Lock in $30 Savings on PRO—Offer Ends Soon! ⏳
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
これからのマネジメント~令和時代の組織のあり方~
Search
haruka
October 11, 2019
Business
0
60
これからのマネジメント~令和時代の組織のあり方~
変化が激しい時代となっている現代で、必要となるマネジメント、組織、個人のあり方をまとめたものです。
不確実性が支配する時代をチャンスに変えれる組織/個人が現れればと思い作成しました。
haruka
October 11, 2019
Tweet
Share
More Decks by haruka
See All by haruka
アート思考とデザイン思考
haruka1024
0
83
ジョブ理論をなんとなく理解する
haruka1024
2
59
アイデアの出し方
haruka1024
1
41
アイデアソンをより身になるものとするために
haruka1024
0
30
Libra report(日本語)
haruka1024
0
29
Other Decks in Business
See All in Business
~モブ、まだいけるよな?~2025年をふりかえってみて_20251126
masakiokuda
0
120
機能より人で伸ばす - 個人開発アプリ収益化までの道 -
yutonakano
0
200
(4枚)部下育成の基本 「叱る」と「褒める」の基準とは? 存在承認(アクノレッジメント)を意識しよう!
nyattx
PRO
0
150
2025年12月期 第三四半期決算説明資料
mobcast20040326
PRO
0
580
【Agile Japan2025 発表資料】AI時代におけるアジャイルチームの価値
agile_effect
0
260
AIはプロダクト開発をどう変えたか?〜 3つの役割から見る「変化」と「未来」〜 / How AI Transformed Product Development: A Look at "Change" and "Future" via Three Roles
iwashi86
3
840
知識の非対称性を越える_PdMがエキスパートと築く_信頼と対話の_意思決定の技術__.pdf
hirotoshisakata1
0
1.7k
VISASQ: ABOUT US
eikohashiba
15
540k
キャッチアップ会社紹介
catchup
2
59k
HENNGE会社紹介資料/company_introduction
hennge
3
210k
Mercari-Fact-book_jp
mercari_inc
7
180k
株式会社なぞるマーケティング組織開発の考え方
nazoru
PRO
0
200
Featured
See All Featured
Easily Structure & Communicate Ideas using Wireframe
afnizarnur
194
17k
Imperfection Machines: The Place of Print at Facebook
scottboms
269
13k
Building Better People: How to give real-time feedback that sticks.
wjessup
370
20k
Build The Right Thing And Hit Your Dates
maggiecrowley
38
3k
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
432
66k
For a Future-Friendly Web
brad_frost
180
10k
Chrome DevTools: State of the Union 2024 - Debugging React & Beyond
addyosmani
9
1k
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
58
6.1k
Practical Tips for Bootstrapping Information Extraction Pipelines
honnibal
25
1.6k
Site-Speed That Sticks
csswizardry
13
990
個人開発の失敗を避けるイケてる考え方 / tips for indie hackers
panda_program
120
20k
No one is an island. Learnings from fostering a developers community.
thoeni
21
3.5k
Transcript
これからのマネジメント ~ 不確実性が支配する時代の組織 ~
世の中は変わってきているのに マネジメントは変わらなくていいの?
変わらないと組織は衰退する
これまでのマネジメント 組織、またはマネージャーが管理/想像できる範囲で目標を設定する 人の適正を無視し、ジェネラリストを信仰する 組織内に明確な格差が存在する(組織 >> マネージャー >> 個人) 目標を定め、目標達成に向けて人を管理/制御する
これまでのマネジメント 成果に対する報酬 目標に対する詰めマネジメント 個人の能力ではなく、使いやすいかどうかの評価(組織の駒化) 部下のコントールは外発的動機づけ
これまでのマネジメント 目 標 人 人 人 人 目 標 人
人 人 人 人 人 人 人 組織に個人を合わせていた
組織は常に正しい目標をおけるのか? 個人を殺してしまって問題ないのか?
