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知識社会マネジメント(2022)4_0506.pdf

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東京大学大学院技術経営戦略学専攻2022年度講義資料

Hajime Sasaki

May 06, 2022
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  1. TMI夏学期講義⾦曜2限 知識社会マネジメント Innovation management in the knowledge society 5⽉6⽇ 第4回︓番外編

    パラグラフライティング基礎 (+意思決定のための学術論⽂) 佐々木一 Hajime Sasaki Ph.D. 特任准教授 東京大学 未来ビジョン研究センター
  2. 前回の課題 レポート課題 • 特定の「厄介な問題wicked problem」に取り組むスタートアップの代表者として。 • コロナ禍における新たな知識創造プロセスの⽀援として、AI( 例えばBERT、GPT-2/3などの⼤規模 ⾔語モデル)を活⽤することを考えた。 •

    「厄介な問題wicked problem」の内容とともに下記C,Dそれぞれに対して取り組む際の、当 該知識創造プロセスの可能性と課題について考察せよ。 • 提出先ITC-LMS • 期限 4⽉28⽇(⽊) 23:55JST 技術的問題 technical problem 適応課題 adaptive challenge 従順な問題 tame problem A B 厄介な問題 wicked problem C D
  3. 前回の課題提出内容を受けて。 アイディアが⾯⽩かったり、着眼点が鋭かったりするものも多かったです。 ⼀⽅で、適応課題特有の特徴である、その問題において⾃分⾃⾝も当事者 のひとりであることについての⾔及ができている⽅は少なかったように思 いました。 技術的課題technical problemと適応課題adaptive challenge これだけ知識や技術があふれている世の中ですから、技術的問題は、 多少のリソースがあれば、なんとかできることがほとんどです。つまり、

    私たちの社会が抱えたままこじらせている問題の多くは、「適応課題」 であるということです。 見えない問題、向き合うのが難しい問題、技術で一方的に解決ができ ない問題である「適応課題」をいかに解くか。それが、本書でお伝えす る「対話」です。 「他者と働く」 はじめに より抜粋 •技術的問題technical problem︓解決策が既に分かっており、知識やス キルを⾝につければ解決できる問題。問題は⾃分の外にある。 •適応課題︓⾃分⾃⾝のものの⾒⽅や、周囲との関係性が変わらない と解決できない問題。⾃分も当事者であり、問題の⼀部である。 課題を客観視しすぎるあまり「⾃分は⼀ 切変わらずに相⼿を変えようとするこ と」が当たり前になることの危惧。 ⾃分⾃⾝がそのシステムの⼀部であるこ とを⾔及できるようになるとよいです (この講義全体を通じた共通のメッセー ジです)。
  4. ⽂章の⼤半は「内容」以前に「構造」で判断される •学⽣・研究者なら •レポート •論⽂ •申請書 •エントリーシート •etc •ビジネスシーンなら •提案書 •報告書

    •etc 中⾝が良くても「構造」がだめならそもそも読まれない。 “相⼿はそもそも忙しい”という前提を持つ。 とはいえ読み⼿は優先順位を決めなければい けない。 構造がだめな⽂章郡のなかから、読みやすく 構成されているもの(構造がしっかりしてい るもの)があれば、真っ先に⼿にとってもら いやすい。
  5. 良い説明の流れとは 話題の提⽰ 情報提供 補⾜ 論⽂等において 主張(Claim) 論理(Logic) 論拠(Evidence) 具体的には ⾔いたいことを記述する。その主張の理由を説明する。

