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三越伊勢丹のDevOps基盤について

 三越伊勢丹のDevOps基盤について

2022年5月25日・26日にAWS(Amazon Web Services)の国内最大イベント、「AWS Summit Online」が開催され、サーバーワークス様の講演「サーバーワークスがエキサイトした先進プロジェクト 5 選〜三越伊勢丹様と代表大石が Mode2 を語る〜」の中で弊社取締役の鈴木が登壇しました。

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Transcript

  1. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved. 三越伊勢丹のDevOps基盤について (株)アイムデジタルラボ

    取締役 鈴⽊雄介
  2. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved. 三越伊勢丹グループ 国内百貨店お取組先数

    約 2万 6千社 グループ従業員数 約 2万⼈ 株主さま数 約 28万⼈ エムアイカード会員数 約 290万⼈ 百貨店 (オンライン・オフライン) ⾸都圏を中⼼に、 国内外に49店舗を展開 不動産事業 国内保有不動産の再開発と 国内外の商業不動産事業を強化 ⾦融事業 国の世帯年収 2,000万円以上のうち 約14%がエムアイカード会員 ※2021年7⽉1⽇時点 売上⾼(連結) 8,160億円 ※2021年3⽉期実績
  3. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved. IMDLとは (株)アイムデジタルラボ

    • 三越伊勢丹グループにおけるDX推進 機能⼦会社 • 2019年11⽉設⽴ • https://www.imd-lab.co.jp/ • https://note.com/imd_lab ミッション 仕組みを変えて お買い物を楽しくする
  4. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved. 講演者 鈴⽊雄介

    • (株)アイムデジタルラボ • 取締役 • Graat(グラーツ) • 正式名称:グロース・アーキテクチャ&チームス(株) • 代表取締役社⻑ • ⽇本Javaユーザーグループ • SNS • @yusuke_arclamp • http://arclamp.hatenablog.com/
  5. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved. 話の流れ上...

  6. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved. はじめに 問

    DXに向けて開発スピードが 上がらないのはなぜですか?
  7. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved. はじめに 答

    調整が多い
  8. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved. DX推進に向けた課題 ⾊々な調整に時間がかかる

    • 実装そのものが遅いことは少ない • どんな調整が遅いのか? • ビジネス部⾨との調整 • インフラ部⾨との調整 • 運⽤部⾨との調整 • 他システム部⾨との調整 • 品質/法務/経理... ←今⽇の話の主題
  9. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved. どうやって調整をなくすのか? 調整しないようにすればいい

    • なくしたいもの • インフラ部⾨との調整 • サーバの構築、性能変更、台数増減 • ネットワークのルーティング設定 • データベースなど、必要な要素の構築や変更など • 運⽤部⾨との調整 • リリース作業 • スケジューラーの設定 • 運⽤監視項⽬の設定など
  10. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved. DevOps基盤

  11. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved. DevOps基盤 インフラ構築/運⽤作業を全てツール化する

    • 開発チームがツールを使ってインフラ構築/運⽤作 業を実施する • インフラ/運⽤チームはツールの整備を⾏う • 基本的なセキュリティは基盤で保証する これまで これから インフラ 構築 アプリ 開発 運⽤監視 インフラ チーム 開発 チーム 運⽤監視 チーム 既存 環境 利⽤ 作業 作業 開発 チーム 運⽤監視 チーム DevOps 基盤 利⽤ CCoE 全体 整備 ⽀援 依頼 依頼 利⽤ 利⽤ 監視
  12. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved. 2020年 Amazon

    EC2 利⽤禁⽌令 い し つ の 利 ⽤ を 禁 ず 定 マネージドサービス(PaaS)を利⽤し、 IaaSの利⽤を禁⽌。サーバはAmazon ECS、DBはAmazon RDSのみ
  13. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved. 2020年 インフラ構築

    ⼿作業禁⽌令 い ん ふ ら 構 築 ⼿ 作 業 を 禁 ず 定 インフラ構築作業はIaCツールを利⽤し、 ⾃動化する。変更管理を可能にし、複数 環境構築コストを低減する
  14. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved. 2020年 夜間リリース

    禁⽌令 夜 間 り り す を 禁 ず ※ 例 外 は 認 め る 定 リリースプロセスを⾃動化し、デプロイ を無停⽌にすることで⽇中リリースを前 提にする
  15. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved. DevOps基盤 ガイドラインとして策定

    • 開発チームが参照しながら作業を⾏なっていく • AWS利⽤ガイドライン • 運⽤設計ガイドライン • CI/CDガイドライン • サーバーワークス様の⽀援で作成&改善中 • ガイドラインの販売もしています • 問い合わせ先:(株)三越伊勢丹システムソリューションズ
  16. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved. ガイドライン⽬次 AWSガイドライン

    • アカウント・ユーザー管理⽅針 • ネットワーク設計⽅針 • セキュリティ基本⽅針 • バックアップ設計⽅針 • システム可⽤性設計⽅針 • メンテナンス環境設計 • 命名規則 • タグ設計 • インフラ構築⾃動化 • インスタンス夜間停⽌ • ガイドライン⾮準拠の⾃動検知 • 環境変数管理 • 利⽤サービス⼀覧 運⽤設計ガイドライン • 運⽤の概要設計 • 本番作業フロー • 運⽤タスクリスト • 運⽤コスト削減 • アップデート⽅針 • 監視設計 • 権限付与システム CI/CDガイドライン • CI/CDパイプライン • CI/CD基本⽅針 • パイプラインの構築 ※上記を前提とした開発チーム向けの具体的な作業⼿順書も整備
  17. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved. DevOps基盤 DevOps基盤

    効率が16倍になりました • 開発スピードが4倍 • 1年かけていた開発が3ヶ⽉に • インフラ構築や運⽤設計が柔軟に • 保守⼯数が1/4 • ⾃動リリースにより⼿順書の削減 • インフラや運⽤の変更が容易に
  18. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved. DevOps基盤 その上で動いているもの

    • さまざまなDXサービス • 店頭向けデジタルサービス、各種アプリのバックエンド、 物流サービスなど • さまざまな基幹システムの⼀部 • 基幹システムの⼀部機能をクラウドネイティブに作り替 えて移植し、段階的に切り替えていく • ストラングラーパターンによる基幹モダナイズ
  19. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved. まとめ

  20. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved. まとめ DX推進のためにDevOps基盤を構築

    • 開発チームがインフラ/運⽤作業をすると効率的 • そのためにインフラ・運⽤作業をツール化する • インフラ・運⽤チームはツール整備をする • ツールにはAWSなど既存サービスを活⽤ • マネージドサービスだけを採⽤し、⾃動化を推進する • 開発チーム向けに各種ガイドラインを整備 • 効率が16倍になった • DXだけなく、基幹システムのモダイナイズも推進中
  21. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved. さいごに 実現に向けた覚悟

    • 既存環境とは「考え⽅」を分ける • セキュリティ/ガバナンスもクラウドネイティブに • 既存環境とネットワーク接続は可能 • 全体を1つのシステムと捉える • システム間連携が増えていくなかで個別システム視点で はなく全体視点で管理していく • 失敗に学び、改善する • 試⾏錯誤を続けていくことでメンバーも成⻑していく 取り組みの詳細はブログで公開中:https://note.com/imd_lab/