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2015/05/09 第5回G-Study発表資料 空間認識力について / 2015-05-0...
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May 10, 2015
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2015/05/09 第5回G-Study発表資料 空間認識力について / 2015-05-09_g-study_jin
2015-05-09に開催された第5回G-Studyの発表資料です。
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May 10, 2015
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Transcript
空間認識力について 本当かどうか? 保証の限りではありません
今回のネコ紹介 名前: あんちゃん (あんじゅ) 生まれ:2006年春、9才 性格:甘えん坊、いじけ虫 特徴:小さい頃、天使の羽模様があった タンスに入り込んで出られなくなる
なんで空間認識? いきなり空間認識って何よ? とお思いでしょう。 わたくし今までいろいろなところでお仕事をし、沢山の人に出会ったのですが、 「な~んかアウトプットの質が悪い人には、 空間認識力が弱いっていう共通点があるんじゃないか? 」 という気がしています。例えば 机の上がグチャグチャで整理できてない人 自称方向音痴、実際はよく物事を考えてないだけの人
なんかが該当するんじゃないかと思うのです。 春の新鮮な気分も薄れ、疲れが見え始めた連休明けに ちょっと視点を変えてみたら、何かいいことあるかもよ、 そんな気持ちで作ってみました。 注) ここに書かれている内容は 体系づけられた知識に依るとか、どこぞの研究者が膨大な検証を経て発表した学説とか そういった、いわゆるちゃんとしたものではありません。 あくまで個人の経験と感覚に基づいています。 そりゃおかしいだろ! という点も多々あるかと思いますが どうかご勘弁を。
考え始めのきっかけ 中田というサッカー選手は、キラーパスを出す、と言われていました。 振り向かずに背後の味方にパスをする、スゲー。後ろにも目が付いてんのか? と。 また、外国のカーレーサーの中には、初めて走るサーキットでも2周くらいすると あっさりとコースレコードを更新しちゃう人がいます。 なぜこんなことができるのでしょう? それは俯瞰する能力が優れているから、空間認識力が発達しているから、だそうです。 今流行りのドローンにカメラを積んで、上空から眺めるイメージですね。 そりゃ敵味方の位置も、一番速く走れるラインも、一目瞭然でしょう。
で、スポーツ選手ならわかるけど、エンジニアに空間認識力? 他人の説明を理解したり、逆に自分の考えを説明したり、 問題を解いたりプログラムのロジックを考えたり、 これらは全て、言葉をイメージに置き換えて図解するとわかりやすくなりますね。 図解する ≒ 空間を認識する、とわたくしは考えるわけです。
簡単なテスト1 いきなりですが、ここでテストです。 以下の文を読み、図で表してください。 (1)点A、点Bを通る直線上に、点Cがある。 (2)点A、点Bを通る直線上に、点Cがある。 ただし、長さAB=長さBC かつ A≠C。 (3)点A、B、C、Dがある。 直線ABと直線ACは同一平面上にある。ただしAB≠AC
点Dは、直線ABと直線ACを含む平面上にない。
答え1 時間がないのでさっさと答えです。 (1)点A、点Bを通る直線上に、点Cがある。 (正解は他にもあります) (2)点A、点Bを通る直線上に、点Cがある。 ただし、長さAB=長さBC かつ A≠C。 (3)点A、B、C、Dがある。 直線ABと直線ACは同一平面上にある。ただしAB≠AC
点Dは、直線ABと直線ACを含む平面上にない。 (正解は他にもあります) なんで数学なの? 拒否反応が出そうです。 大丈夫。私は高校3年2学期末のテストで数学は0点でした。全て高校1年レベルの問題だったにも関わらず。 そんなんだってこうやってちゃんと(かどうかは甚だ疑問ですが)それなりに生きていけるんです。 A A A B B B C C C D
テスト2(ちょと難しい) 以下の図形のうち、合せると正方形になるものはどれか。 出典:http://www.kantokushi.or.jp/lsp/no605/605_02.html
答え2 これも本当は紙を配って試していただくと面白いのですが、面倒ですのでいきなり答えです。 全部、合せると正方形になります。 この正解の図を作るのは結構たいへんでした。(ズレてますけど) 問題考えた人が用意しておいてくれればよいのに。 テスト結果はお気になさらないよう。遊びですから。 尚、ネットに転がっている空間認識力を高める方法をやたらと試すことはお勧めしません。 素人目にもいい加減だったり怪しかったりするものが多い、という気がいたします。 ① ②
③ ④
絵(図)を描いて考える 実際に図を描くと理解しやすくなる、ことを感じていただけたでしょうか? 図解して考えるクセをつけたいなぁ、と思っていただけると嬉しいです。 ヘタでも汚くてもわかりづらくても構いません。 自分だけのものですから、妄想みたいなものでもOK。 頭の中にあるイメージをドサーッとぶちまける感じで。 やっぱりそういうときに使う道具は 紙と鉛筆が一番よろしいかと思いますが それはまあ人それぞれ、やりやすい方法でどうぞ。 でも、どうやって書けばよいのでしょう?