    事例を提⽰する。 例えば 「AということはBであ る。」 「なぜなら**であるからであ る。」 「例えば**がある。」 パラグラフの中⾝ 1⽂⽬ 2⽂⽬、3⽂⽬… 4⽂⽬、5⽂⽬… 話題の 提⽰ 情報提供 補⾜ ①話題の提⽰→②情報提供→③補⾜ の繰り返し(パラグラフ) ①最初にこれから話すことを宣⾔して安⼼させる。 「これからこういったことを話しますよ。」 「こういうことを⾔いたいんですよ。」 ②そのトピックを具体的に説明する。 「説明するとこういうことですよ。」 「なぜならこうだからです。」 ③サポート情報を添える。 「こういう例がありますよ。」 「**さんも同様に指摘しています。」 次の話題へ 具体化 例⽰
  6. ⽂章の階層構造(学術論⽂などはトップダウン構造) ⽂章(論⽂) セクション1 パラグラフ1 センテンス1 センテンス2 センテンス3 パラグラフ2 パラグラフ3 セクション2

    セクション3 ・・・ タイトル ⾒出し 主題⽂ 重要点を最初に述べる(重点先⾏) 。 あるいは普遍的なことを述べた上で 特殊なこと(部分に関すること)を述べる。
  7. パラグラフとアウトライン メッセージ メッセージ メッセージ 解説 根拠 具体例 解説 根拠 具体例

    解説 根拠 具体例 話題 話題 話題 この説明パターンを⽂章構造に反映させるのがパラグラフ・ライティング 鎖のようにブロックをつなぐのが説明の基本
  8. パラグラフ・ライティングで書かれている例 (1min) 度重なる⻤の襲来によって村は疲弊し,窮地に追い込まれているため,⻤襲来への抜本的 な対策が必要である.過去30年に渡って続いてきた⻤の襲来の規模にはさほどの変化は ないものの,頻度は増加の⼀途を辿り,昨年度はついに100回を超えるに⾄った.村⼈ たちが懸命に蓄えた⾷料や家財道具は,襲来の度に持ち去られるか,もしくは破壊される. 襲来後の再備蓄や修理の作業はもはや徒労でしかなく,村⼈たちの⽣活意欲は失われ,村 の経済規模は下落し続けている.このような状況では,⻤襲来への抜本的な対策なしには, 村の存続は不可能である. ⼀⽅で,村は状況打開の好機を掴んでいる.その理由の⼀つは,⻤たちに油断が蔓延し

    てきていることである.村⼈達の抵抗が年々弱まっているためか,襲来に来る⻤の表情か らは深刻さが消え,以前は驚異的であった統率も今はないに等しい.もう⼀つの理由は, これまでは不明であった⻤の本拠地が特定され,到達ルートが⾒出されたことである.⻤ たちに油断がある今,この到達ルートを使ってこちらから遠征を仕掛けることができれば, ⼤きな反撃を加えることができるであろう. ”⽯原尚「執筆の三重苦」を乗り越えるためのパラグラフライティング” より
  9. パラグラフ・ライティングで書かれている例 度重なる⻤の襲来によって村は疲弊し,窮地に追い込まれているため,⻤襲来への抜本的 な対策が必要である.過去30年に渡って続いてきた⻤の襲来の規模にはさほどの変化は ないものの,頻度は増加の⼀途を辿り,昨年度はついに100回を超えるに⾄った.村⼈ たちが懸命に蓄えた⾷料や家財道具は,襲来の度に持ち去られるか,もしくは破壊される. 襲来後の再備蓄や修理の作業はもはや徒労でしかなく,村⼈たちの⽣活意欲は失われ,村 の経済規模は下落し続けている.このような状況では,⻤襲来への抜本的な対策なしには, 村の存続は不可能である. ⼀⽅で,村は状況打開の好機を掴んでいる.その理由の⼀つは,⻤たちに油断が蔓延し てきていることである.村⼈達の抵抗が年々弱まっているためか,襲来に来る⻤の表情か

