tech
PRO
1
230
"ゲームQA業界の技術向上を目指す! 会社を超えた研究会の取り組み"
gree_tech
PRO
1
260
Jamstack でリニューアルするグリーグループのメディア
gree_tech
PRO
2
440
Other Decks in Technology
See All in Technology
Fearsome File Formats
ange
0
550
The future we create with our own MVV
matsukurou
0
1.5k
20241220_S3 tablesの使い方を検証してみた
handy
4
870
新しいスケーリング則と学習理論
taiji_suzuki
9
3.7k
Unsafe.BitCast のすゝめ。
nenonaninu
0
160
AWSの生成AIサービス Amazon Bedrock入門!(2025年1月版)
minorun365
PRO
7
380
AWS re:Invent 2024 ふりかえり勉強会
yhana
0
700
The key to VCP-VCF
mirie_sd
0
160
組織に自動テストを書く文化を根付かせる戦略(2024冬版) / Building Automated Test Culture 2024 Winter Edition
twada
PRO
26
7.1k
Oracle Base Database Service:サービス概要のご紹介
oracle4engineer
PRO
1
16k
大規模言語モデルとそのソフトウェア開発に向けた応用 (2024年版)
kazato
2
450
信頼されるためにやったこと、 やらなかったこと。/What we did to be trusted, What we did not do.
bitkey
PRO
0
1.7k
Featured
See All Featured
Optimising Largest Contentful Paint
csswizardry
33
3k
10 Git Anti Patterns You Should be Aware of
lemiorhan
PRO
656
59k
Building Flexible Design Systems
yeseniaperezcruz
328
38k
The Invisible Side of Design
smashingmag
299
50k
"I'm Feeling Lucky" - Building Great Search Experiences for Today's Users (#IAC19)
danielanewman
226
22k
Bash Introduction
62gerente
609
210k
ReactJS: Keep Simple. Everything can be a component!
pedronauck
666
120k
Building Better People: How to give real-time feedback that sticks.
wjessup
366
19k
Six Lessons from altMBA
skipperchong
27
3.5k
A designer walks into a library…
pauljervisheath
205
24k
Scaling GitHub
holman
459
140k
Making Projects Easy
brettharned
116
6k
Transcript
lambdaの連鎖で作る Recommend Engine
Masahiro Higuchi / 樋口雅拓 • グリーグループのリミア株式会社で、LIMIA という住まい領域のメディアを 作っています。ゲーム会社ですが、最近はメディアに力を入れています。 • 機械学習のエンジニアですが、iOS,
Android,JSなどもやっている何でも屋 です。4歳の娘のパパ。twitter: @mahiguch1 • https://limia.jp/ • https://arine.jp/ • https://aumo.jp/ • https://www.mine-3m.com/mine/
LIMIAとは? • メディアサービス • 記事一覧を表示し、タップすると記事 詳細を閲覧できる。 • AWS:90%、GCP:10%。 • PHP/EC2
→ Go/ECS移行中 ユーザに最適なコンテンツを推薦する事 で、回遊性を向上させたい! → Recommend Engine(推薦システム)を 作ろう。
どうやってRecommendするのか • ユーザを10個ぐらいのセグメントに分類 • セグメント毎にCTRを計算 • 記事の投稿日時で補正したCTRが高い順にリストに掲載 → せっかく今から作るんだから、インスタンスを立てずに行こう!
ユーザモデル作成 ユーザが記事を閲覧すると、その情報が Kinesis に流れます。Lambdaで受け取り、直近10件の閲 覧履歴をDynamoDBに保存します。その変更を DynamoDB Streamに流し、Lambdaで受け取っ て記事のベクトルの平均をユーザベクトルとして DynamoDBに書き込みます。
ユーザ分類 ユーザの閲覧履歴は、 Kinesis経由でS3にも保 存されます。EMRでそれを読み込み、 k-means++で10セグメントに分割し、分割結果を BigQueryに書き込みます。BigQueryでセグメン ト毎の直近2時間のCTRを計算し、S3に書き戻し ます。それをDynamoDBに書きます。EMRでの 計算で出来るセグメントの中心ベクトルとアイデ アのベクトルも同様に
Dynamoに書き出します。 アイデアベクトル生成は 1日1回だと遅いので、 改善したい。
配信 ユーザが記事一覧を表示しようとすると、 Recommend Engineに問い合わせます。 Recommend Engineはユーザの直近10件の記事閲 覧履歴から所属するセグメントを選び、そのセグメント のユーザの直近2時間のCTRが高いものを表示しま す。ただし、古い記事ほど減点し、ユーザの前回ログ イン以降に投稿された記事は加点します。
Recommend Engineはgolangで書いて、 ECS/Fargateで動かしています。
システム構成図 パラメータ一覧 • ユーザベクトル生成は、即時。 • アイデアベクトル生成は、毎日。 • 辞書は2年前のwikipediaベース。 • CTRの計算は直近2時間。
• 推薦対象は、全記事。 • セグメントは10個。 これらについて、A/Bテストを行い、最適値を 探す。1Round 1週間として、6月末までに5回 行う。
まとめ • Recommend Engineは簡単に作れる。 • 今の所は既存編成ロジックより良い結果が出ている。 • システム的にはアイデアベクトル生成をリアルタイムで行いたい。しかし、 S3にある5GBの辞書 を読み込む必要があるため、
Lambdaで実行時に読み込むとコスト的にやばい。何か良いアイ デアがあれば教えて欲しい。 ありがとうございました。懇親会でぜひ声をかけてください!