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三越伊勢丹におけるDX向けプラットフォーム構築への挑戦 - E-JAWSカンファレンス2021

三越伊勢丹におけるDX向けプラットフォーム構築への挑戦 - E-JAWSカンファレンス2021

2021年1月25日に開催された「E-JAWS カンファレンス 2021 TOKYO」での講演「三越伊勢丹におけるDX向けプラットフォーム構築への挑戦」の資料です。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/events/2021/ejawsconf2021125/

概要:
三越伊勢丹では「DX 推進に向けたアジリティの確保」と「2025 年の崖問題を見据えた基幹系のモダナイズ」が並行するなか、両者を一緒に解決することを目指してDX向けプラットフォームの構築をはじめました。講演では「DX サービスに合わせて少しづつ整備する」「基幹系の機能をすり替えていく」「運用作業を極限まで削減する」といったコンセプトを紹介しながら、実際、どのように取り組んでいるのかについて説明します。この中では、システムのサイロ化、ベンダー依存、既存ルールとのギャップなど、さまざまな出来事に挑戦をしていっています。

アイムデジタルラボ

January 25, 2021
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Transcript

  1. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    三越伊勢丹における
    DX向けプラットフォーム構築への挑戦
    (株)三越伊勢丹システムソリューションズ
    ⽵前千草
    (株)アイムデジタルラボ
    鈴⽊雄介

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  2. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    IMSとは
    (株)三越伊勢丹システムソ
    リューションズ
    • 三越伊勢丹グループにおける情報
    システム⼦会社
    • 1968年設⽴
    • http://www.ims-sol.co.jp/
    • 三越伊勢丹グループの基幹システ
    ム、デジタルサービスの開発、保
    守、運⽤を実施

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  3. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    講演者
    ⽵前千草
    • (株)三越伊勢丹システムソリューションズ
    • テクノロジー推進部
    ビジネスプラットフォーム第⼀グループ
    グループ⻑

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  4. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    IMDLとは
    (株)アイムデジタルラボ
    • 三越伊勢丹グループにおけるDX推進
    機能⼦会社
    • 2019年11⽉設⽴
    • https://www.imd-lab.co.jp/
    • https://note.com/imd_lab
    ミッション
    仕組みを変えて
    お買い物を楽しくする

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  5. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    講演者
    鈴⽊雄介
    • (株)アイムデジタルラボ
    • 取締役
    • Graat(グラーツ)
    • グロース・アーキテクチャ&チームス(株)
    • 代表取締役社⻑
    • ⽇本Javaユーザーグループ
    • サブリーダー/CCC運営委員⻑
    • その他
    • @yusuke_arclamp
    • http://arclamp.hatenablog.com/

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  6. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    アジェンダ
    状況
    何を作るのか?
    どう作るのか?(技術編)
    どう作るのか?(組織編)
    まとめ

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  7. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    状況

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  8. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    状況
    DXの推進
    • コロナ禍により取り組みが加速
    • 三越伊勢丹リモートショッピング
    • 2020/4 アイデア
    • 2020/5 ワークショップ(コンセプト)
    • 2020/6 開発チーム編成
    • モバイルアプリ、サーバなど20名規模
    • 2020/7 開発スタート
    • 2020/10 内部リリース
    • 2020/11 プレスリリース
    • 毎週リリース継続中

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  9. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    状況
    2025年の崖
    • 三越伊勢丹も例外ではない
    • 2022年度中を⽬指してモダナイズを推進中
    • 主に⾃動化による運⾏費削減、開発アジリティの向上
    • その中で「DX向けプラットフォーム」の整備を推進
    • 名称:ビジネスプラットフォーム(略称:BPF)
    • 三越伊勢丹リモートショッピングも利⽤
    既存システムが、事業部⾨ごとに構築されて、全社横断的なデータ活
    ⽤ができなかったり、過剰なカスタマイズがなされているなどにより、
    複雑化・ブラックボックス化
    経済産業省 DXレポート 〜ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開〜

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  10. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    今⽇の話
    ビジネスプラットフォームの話
    • ビジネスプラットフォームとは何か?
    • 略称:BPF(Business PlatForm)
    • それをどのように作ったのか?
    • 技術的な話
    • 組織的な話

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  11. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    何を作るのか?