そういえば、図の書き方を教えてくれる研修って、あまりないですね。 いくら妄想レベルOKっても こんなのを図式化したって 恥ずかしいだけで 意味ねーし
くだらない例 では、ちょっと私の頭の中をお見せします。以下を図にしてみましょう。 ①権太楼は桜とお梅が好き ②ポン次郎は桜が好き ③権太楼とポン次郎は桜を巡って対立 ④桜は二人の男からチヤホヤされてまんざらでもない ⑤桜は密かにお梅を慕っているが、世間体があるから素知らぬフリをしている(でもバレバレ) ⑥お梅は他人に興味がなく、権太楼と桜の気持ちに気づいてはいるが無視・あるいは拒絶している 尚、登場人物(人とは限りませんが)は全て架空のものです。 権太楼
ポン次郎 桜 お梅 ちなみに実際の手順はこうでした。 Excelを使って ①まず四角を4つ書いた ②四角に適当な名前を入れた ③名前から想像される関係を文にしながら ④線を引いてみた ⑤バッテンとかギザギザマークを入れてみた つまり文はあとづけ、ズルしてたわけです。
くだらない例の続き 思い直して、前ページの図を書き直してみました。 線の交差がなくなってすっきりした反面 大切なものが抜け落ちてしまった感じがしませんか?例えば 権太楼の浮気な感じ 権太楼とポン次郎の一触即発な雰囲気 桜のお梅に対する、緊張感を伴った切ない想い などでしょうか。 それではと、ちょっと位置をズラしてみました。 こっちのほうが、いいかもわかりませんね
ビジネス文書では、恐らくこのような図解を用いるのでしょう。 でもわたしは、最初の図が一番好きです。 ゴチャっとした感じの中に不安定感とか摩擦とか いろんなものを含んでいるような気がして。 権太楼 ポン次郎 桜 お梅 権太楼 ポン次郎 桜 お梅
方向や空間を意識してみる 図解とともに、こんな練習(あそび)もいかがでしょうか。 役に立たなかったとしてもお金はかかりませんし。 1.自宅と最寄り駅や、今座っている席とビルの入り口、それから虎ノ門駅との位置関係を考えてみる。 2.そして駅の方角を指差した後、地図で確かめてみる。 ランチの時などに、地図や間取り図を思い浮かべてやってみてください。 特に窓がないお店(地下など)がおススメです。 楽しいおしゃべりの最中にそんなことしてられっか!! 変態と間違われたら、どないすんねん? ごもっともです。
でもですね、万一の災害時、こういうことがきっと生死を分けるんです。 だいたい都会に暮らす人達は、危険に対する感覚が鈍すぎます。 交差点で信号待ちするときの立ち位置とか、考えてますか? 身体をむき出しにせず、必ず電柱やガードレールの後ろを選びましょう。 いちいちそんなこと考えてたら暮らしていけないよって言われるでしょうけど。
ちょっと応用 世の中には、”自分を冷酷なまでに客観的に分析してるなぁ” と思わせる人がいます。 世間が自分に期待している事を察知し、得意なこと・やりたいことと上手に混ぜて世の中へ送り出す という難しいことを、涼しい顔をして、あるいはバカのフリをしてサラっとやってのけますね。 この、” 自分を客観的に冷静に見つめる“ 実はかなり難しい作業です。 欠点はよく目につきますが、自分の長所とか得意なことって案外気が付きにくいものです。 簡単なことだと思ってたけど、他の人から絶賛されちゃった、テヘッ(^^∂)
というのは意外とあります。 そして、かなり強引な展開ではありますが 自分を客観的に見つめる ≒ 俯瞰する → 空間認識力だ と思うわけです。 swot分析というツールがありますが、 自分ひとりでやってみると、な~んにも思い浮かびません。 ペアになってお互いの長所・短所を聞きながら 書き出してみるとよいと思います。
まとめ 空間認識力を高めると、よいことがたくさんあるような気がしませんか? ふと思い出したときに、こんなことが出来たら面白いな くらいの気持ちで、肩の力を抜いてやってみていただけたら、幸いです。 今回も脱線だらけの、ダラダラ発表にお付き合いいただき ありがとうございました。