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パブリッククラウドConoHaを使って OpenStack APIを理解する(初級編)
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Hironobu Saitoh
December 09, 2015
Technology
0
900
パブリッククラウドConoHaを使って OpenStack APIを理解する(初級編)
OSC Enterprise2015 Tokyoのセミナー資料です。
https://www.ospn.jp/osc2015.enterprise/
Hironobu Saitoh
December 09, 2015
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Transcript
1 パブリッククラウドConoHaを使って OpenStack APIを理解する(初級編) GMOインターネット株式会社 ホスティング事業部 テクニカルエバンジェリスト ⻫藤弘信
[email protected]
オープンソースカンファレンス2015
.Enterprise
2 アジェンダ • OpenStackとConoHa • パブリッククラウド「ConoHa」 • OpenStackについて(コンポーネントを理解する) • OpenStack
APIの概要 • REST APIの仕様 • APIワークフロー • 実践 • 認証(Keystone)とコンピュート(Nova)をつかう • コマンドラインツールを使う(python-openstackclient) • SDKと実際の利⽤例
3 ConoHaとOpenStack
4 パブリッククラウド「ConoHa」とは GMOインターネットが提供するIaaS型クラウドサービス • 全ストレージにSSDを採用 • 900円/月〜の定額制 • 転送料金なし •
スケールアップ/ダウン対応 • プライベートネットワーク • ロードバランサー • オブジェクトストレージ • 海外リージョン • OpenStack API https://www.conoha.jp/
5 サーバー ネットワーク ストレージ ConoHaサービス⼀覧 リージョン 東京 グローバルネットワーク (IPv4/IPv6 デュアルスタック)
シンガポール アメリカ(サンノゼ) ロードバランサー 無料DNS GeoDNS(GSLB) プライベートネットワーク 追加IPv4 リージョン間転送 ⾃動バックアップ スケールアップ スナップショット SSD追加 オブジェクトストレージ 仮想サーバー (All-SSD) メールサーバー DBサーバー (MySQL互換) A P I GMOバックボーンネットワーク ISOイメージ管理
6 OpenStackとは • オープンソースで開発されている、クラウド環境を構築するためのソフ トウェアコンポーネント群 • いわゆるIaaSの分野(仮想マシン、ネットワーク、ストレージ)を扱う • ConoHaでは少し前のバージョンの「Juno」を採⽤ (現⾏バージョンは10⽉にリリースされたLiberty)
7 OpenStackとは https://www.openstack.org/summit https://www.openstack.org/ • 10月末にOpenStack Summit Tokyoが開催される • GMOインターネットも基調講演を行った
• 他に日本からはNTT Group、サイバーエージェント、Yahoo!、楽天 • 2016年はOpenStackの普及元年に?
8 ® OpenStackのサービス Keystone Nova Neutron Cinder Glance Swift Core
Services Optional Services Ironic Horizon Ceilimeter Heat Designate 認証 仮想マシン ネットワーク ブロックストレージ 仮想マシンイメージ オブジェクトストレージ ベアメタルサーバー ダッシュボード メータリング プロビジョニング DNS など
9 ίϯϙʔωϯτ ར༻༻్ Ϧʔδϣϯ ,FZTUPOF Ϣʔβʔ࡞ ΞΧϯτೝূ "MMSFHJPOT /PWB Ծαʔό
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10 OpenStack APIの概要
11 OpenStackで管理される項⽬ 1つのOpenStack環境を表す単位。 ConoHaの場合、日本(TYO1)、アメリカ(SJC1)、シンガポール(SIN1)の3つ エンドポイントもリージョン毎に異なる ユーザー名 / パスワード テナント リージョン
その名の通り、利用者毎のアカウント。パスワードがセットになる ユーザーが所属するグループのようなもの。 ユーザーは複数のテナントに属することができる
12 OpenStackで管理される項⽬
13 API概要 • API自体はシンプルな設計のREST API • 各サービス毎にエンドポイントが存在する (ConoHaのエンドポイント)
14 APIのワークフロー
15 1. 認証Identity Endpoint(Keystone)にリクエストを送信する。 2. クレデンシャル情報はユーザー名/パスワード/テナント名(もしくはテナントID) 3. トークンとアクセス可能なエンドポイントがJSONで返ってくる 4. それを元にコンポーネントを利用する
APIのワークフロー
16 実践
17 https://www.conoha.jp/docs/ APIのドキュメント
18 SDKなど
19 OpenStack SDK http://developer.openstack.org/ • C • C++ • Clojure
• Erlang • Go • Java • Android • JavaScript • Python • Node.js • Perl • PHP • Python • Ruby • Yaml オフィシャルサイトに ある一覧
20 実際の利⽤例 仮想環境構築ツール「Vagrant」をConoHaで 使えるようにするProviderの開発 Docker環境を構築する「Docker Machine」を ConoHaで動作するように開発元へのPR Go⾔語 https://github.com/hironobu-s/vagrant-conoha https://github.com/docker/machine
21 WordPressのメディアストレージとして オブジェクトストレージを使うプラグインを開発 実際の利⽤例 ConoHaのISOイメージマウント機能を CLIから扱えるコマンドラインツールの開発 Go⾔語 https://wordpress.org/plugins/conoha-object-sync/ https://github.com/hironobu-s/conoha-iso
22 まとめ
23 本⽇お話ししたこと • OpenStackとConoHaの関係 • ConoHaについて • OpenStackとは • コンポーネントを理解する
• OpenStack APIの概要 • REST APIの仕様 • APIワークフロー • 認証(Keystone) • コンピュート(Nova) • コマンドラインツールを使う
24 Q&A