    らは深刻さが消え,以前は驚異的であった統率も今はないに等しい.もう⼀つの理由は, これまでは不明であった⻤の本拠地が特定され,到達ルートが⾒出されたことである.⻤ たちに油断がある今,この到達ルートを使ってこちらから遠征を仕掛けることができれば, ⼤きな反撃を加えることができるであろう. ①視覚的に明確なブロック ③先頭⽂を抜き出せばあらすじがつかめる ④先頭⽂以降を読むことで理解が深まる 具体例 根拠 根拠 解説 ⑤パラグラフ間の関係性を明確にする接続詞 ②話題とメッセージが⼀つずつ 話題「良くない現状」 メッセージ「窮地だから対策が必要」 話題「良い原状」 メッセージ「状況打開の好機」 ②話題とメッセージが⼀つずつ ”⽯原尚「執筆の三重苦」を乗り越えるためのパラグラフライティング” より
  10. パラグラフ・ライティングで書かれていない例 過去30年に渡って続いてきた⻤の襲来の規模にはさほどの変化はないものの,頻度は増 加の⼀途を辿り,昨年度はついに100回を超えるに⾄った.村⼈たちが懸命に蓄えた⾷ 料や家財道具は,襲来の度に持ち去られるか,もしくは破壊される.襲来後の再備蓄や修 理の作業はもはや徒労でしかなく,村⼈たちの⽣活意欲は失われ,村の経済規模は下落し 続けている.度重なる⻤の襲来によって村は疲弊し,窮地に追い込まれている. このような状況では,⻤襲来への抜本的な対策なしには,村の存続は不可能である.⼀⽅ で,村は状況打開の好機を掴んでいる.その理由の⼀つは,⻤たちに油断が蔓延してきて いることである.村⼈達の抵抗が年々弱まっているためか,襲来に来る⻤の表情からは深 刻さが消え,以前は驚異的であった統率も今はないに等しい.

    これまでは不明であった⻤の本拠地が特定され,到達ルートが⾒出されたことである. ⻤たちに油断がある今,この到達ルートを使ってこちらから遠征を仕掛けることができれ ば,⼤きな反撃を加えることができるであろう. ”⽯原尚「執筆の三重苦」を乗り越えるためのパラグラフライティング” より
  11. パラグラフ・ライティングで書かれていない例 過去30年に渡って続いてきた⻤の襲来の規模にはさほどの変化はないものの,頻度は増 加の⼀途を辿り,昨年度はついに100回を超えるに⾄った.村⼈たちが懸命に蓄えた⾷ 料や家財道具は,襲来の度に持ち去られるか,もしくは破壊される.襲来後の再備蓄や修 理の作業はもはや徒労でしかなく,村⼈たちの⽣活意欲は失われ,村の経済規模は下落し 続けている.度重なる⻤の襲来によって村は疲弊し,窮地に追い込まれている. このような状況では,⻤襲来への抜本的な対策なしには,村の存続は不可能である.⼀⽅ で,村は状況打開の好機を掴んでいる.その理由の⼀つは,⻤たちに油断が蔓延してきて いることである.村⼈達の抵抗が年々弱まっているためか,襲来に来る⻤の表情からは深 刻さが消え,以前は驚異的であった統率も今はないに等しい.

    これまでは不明であった⻤の本拠地が特定され,到達ルートが⾒出されたことである. ⻤たちに油断がある今,この到達ルートを使ってこちらから遠征を仕掛けることができれ ば,⼤きな反撃を加えることができるであろう. ここまで読まないと 追い込まれていることがわからない。 ⼤事な情報なのに埋れている この⽂章以降の位置づけが不明確 ”⽯原尚「執筆の三重苦」を乗り越えるためのパラグラフライティング” より
  12. 上⼿に書くための基本3 先頭⽂は話題⽂ 度重なる⻤の襲来によって村は疲弊し,窮地に追い込まれているため,⻤襲来への抜本的 な対策が必要である.過去30年に渡って続いてきた⻤の襲来の規模にはさほどの変化は ないものの,頻度は増加の⼀途を辿り,昨年度はついに100回を超えるに⾄った.村⼈ たちが懸命に蓄えた⾷料や家財道具は,襲来の度に持ち去られるか,もしくは破壊される. 襲来後の再備蓄や修理の作業はもはや徒労でしかなく,村⼈たちの⽣活意欲は失われ,村 の経済規模は下落し続けている.このような状況では,⻤襲来への抜本的な対策なしには, 村の存続は不可能である. ⼀⽅で,村は状況打開の好機を掴んでいる.その理由の⼀つは,⻤たちに油断が蔓延し

