丁寧に学ぶLinuxの基本 スライドまとめ from IT入門チャンネルaki@youtube

youtubeで発信してます。
https://www.youtube.com/@it_introduction

--------------------------再生リスト------------------------------------
【C#講座】
https://www.youtube.com/playlist?list=PLcuLcFhI8wDDGx4aAE-eqsAL7OPiXQanl

【C++講座】
https://www.youtube.com/playlist?list=PLcuLcFhI8wDCpZlr2J-MY5gHECi6RBn9o

～応用編（再生リスト参照）～
1⃣オブジェクト指向（初級）　2⃣関数編　3⃣構造体　4⃣vector編

【Python講座】
https://www.youtube.com/playlist?list=PLcuLcFhI8wDApYSNDeHpXq91W4RpMDGAw

【ITエンジニア入門講座　再生リスト】
https://www.youtube.com/playlist?list=PLcuLcFhI8wDDGqkNTkOMlyeAwJ8Dy27PN

■サーバ・Linux技術
https://www.youtube.com/playlist?list=PLcuLcFhI8wDCuwIkHRlhdHVs8Js1aN3nG
■テクノロジー解説
https://www.youtube.com/playlist?list=PLcuLcFhI8wDA8BKUF5laKKEcJDZ5G3vmD

【CFDプログラミング　再生リスト】
https://www.youtube.com/playlist?list=PLcuLcFhI8wDAyNpGvVcVjUxMepuBmMBsb

【CFD理論解説】
https://www.youtube.com/playlist?list=PLcuLcFhI8wDD6M5097MNabz_pf7uVSoTC
https://www.youtube.com/playlist?list=PLcuLcFhI8wDA40yAO3wPP6THi2OFbiYQo

