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【論文紹介】Learning sparse neural networks through L0 regularization

【論文紹介】Learning sparse neural networks through L0 regularization

Shuhei Goda

June 24, 2018
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  1. Summary どんなもの? ニューラルネットワークのパラメータに対してL0正則化を適用させる。 先行研究と比べてどこがすごい? 既存のNNの学習手法の枠組み(逆伝搬法)で解くことができる。 技術や手法のキモはどこ? L0ノルムによる正則化効果を、連続型確率変数から成るhard concrete distributionを 使って近似的に表現する。

    どうやって有効だと検証した? MNIST, CIFAR10, CIFAR100のデータで検証。 既存手法と同等かそれ以上の精度で、計算速度の高速化が行える。 議論はある? 今後パラメータθに関するフルベイズな扱いが考えられるのではないか。 1  
  2. 置き換えの流れ(2) l バイナリゲート z を、hard-sigmoidで置き換える。 Ø 連続型確率変数 s を使い、バイナリゲートを表現する。 Ø

    ゲートがactiveとなっている確率も、以下のcdfで表現可能 Ø 以下は置き換えた状態、ただし右辺第1項がパラメータφに関して逆伝搬可能でない。 6  
  3. 置き換えの流れ(3) l Reparameterization trickを使い、パラメータφに逆伝搬できるようにする。 Ø s が φ に対して確定的になるようにする。 Ø

    微分可能な関数f(ε,φ)を用いて、s=f(ε,φ), ε~p(ε)と置き換える。 Ø 期待値部分はモンテカルロサンプリングで計算可能。 7  
  4. 置き換えの流れ(5) l binary concrete distribution を引き伸ばして、z が 0,1を取りやすくする。 (hard concrete

    distribution) Ø 分布を(γ, ζ)に引き伸ばして、再度hard sigmoidに適用させる(γ<0, ζ>1) Ø L0ノルム部分は以下のようになる。 9   binary concrete rv γ=-0.1, ζ=1.1で引き伸ばしたもの
  5. Summary どんなもの? ニューラルネットワークのパラメータに対してL0正則化を適用させる。 先行研究と比べてどこがすごい? 既存のNNの学習手法の枠組み(逆伝搬法)で解くことができる。 技術や手法のキモはどこ? L0ノルムによる正則化効果を、連続型確率変数から成るhard concrete distributionを 使って近似的に表現する。

    どうやって有効だと検証した? MNIST, CIFAR10, CIFAR100のデータで検証。 既存手法と同等かそれ以上の精度で、計算速度の高速化が行える。 議論はある? 今後パラメータθに関するフルベイズな扱いが考えられるのではないか。 14