    てきていることである.村⼈達の抵抗が年々弱まっているためか,襲来に来る⻤の表情か らは深刻さが消え,以前は驚異的であった統率も今はないに等しい.もう⼀つの理由は, これまでは不明であった⻤の本拠地が特定され,到達ルートが⾒出されたことである.⻤ たちに油断がある今,この到達ルートを使ってこちらから遠征を仕掛けることができれば, ⼤きな反撃を加えることができるであろう. 先頭⽂を抜き出すだけであらすじがわかる。 ”⽯原尚「執筆の三重苦」を乗り越えるためのパラグラフライティング” より
  13. パラグラフとアウトライン メッセージ メッセージ メッセージ 解説 根拠 具体例 解説 根拠 具体例

    解説 根拠 具体例 パラグラフ アウトライン 話題 話題 話題 ”⽯原尚「執筆の三重苦」を乗り越えるためのパラグラフライティング” より
  14. パラグラフライティングの流れ3ステップ 1. あらすじ整理 ① 話題の列挙 ② メッセージ作成 ③ メッセージ洗練 2.

    アウトライン作成 ① 話題⽂の作成 ② 接続語句の選択 ③ アウトライン洗練 3. 補助⽂追記 ① 補⾜候補の検討 ② ⽂量概算と補⾜選択 ③ 補助⽂の作成
  15. Step3:補助⽂追記 • 理想(将来的にどんな良い状況を目指すのか) • 本研究におけるビジョンは,村に巨大観光施設を誘致し,観光収入で村人の 生活を楽にすることであ る. • 根拠 なぜ観光収入に頼るかというと…

    • 解説 観光収入があれば… • 具体例 実際,他の村では… • 問題(具体的にどんな厄介事を解消するのか) • ビジョンの実現のため,鬼が定期的に設備を破壊し,金品を奪っていくとい う問題の解決に挑む. • 根拠 鬼の襲来が誘致契約の妨げとなってきた… • 解説 設備の破壊というのは… • 具体例 これまでに壊されたのは… • 課題(具体的には何を達成するのか。) • 本研究における課題は,鬼の襲来をゼロにしたうえで温泉リゾートの誘致契 約を結ぶことである. • 根拠 鬼の襲来がゼロであれば,契約するという話が… • 解説 温泉リゾートというのは… • 具体例 誘致契約の候補としては
  16. 研究論⽂の⼿順(修⼠の例) 実験(データ取得) (結果を)執筆 (まず)執筆(してみる) 実験(データ取得) 書くことで初めて本当の意味で考えることになる。書いていないということは考えられていない。 M2の秋以降〜年末 「やばい、結果と想定が⼀致 しない。いまさらテーマも変 えられない。。。」

    M1前期「就活もあるし、 研究はあとでいいか」「 そもそも実験結果を⾒ない と書けないしね」 M1後期「実験をそろそろ 始めよう」「とりあえずい ろんな分析⼿法(条件)を 試して良さそうな結果が出 た⼿法について書けばいい か」 M2前期「(データの海に溺れなが ら)あれ、このデータの解釈はどう すれば︖」「(書きはじめると)そ もそも何したいんだっけ。何が課題 で何を主張するんだっけ。この実験 設計じゃまずそうだけどなんとかな るか」 M2の秋以降〜年末 「かなり書き直しもあった けどなんとかなりそうだ」 M1前期「メモでもいいか ら、今わかっていること をアウトラインにして書 いてみよう。」 M1後期「あ、ここが わかってなかったのか。ここ の論理つながってないな。根 拠あるかな︖」 M2前期「書いてあることを中⼼に 実験しよう」「このやり⽅ではここ がまずかったのか。誤解していた な。」「もしかするとこれ⾃体が発 ⾒になるな、追記しよう。」 ⽂にしてみて初めて、何をすべきか、何が問題か、⾃分が何がわかっていないか、が明確になる。 ✗ ◦
  17. 現在の情報空間がもたらす社会的リスク インフォデミック 情報が疫病のように伝染 噂、フェイクニュース、伝聞により⼤量の情報 が氾濫。 多すぎる情報によりどれが「必要」な情報かわ からなくなる。 ⿃海(2022)をもとに編集 フィルターバブル 膨⼤な情報から個⼈に適切なものをピックアップ。

