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超かぐや姫!酒寄彩葉をキャリアコンサルタントの視点で紐解きます

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February 26, 2026

 超かぐや姫!酒寄彩葉をキャリアコンサルタントの視点で紐解きます

『超かぐや姫!』観た方へ

あの物語は『キャリア理論』の切り口で見ると
もう一段深く刺さります

電柱が七色に光る理由
彩葉の全ての変化が繋がる瞬間

作品も自分のキャリアの事も
少し見え方が変わるかもしれません

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癒色えも

February 26, 2026
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Transcript

  1. ⚠ 大事なおことわり ⭕ 今日やること フィクションのキャラクター を題材に キャリア理論を楽しく学ぶ 物語だから全部の情報が見える → 理論の「使い方」を学ぶのに最適!

    ❌ やっちゃダメなこと 実在の人物・芸能人・知人に同じ分析をしないでね! 他人の人生を外から「診断」するのは、本人の同意なしには失礼だし危険。 キャリア理論は「自分を見つめ直す道具」として使おう!
  2. 「超かぐや姫!」ってどんな作品? 現代版かぐや姫 × 音楽 × VR 東京で一人暮らしする17歳の女子高生 の前に、 光る電柱から不思議な赤ん坊 が現れる。

    かぐやと名付けた赤ん坊は、1日2日ですくすくと……育ちすぎる。 一緒に暮らしながら、VR空間でのライバー活動を通じて 少しずつ変わっていく主人公の物語。 Netflix配信 劇場版公開 小説版あり 監督:山下清悟 / 制作:スタジオコロリド+スタジオクロマト
  3. 主人公:酒寄彩葉(さかより いろは) 17歳・女子高生 関西出身 → 東京で一人暮らし バイト掛け持ち+成績優秀 推し活が日々の癒やし 口ぐせ:堅実に地道に現実的に 彩葉の本質

    「放っておけない」 困っている人を見ると、 放っておけない気質。 でも、その優しさが 自分を追い詰めることにも…
  4. ここでひとつ、キャリア理論の話 💡 彩葉の物語を追いかける前に、知っておいてほしいこと 人は誰でも「自分の物語」を持っている 🧩 自分の体験から 成功や失敗、楽しかったこと、 つらかったこと…体験の積み重ねが 「自分はこういう人間だ」を作る 👥

    他人の生き方から 親の言葉、先生の教え、 推しの生き様、友達の選択、本 etc… 他人の物語も自分に流れ込んでくる この2つが混ざり合って、あなたの「これまでの物語」ができている
  5. 「自分の物語」って何? たとえば… 「いい大学に入れば幸せ」 「安定した仕事が正解」 「人に頼るのは弱さ」 こういう「当たり前」を 疑わずに生きてることって ありませんか? ナラティブの視点 それは本当に

    「自分で選んだ物語」? 親や環境から受け取った 「借り物の台本」を なぞっているだけかも? 💡 気づくことが第一歩。「あれ、これ本当に自分の望みだっけ?」
  6. 彩葉の家族 父 朝久 作曲家・ピアニスト 誰の気持ちも 受け止める 優しい人 母 紅葉 弁護士

    かつては柔らかな 人柄 家族を守る強さ 兄 朝日 やんちゃな悪ガキ 活発でサッカー少年 誰からも好かれる 彩葉 いろは 父譲りの優しさ 音楽が大好きな 明るい女の子 関西で暮らす、幸せな4人家族 ── だったが…
  7. 転機:父の死 彩葉が6歳のとき、父が事故で亡くなる 兄 やんちゃな悪ガ キ 父のように 静かで 穏やかに =「自分を封印」 母

    柔らかな人柄 厳格な姿勢に 変化 =「自分を封印」 彩葉 音楽が大好き 音楽を封印 母の言葉を 内面化 =「自分を封印」
  8. 兄妹の「鏡」 兄 → 「父のコピー」 活発な悪ガキだった兄は、 父の死後、まるで父のように 静かで穏やかな人になった。 サッカーをやめ、本とゲームの日々。 家族の間に立つ緩衝材に。 妹