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  12. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    何を作るのか?
    DX=お客様視点でサービスを構築する
    • ユーザー体験はシステムを横断する
    • フロントサービスは横断的に基幹システムを利⽤したい
    • 個別に調整するのは⼿間なので⼀元的に提供したい
    商品
    情報
    価格
    情報
    展開
    情報
    会員
    情報
    決済/
    配送
    ⼀元的に提供する基盤
    お客様
    情報
    ⾜の情報
    ⾜に合う
    靴の⼀覧
    ⾜に合う
    靴の詳細
    購⼊
    会員 商品 在庫/販売
    価格 決済

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  13. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    何を作るのか?
    ビジネスプラットフォーム
    • 基幹のデータや機能をフロントから使いやすく
    • 単なるAPIゲートウェイでは機能が⾜らない
    • データのキャッシュ、加⼯も⾏う
    • 基幹のデータ更新をイベント配信
    商品
    情報
    価格
    情報
    展開
    情報
    会員
    情報
    決済/
    配送
    会員情報
    参照
    ⾜形情報
    参照
    商品情報
    取得
    展開情報
    取得
    購⼊連携
    会員 商品 在庫/販売
    価格 決済
    フロントサービス
    ビジネスプラットフォーム

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  14. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    API
    何を作るのか?
    さまざまな連携をパターン化して整理
    • 処理をゾーニングすることで再利⽤性を⾼める
    • ストレージゾーン:基幹からのI/Fを受け取る場所
    • デリバリーゾーン:フロントへ配信する場所
    RDB
    ストレージ
    ゾーン
    デリバリー
    ゾーン
    ロジック
    ゾーン
    基幹
    システム
    ファイル RDB
    基幹
    システム
    収集
    Topic
    RDB
    配信
    Topic
    ⾮同期ストリーミング
    キャッシュとAPI配信
    リアルイベント配信
    フロント
    サービス
    フロント
    サービス
    基幹
    システム
    フロント
    サービス
    APIルーティング
    変換 API
    変換
    API
    ゲートウェイ
    ビジネスプラットフォーム

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  15. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    どう作るのか?(技術編)

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  16. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    どう作るのか?(技術編)
    DevOpsの実現
    • 開発チームがインフラ構築/サービス運⽤も実施す
    ればスピードアップと効率化が実現できる
    • でも、それが開発チームの負担にならないようにする
    これまで これから
    インフラ
    構築
    アプリ
    開発
    運⽤監視
    インフラ
    チーム
    開発
    チーム
    運⽤監視
    チーム
    既存
    環境
    利⽤
    整備
    監視
    開発
    チーム
    運⽤監視
    チーム
    DevOps
    環境
    利⽤
    利⽤
    通知
    インフラ
    DevOps
    ⽀援チーム
    コア
    監視
    全体
    整備
    ⽀援

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  17. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    どう作るのか?(技術編)
    DevOps=あれこれが⾃動になる
    • 障害からの⾃動復旧
    • クラウドサービスのPaaSの採⽤
    • 平⽇⽇中でリリース作業を⾏う
    • CI/CDツールによるビルド/デプロイパイプライン整備
    • インフラ構築作業の⾃動化
    • IaC(Infrastructure as code)ツールによるインフラ整備

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  18. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    どう作るのか?(技術編)
    新たに環境を構築し、ガイドラインを策定
    • 各種ガイドラインを策定
    • AWS利⽤ガイドライン
    • CI/CDガイドライン
    • 運⽤ガイドライン
    • 既存のAWS環境とは切り離して策定
    • 既存:リフト先としてIaaS前提で設計
    • 新規:シフト先としてPaaS前提で設計

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  19. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    どう作るのか?(技術編)
    AWSガイドライン
    • AWSのベストプラクティスを中⼼に設計
    • EC2禁⽌(サーバレス/マネージドのみ)
    • アプリ:Fargate、Lambda
    • データベース:Aurora/DynamoDB
    • セキュリティ関連の構成は新規に定義
    • 既存環境のガバナンスを参考に再定義を⾏い、再審査
    • BPF⾃⾝だけではなく、フロントサービスも同様のガイ
    ドラインを利⽤

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  20. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    どう作るのか?(技術編)
    AWSガイドライン
    • 例:サーバレスなバッチ機構
    • 要素
    • スケジューラー → Step Functions
    • Javaバッチプロセス → Fargate
    • 起動シェル → Lambda
    • ファイル加⼯処理 → Athena
    • 特徴
    • バッチサーバ不要
    • バッチプロセス単位で性能設計
    ECR
    Step
    Functions
    Lambda
    Fargate
    Athena
    Java
    1.ファイルコピー
    2.ファイル加⼯
    3.処理

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  21. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    どう作るのか?(技術編)
    プレスリリースを出しました
    • 今後、ノウハウの共有も進めていきたい
    • ⽇本全体でDX推進をやらなくちゃいけない
    • ご興味がある企業の⽅、ぜひ情報交換させてください
    • https://note.com/imd_lab/n/nb544bbdfc9c2
    三越伊勢丹システム・ソリューションズ、IM Digital Lab 、
    サーバーワークスの3社が、クラウドネイティブな開発⼿
    法である、モード2開発基盤のガイドラインを策定
    2021年1⽉20⽇