    推薦システムが情報を取捨選択。 表⽰されない情報に気づけない。 システムのフィルターに閉じ込められる。 選択的接触 同意⾒を持つ者同⼠が仲良く。 好まれる情報のみがやり取りされる。 否定的な意⾒や⼈は排除される。 エコーチェンバー 視界に⼊る範囲では皆同じ意⾒。 異なる意⾒の存在に気づかない。 「⾃分たちは多数派で正しい。」の加速。 社会的分断 都合の良い情報のみが⼿に⼊る時代 分断の向こう側の情報が⼿に⼊らない。 相互理解の阻害。 より極端な⽅向への極化。
  18. 専⾨知のフロー (例︓経営学がビジネス書になるまで) 学術論⽂ ⼀般書 (学術書) ビジネス書 ⾒えない壁(主に⾔語の壁) 翻訳 論⽂(⽇本語) ビジネス書

    聞いた話 ⼀般書 エッセー 経験談 新聞・雑誌 例えば。。 ロバート・ダンカン(1976)「両利きの経営」 →1991年にスタンフォード⼤学のジェームズ・ マーチ教授 →2004年ハーバード・ビジネス・レビュー →2016年原著Lead and Disrupt: How to Solve the Innovator's Dilemma →2019年東洋経済新報社 →2020年ビジネス書⼤賞特別賞
  19. 科学技術を巡るグローバルな競争と情報量の爆発 • 科学技術に関するグローバルな研究開発競争の激化と情報量の爆発 • 情報量の爆発に伴う科学技術情報の埋没現象 • 世界の研究動向や萌芽的な研究領域の⾒落とし • 研究者の⾃発的な研究のための研究環境の確保が重要な⼀⽅、重要な研究開発領域 では研究動向を踏まえた研究の展開が必要

    実施者︓タコ壺化。必要な関連技術の⾒落とし。競合技術の軽視。 評価者︓論理でなく印象による判断。主観と直感とによる意思決定。 時間 •知識/情報の爆発 時間 •知識の細分化・専⾨ 化 •課題の複雑化 グリーン サービス ライフ “課題を検討する委員が当該分野の専⾨家のみで構成されている場合、⾃らの専⾨の擁護者として論陣を張る場 合がある。⼀⽅、専⾨家を含まない場合、検討される内容は素⼈の考えとなって価値を失う。”(吉川, 2011)
  20. ü 鮮明な記憶、最近の出来事による影響 ü ステレオタイプに対する思い込み ü ⾃⼰・⾃⼰⾔明正当化バイアス ü アンカリング ü 認知的不協和

    ü 相関関係と因果関係の混同 ü プロスペクト理論 利得 価値に対する認識 Kahneman & Tversky (1979) 44 • 単⼀の情報に流されない。 • 多様な⽴場の視点をもつ。 • 常に⾃分がバイアスに陥っている可能性を⾃覚する。 様々な認知バイアス
  21. 研究活動によって⾝につく普遍的なトレーニング 1. ⽬的を明確にできる。 2. 信頼のある情報ソースをもとに調べることができる。 3. 「問い」を明確にし⾔語化できる。 4. 「問い」を解くために何をするべきか明確にできる。 5.

    実験や理論の構築ができる。 6. 過去の知⾒や他社の意⾒を適切に取り⼊れられる。 7. 適切なフォーマットで意⾒や結果を発表できる。 ビジネスにおいて多くの場⾯で求められる汎⽤的なスキル
  22. どこで何を主張するか︖論⽂構成と主張すべき点 • Introduction • Method(and data) • Result • Discussion

    • Conclusion 論理性 新規性 明瞭性 重要性 妥当性 信頼性 有効性 意外性 全て 該当 IMRaD