Transcript

2. IT入門チャンネルでは他にプログラミング等の IT知識を提供しています。
3. Linuxとは？ UNIXという初期に生まれたOSに対して、 無料（オープンソース）で提供されたOSの一つ Linuxから派生したものは 有料・無料問わず 全てLinuxとして扱われる MacOSでUNIXコマンドが 使えるのは UNIXの系統だから
4. Redhat系 ★安定している RHEL：有料サポート付き CentOS：RHELの無料版 　　　　 動作が軽い Debian系 ★UIが使いやすい Ubuntu：最も使われている 　　　　 まずはこれを使う Rasbian:ラズパイにも搭載 Linuxディストリビューション
5. パッケージ管理 Linuxでは、ソフトをインストールする際に 「パッケージ管理機能」 を使う 　　　（↑ 依存関係を理解してインストールしてくれる） ※rpmファイルでインストールすると、 　　　　　　依存ファイルもインストールが必要 コマンド sudo yum install ◦◦(Red-hat系) sudo apt-get install ◦◦(Devian系) Linux ログイン直後は 最新版に更新が必要
7. WSL(Windows SubSystem for Linux) Windowsの機能として、 LinuxのOSを使うことができる Windows(OS) Linux(OS) ソフト ウェア ソフト ウェア 従来 専用の仮想環境ソフトウェア が必要 ⇒メモリ・ HDD管理の割り当て　 が大変
8. WSL(Windows SubSystem for Linux)の設定① ★ Windows内でLinux（Ubuntu）が使える 1.WSLの有効化　 2.MSストアの起動
9. WSL(Windows SubSystem for Linux)の設定② ★ Windows内でLinux（Ubuntu）が使える 4.UbuntuをDL　　5.起動、ユーザ名・パスワード設定
10. WSLの使い方 起動：ubuntuアプリを開く ファイル操作： エクスプローラで 「\\wsl\Ubuntu」
12. Linuxの構造 カーネル：OSの核（指示） 　　　　　 シェル：命令をカーネル 　　　　　　　に伝える 命令 システムコール デバイスドライバ プロセス管理 Linux 安全のため、カーネル（核）はシェルで包まれている
13. シェルの種類 シェル：命令をカーネル 　　　　　　　に伝える sh : 基本的、速いが機能が少ない bash: 多くのLinuxで標準搭載 tcsh: BSD系OSでは標準だが、シェルスクリプトが苦手 シェルの種類 $SHELLで確認可能
14. 環境設定ファイル（ bash） アクセス .bash_profile .bashrc /etc/profile 環境設定ファイルが順に読み込まれる bash終了 システム（ユーザー）共通の設定ファイル ユーザー固有の設定ファイル（bashrcを呼ぶ） ユーザー固有の設定ファイル （簡単な設定はbashrcに 　書くのがセオリー）
16. Linuxのディレクトリ ディレクトリ（ Linux）　＝　フォルダ（ Windows） / home a(user) pwd : カレントディレクトリへのパス ls : カレントディレクトリ下のファイル .bash_logout .bashrc .motd_shown カレント ディレクトリ (current directory) cd : カレントディレクトリの移動
17. Linuxのディレクトリ構造 システム標準コマンド（ ls, cat等のUNIXコマンド） / bin dev etc root usr home デバイス関連のファイルを保管 ハードウェア固有の設定ファイル等（エトセ） ユーザディレクトリがある所（ /home/satou等） 管理者用ディレクトリ 管理者関連のデータ、ユーザデータは homeにある var 実行中のプログラムのデータが保存される
18. 頻繁に使うディレクトリ / etc root home パッケージインストーラ の情報 ユーザ1のホームディレクトリ 管理者用ディレクトリ var 起動後のログファイル （異常時に確認する） apt.conf message log user1 user2 ユーザ2のホームディレクトリ apt
20. WSLでシェルの開き方 起動：ubuntuアプリを開く シェルコマンドを入力する エクスプローラで “wsl”と書いても 起動する
21. ディレクトリ操作のコマンド ls : カレントディレクトリ内のファイル・ディレクトリの表示 cd : カレントディレクトリの移動 pwd : カレントディレクトリの パス表示 ls -l :ファイル権限の表示 ls -a :隠しファイルも表示 cd .. :一つ上のディレクトリに移動 cd / :一番上のディレクトリに移動 cd ~ :ホームディレクトリに移動
22. ファイル操作のコマンド touch : ファイルの作成 vim : ファイルの編集 cp : ファイルの コピー mv: ファイルの移動（名前変更も可能） rm :ファイルの削除 編集モード I コマンドモード 　wq:上書き終了 q!:強制終了 : ノーマルモード Esc
23. ２つ以上の コマンドを連結できる （左から右に結果を渡す） パイプライン フィルタ head:先頭 tail :末尾 grep :文字列を含む行の検索 lsの出力をgrepに渡す printenv(環境変数)の出力をgrepに渡し、tailに渡す
24. 出力結果を書き込める リダイレクト lsの出力をtest3.txtに書き込む lsの出力をtest3.txtの”末尾”に書き込む よくある使い方 実行結果の出力を ファイルに残しておく （エラーも残るので 　後で参照しやすい） a.out >> output.txt
26. シェルスクリプトの基本 コマンドをまとめて一括で実行するために、 .shファイルを用意する test.shというファイルを作成する # :コメントアウト echo :画面表示 ファイル権限を実行可能(+x)にする 実行結果 bashシェルで実行する
27. シェルスクリプト （変数とargs） コマンドをまとめて一括で実行するために、 .shファイルを用意する test.shというファイルを作成する 変数var 実行結果 bashシェルで実行する リストlist 参照方法 （@により全て参照） $1,..により、 プロンプトから引数として渡す ことが可能 （$#は引数の数）
28. シェルスクリプト（ caseとfor） 条件分岐(case)と繰り返し (for)も使用可能 test.shというファイルを作成 for 変数 in リスト do ~ done 実行結果 bashシェルで実行する case 引数 in 条件1) ~ esac
30. パーミッション（権限） ファイルには９つのアクセス情報が含まれる Windows版 r :読み込み w:書き込み x :実行 管理者(root) グループ ユーザー(本人) パーミッション（管理者 rwx, グループ rwx, ユーザー rwx） chmod :パーミッションを変更（グループごとに 2進数で設定） 755 = 111 101 101 rwx r_x r_x
31. 管理者権限（ super user） 多くの作業には管理者権限が必要になる / home user1 起動／停止 ユーザー追加 ソフトウェアインストール 管理者のアクセス範囲 ユーザーの アクセス範囲 su - : 管理者ユーザーでログインする sudo: 一時的に管理者権限で実行する
33. ・なぜLinuxを使うのか？ 　軽い・安い・安定 → サーバに最適 ・サーバ管理は遠隔でやりたい 　「SHH」や「Xserver」が遠隔操作に必要 サーバをリモートで操作したい！ Linux windows SHH Xserver
34. ・SSH（Secure Shell）：安全に遠隔操作ができる ・Xserver：GUIで操作できるシステム ・FTP：リモートでファイル操作ができる 　（rloginとかだとセットで入っている） リモート操作
35. ・SSH接続 ・Xserver接続（XRDP） 接続例
37. コンパイル リンク ビルド ★　コンパイル＝翻訳 void main(){ print(“あ”); return 0; } 高水準言語 (プログラミング言語) 0110 1000 1010 1011 1001 0100 機械語 ★　ファイルを結合する 画像 ：wikipedia ビルドとコンパイル プログラミング言語は ”ビルド” して初めて使えるようになる
38. Linuxにおけるビルドとコンパイル WindowsではIDEが使われるので普段は気にしないが、 Linuxではコンパイル用コマンドを自分で作成する必要がある VisualStudioにおけるビルド&実行 内部で実行されるコマンドオプション
39. GCC（C言語コンパイラ） Linuxでよく使われる vimによる「コンパイル（リンク）⇒実行」方法 gcc（コンパイラ）をインストール vimによるファイル編集 実行結果 C言語のプログラム 実行ファイルtest.outを作成（コンパイル） -o 出力ファイル名の指定
40. GCC（C言語コンパイラ） Linuxでよく使われる vimによる「コンパイル（リンク）⇒実行」方法 argc :引数の数 argv[] :引数の値のリスト vimによるファイル編集 実行結果 C言語のプログラム 実行ファイルtest.outを作成
42. プロセス 実行中のプログラム 自分専用のメモリ空間が必要 スレッド プロセスの中の実行単位 独立して実行可能 プロセスとスレッドの違い CPU メモリ プロセス コア コア スレッド スレッド
43. プロセス管理 ps :現在稼働しているプロセスを表示 top :リアルタイムで稼働しているプロセスを表示 PID :プロセスID 　（kill ◦◦ で強制終了） TTY :デバイス名 CMD :コマンド名
44. ジョブ 大量の計算を流す場合、ジョブスケジューラで管理する プロセス：Linuxから見た処理の単位 ジョブ　：シェルから見た 処理の単位 jobs -l :ジョブを表示 コマンドラインの一行＝ 1 ジョブ 管理サーバ （ジョブ管理） 計算サーバ① 計算サーバ② ジョブ 性能は低くて良い 高性能 高性能
46. MPI(Message Passing Interface) プロセス・スレッド並列のための標準化された規 格 ＳＰＭＤ (Single Program Multiple Data stream) 全てのプロセス上で同一プログラム実行 ⇔ＭＰＭＤ （プロセス間通信が多い）