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  22. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    基幹モダナイズ
    どう作るのか?(技術編)

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  23. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    基幹モダナイズ
    基幹機能の段階的置き換えにむけて
    • 基幹システム機能をBPFに移管し、再配置
    • Step1:基幹の仕組みをクラウドネイティブに構築
    • 基幹データを利⽤し、同じ結果がでるように
    • Step2:基幹と新システムを並⾏稼働し検証
    • 既存システムは基幹のデータを利⽤
    • 新規フロントシステムはBPFのデータを利⽤
    • Step3:既存システムも段階的に新システムに移⾏
    • Step4:利⽤されなくなった基幹を廃棄
    • いわゆるストラングラーパターン

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  24. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    基幹モダナイズ
    基幹系機能をクラウドネイティブにシフト
    • 同じ処理を性能向上+コスト削減
    • POS情報API
    • オンラインAPIは数msのターンアラウンドを実現
    • バッチでのファイル加⼯処理コストは⽉間数百円
    • 在庫計算処理
    • オンラインのピークも問題なく処理が可能
    • 棚卸のような特殊なピークは平準化して処理
    • 売上確定処理
    • 基幹と同レベルの障害対応処理を実現

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  25. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    基幹モダナイズ
    POS情報API
    VPC
    商品差分情報
    売上属性情報
    POS情報API フロント
    サービス
    SFn
    価格情報
    ⽣成
    キャッシュ
    データ作成
    商品情報
    (含む価格)
    売上属性情報
    SFn
    商品情報
    (全件)
    商品情報
    エクスポート
    商品情報
    差分反映
    データ
    コピー
    属性情報
    ⽣成
    前⽇差分
    情報⽣成
    前⽇差分
    情報⽣成
    キャッシュ
    データ作成
    SFn
    ⽇次
    再起動

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  26. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    基幹モダナイズ
    在庫計算処理
    VPC
    売上情報
    (リアル)
    伝票情報
    (数分毎)
    売上確定情報
    (毎⽇夜間)
    棚卸情報
    (特定⽇)
    売上情報
    伝票情報
    売上仕分け
    伝票仕分け
    在庫更新情報
    (リアル)
    在庫更新情報
    (バルク)
    更新
    (リアル)
    更新
    (バルク)
    SFn
    伝票取込
    売上受信
    在庫参照API フロント
    サービス
    在庫DB
    ⽇中差分仕分け
    差分⽣成
    棚卸⽇
    在庫数
    棚卸差分取込
    SFn
    棚卸⽇
    在庫数
    退避

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  27. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    基幹モダナイズ
    売上確定処理
    POS 取引確定依頼
    未確定
    取引情報
    サーバ
    未確定
    取引情報
    取引情報
    売上
    サーバ
    未確定
    取引情報
    取得
    取引確定
    確定受信
    取引確定
    VPC

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  28. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    どう作るのか?(組織編)

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  29. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    どう作るのか?(組織編)
    2020年春、BPF構築スタート
    • BPF担当部署を設⽴し、構築を開始
    • 内製メンバーを中⼼にしながら、各種の技術要素につい
    ては⽀援体制を準備
    テクノロジー推進部
    ビジネスプラットフォームグループ
    <全体⽀援>
    アイムデジタルラボ

    C社

    D社
    <内製化⽀援>
    A社

    B社

    AWSJ

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  30. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    どう作るのか?(組織編)
    ニーズに合わせて段階的に構築
    • フロントサービスのニーズに合わせて構築
    • 具体的な要求に対応することで無駄なものを作らない
    • ダメになったら作り直せばいいという割り切り
    • 現在、5機能の⼀部が稼働中。ビジョンの数%程度
    • 逆に基幹I/Fは⼀度決めたら変えられない
    • なるべく基幹システム側に改修を発⽣させない
    • 基幹システムの現状や制約を最⼤限優先

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  31. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    どう作るのか?(組織編)
    スクラムでマネジメント
    • 週次でスプリントを回しながらマネジメント
    • 週次で優先順位をリソースを調整
    • 四半期で⼤きなリリース、⽉次で⼩さなリリース
    • 既存保守作業も含めて優先順位をつける
    • BPF担当部署は既存システムの保守も実施
    • 緊急対応などの差込作業があることを前提に対応

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  32. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    ⽴ち上げの苦労
    どう作るのか?(組織編)

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  33. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    ⽴ち上げの苦労
    カルチャーショックと挫折からのスタート
    • 部署はできたものの何をするかイメージできず
    • アイムデジタルラボで全体設計はしていたが、どうやっ
    て作っていくのかわからない
    • 利⽤する技術が既存の概念と違いすぎて判断しきれない
    • サーバレスって何がうれしいの?
    • Fargateのサービスとタスクってなに?ECRと連携?
    • バッチサーバがないってメリットは?
    • Athenaってなに?
    • オブザーバビリティってなに?