令和のマネジメント 組織の利益ではなく、社会の利益をVisionとする 人に合わせた働く環境を整備する(物理環境、制度) 人の適正/気持ちを尊重し、人を組み合わせて成果を出していく(格差なし) 目指す姿(Vision)を定め、働く環境と人を組み合わせる
令和のマネジメント 個人がやりたいことを尊重する 個人を尊重し評価する(短所ではなく、長所を伸ばす) 心理的安全性を担保する(チームで尊重されていると感じさせる) 部下のコントロールは内発的動機づけ
令和のマネジメント 人 人 人 人 人 人 人 人 個人の能力、コラボレーションを促進させる
Vision
なぜ個を尊重するのか
現代は不確実性が支配する時代
不確実な世界 テクノロジーの進歩が著しい 欲求が見えなくって来ている(モノが足りているため、何が欲しいかわからなくっている) 1年後どころか半年後すら見通すのは難しい
不確実な世界 誰でも全世界に発信できる時代(個人も競争相手となる) 多様性がないと何も生み出せない時代(特定の人をターゲットとする必要がある) 個人が強くなっていく
不確実性が支配する時代では 個人という文脈が必要となる
何をすればいいのか(組織)
何を目指しているのかを明らかにする 社会に対して、どんな役割を果たすために存在しているのかを定義する Visionは一部の人で決定/運用するのではなく、個人を巻き込むことが重要 組織の存在目的(Vision)を定義し柔軟に変更する
多様な組織のあり方を推奨する 新しいものを作ることが目的の組織は、失敗し学びを得ることが重要となる(創造性) 安定して提供することが目的の組織は、失敗を減らす仕組みが重要となる(再現性) 求められる目的によって、組織のあり方は変わる
本来の自分でいられる場を提供する ピラミッド構造の組織では、作られた自分が生み出される 本来の自分でいられれば、発揮できる能力は会社にとっても有意である 偽りの自分は双方にとって損である
格差をつくらない(社長も役割の1つ) 組織としての役割があるだけで、本来は格差なんかない 得意な人が得意なことをやるのが最も成果がでやすい (何が得意かをシェアし協力することは必要) 得意な人が得意なことをすればいい
組織は個人が集まったもの →個人を意識する必要がある
何をすればいいのか(マネージャー)
個人を理解する やってみたいことや適正を対話により理解する 向いていないと思うことでも後押しすることは有効である(適性を身をもって知ってもらう) 議論ではなく対話
尖らせる 不確実な世界では、尖ったものが重要となる 短所は見方を変えれば長所である 「長所を伸ばす」と「短所を直す」はトレードオフの関係
組み合わせる(尊重で作り上げる) お互いを尊重できないと組み合わせても失敗する 能力だけではなく、考え方や働く場所を含めてお互いが理解する 何かができるから偉いということはない
全てという思考を捨てる 上位層を伸ばすことで結果的に底上げされる(中位、下位もついてくる) 思考や行動特性も同じにはならない(2割程度がそっぽを向く方が組織としては健全) 全員が100%になることはない
格差をつくらない 手のひら返しをやめる、指摘ではなくコメントが重要(メンバーとして協力、寄り添うこと) 格差を実感させても、自分が気持ち良いだけである NG:情報格差マネジメント、マイクロマネジメント(特に重箱系の指摘はただの自己満足) マネージャーも役割の1つ(チームのメンバーとして信頼されること)
チームは小さな組織 →チームの環境を整えることが必要
何をすればいいのか(個人)
受け入れること(すべてを受け入れる必要はない) 良いところがないか探そう(意見に懐疑的だとしても、すべてを否定する必要はない) 違う意見(提案)は、相手の否定ではない(なんでもかんでも肯定する必要はない) みんな違う、それが当たり前
自分を出すこと 自分を出さない人は信頼されない(自分のことを伝えないと何も始まらない) 行動や趣味嗜好、考え方、失敗談などを伝えよう(自分を理解してもらう) 知らない人を信頼することはできない
協力すること 一人ではできないから組織(チーム)がある 自分のために協力させるだけでは、誰も協力してくれない(まずは自分から) 協力しないなら一人でやるのと同じ
格差をつくらない(人を尊重すること) 自分とは違うことを尊重する(違うことは悪いことではない) 格差を実感させても、自分が気持ち良いだけである NG:自分の価値観で格付けする、利用価値で人を格付けする 自分にできないことをできる人はすごい人
言葉を変えても最後はすべて人 →気持ちよく働ける環境を作るのは自分
自 分 の 価 値 観 で 人 を 責
め な い 一 つ の 失 敗 で 全 て 否 定 し な い 長 所 を 見 て 短 所 を 見 な い 心 を 見 て 結 果 を 見 な い 吉 田 松 陰 ( 武 士 ・ 思 想 家 ・ 教 育 者 )