    → 「母のコピー」 音楽が好きだった彩葉は、 父の死後、音楽を完全に封印。 母の言葉を絶対的なルールとし、 「堅実に地道に現実的に」を 自分に課し続けた。
  9. 酒寄家の深層 「捨てられる」恐怖が家族を貫いている 父・朝久 施設育ち → 祖父母に引き取られた 誰の気持ちも受け止めて、誰も疎かにしない人 では、誰が父を受け止めていた? 母・紅葉 親に置き去りにされた過去

    夫も事故で喪失 「捨てられる」恐怖が根にある ▼ 父の気質 = 彩葉の気質 「誰も疎かにしない → 自分が潰れる」 母はこの運命を彩葉に繰り返させたくなかった。だから厳しくなった。
  10. 偶然をチャンスに変える 5つの力 🔍 好奇心 新しいことに興味を持てる 💪 粘り強さ うまくいかなくても続ける 🌊 柔軟性

    予定通りでなくても受け入れる ☀ 楽観性 なんとかなると思える 🚀 冒険心 リスクがあってもやってみる
  11. かぐや以前の「人に頼る」 祖父母を使った上京戦略 母が祖父母に逆らえない構造を見抜き、祖父母を説得して上京の後押しを得た 「このままやったらなんで生きてるんか、わからんようになってしまう」 ⭕ できたこと Support を戦略的に使えた → 祖父母という「切り札」を的確に選んだ

    Strategies の萌芽 → 構造を分析し、動かせる人を動かした ❌ できなかったこと 仕送りには手をつけない → 祖父母に頼ったのは「戦略」であり「甘え」ではないと 線引き 母の教えが効いている →「頼み事なんて簡単にすることやない」
  12. Supportの進化 ── 彩葉の成長の軌跡 1 兄が矢面に立つ 最初のSupport 2 兄が上京 → 喪失

    Supportの断絶 3 祖父母・芦花・真実 ヤチヨ 新しいつながり 4 かぐやとの出会い 最初の理解者 5 チームで戦う 「頼る」を覚えた 6 兄に頼む 失ったSupportを 自ら取り戻す
  13. 最終局面 封印された音楽と、取り戻した絆 🎵 かぐやの要請 ラストライブで父との共作曲を完成させてほしい 11年間封印していた「父との未完の物語」に向き合う 🛡 お迎え阻止: Supportの総動員 リアル友人・ツクヨミ友人を集結

    兄・朝日とキョーダイ会議を再開 孤立→仲間、の転換が完成 兄妹の完全和解 「一個だけ変わったよな。人を頼るようになった」 ── 兄・朝日 戦闘中、父のコピーが剥がれ昔の悪ガキに戻る兄。 ずっとそばにいた兄。兄もまた「自分の物語」を取り戻した。
  14. 10年後 ─ 虹の色が戻る 🎵 余暇人 父との曲を完成させた 🔬 職業人 研究者として自立 🤝

    市民 友人・兄が共同出資者 Supportが金銭的コミットメントにまで到達 💜 子ども 母との関係修復 「ええよ」から始まった再接続 小説版: かぐやの起動直前で終了   アニメ版: かぐや × ヤチヨ × 彩葉の3人ライブ
  15. ⚠ ネタバレ注意 ヤチヨの正体と物語の深層 計画的偶発性の再解釈 ヤチヨ = 8000年前に飛ばされたかぐ や 彩葉は出会う前からヤチヨの推しだっ た

    =すでにかぐやの歌に救われていた かぐやのライフテーマ 「偶然の出会い」は8000年越しの再会 最後の舞台:かぐや × ヤチヨ × 彩葉 アニメ版はこの3人のライブで幕を閉じ る 竹取物語の書き換え 「別れ」ではなく「出会い直し」のかぐ や姫 竹取物語の「月に帰る悲しみ」を 8000年の時間で「また会える希望」に 書き換えた