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  34. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    ⽴ち上げの苦労
    まずは先⽣の真似をするところから
    • とりあえず動かしてみてから考えることにした
    • 概念だけ聞いていても理解しきれないので、想定要件を
    ベースに先⽣たちとプロトして考えることにした
    • AWSのPrototyping Programも利⽤
    • プロト実施時に無償でSAが集中サポートしてくれる
    設計:0.5⽇
    ×2回
    実装:連続3⽇間
    ×2チーム

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  35. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    ⽴ち上げの苦労
    変化:質からスピードへ
    • 丁寧に設計するより、試⾏錯誤のほうが効率的
    • 既存:丁寧に設計することで⼿戻りをなくす
    • BPF:早く試して、早く失敗して正解に近づける
    • 試⾏錯誤の⽅が学びが深い
    • 「なぜ失敗した?どうすればいい?」という思考が⼤事
    • ただし、闇雲に試⾏錯誤してはダメ
    • 設計をパターン化して整理し、ポイントを明確にする

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  36. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    ⽴ち上げの苦労
    変化:なるべく楽をする
    • あるものを使って「なくす/やらなくする」
    • サーバレス:サーバもミドルウェアも管理しなくていい
    • Fargate:⾃動リリースができれば⼿順書が不要
    • バッチサーバレス:プロセスごと性能調整で遅延回避
    • Athena:⼤量データの加⼯が早く、安く
    • オブザーバビリティ:障害を予測して未然に防ぐ
    • 世の中にある便利なものを使い倒すほうが効率的

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  37. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    ⽴ち上げの苦労
    専任化と⽬標設定でメンバーの成⻑をうながす
    • メンバーは専任にさせる
    • 既存保守兼任にすると⼿が動かず、学びが⼩さくなる
    • 少しずつだが確実に専任できるメンバーを増やす
    • 取り組むメンバーには具体的な⽬標を持たせる
    • 学ぶことが多いのでスキル獲得ステップを明⽰する
    • スキルマップは継続的に改善中

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  38. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    ⽴ち上げの苦労
    悔しさが覚悟につながった
    • 最初の3ヶ⽉は何もできなかったという挫折
    • いまから考えれば最初の試⾏錯誤だから失敗だらけなの
    は当然だけど...
    • 悔しさをバネに覚悟を決められた
    • 「ともかく先⽣の真似をしよう」という割り切り
    • 「失敗してもいいからやりきろう」という覚悟
    • まだまだ⾃信はないけどできることは増えてきた
    • もっと早く!もっと楽に!

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  39. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    まとめ

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  40. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    何を作るのか?
    ビジネスプラットフォーム
    • ユーザーはシステムを横断して利⽤する
    • フロントシステムから基幹のデータや機能を使い
    やすくするためのプラットフォーム
    • フロントが欲しい形に基幹のデータや機能を再編集
    • さまざまな連携をパターン化して整理
    • 基幹I/F⼿法、フロント提供⼿法をパターン化

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  41. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    どう作るのか?(技術編)
    PaaSを活⽤しながらDevOpsを実現する
    • DevOpsの実現
    • インフラに関わる開発チームの効率化
    • ⾃動復旧、平⽇⽇中リリース、インフラ作業の⾃動化
    • 新たにガイドラインと環境を整備
    • AWSガイドライン
    • EC2禁⽌。すべてサーバレス/マネージドにする
    • 基幹モダナイズに向けた取り組みも実施
    • 基幹の仕組みをすり替えていく

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  42. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    どう作るのか?(組織編)
    挫折をへて、メンバーが成⻑中
    • 内製での構築を前提に組織と体制と準備
    • フロントサービスのニーズに合わせた段階整備
    • スクラムで週次マネジメント
    • ⽴ち上げの挫折があったから覚悟ができた
    • 最初はいままでの常識と違いすぎてついていけない
    • まずは先⽣の真似からやってみる
    • 「スピード」と「楽をする」ことを優先に
    • メンバーは専任させ、⽬標設定を通じて成⻑をうながす

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  43. Copyright© IM Digital Lab, Inc. All rights reserved.
    さいごに
    BPFの世界観をひろめていきたい
    • ⾃分たちでやれることが多くなる世界
    • ⾃分たちで開発もインフラもやる/やれる
    • PaaSやツールを使って「保守を楽」にすればいい
    • 体験でしか学べない
    • 既存とのギャップが⼤きすぎてイメージがつかない
    • 当初の⾃分たちがそうだったように
    • もっと多くの⼈に体験してもらって、会社全体として成
    ⻑していきたい

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