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ミーティング・ファシリテーション入門 / Introduction To Meeting And Facilitation

iwashi
January 30, 2022

ミーティング・ファシリテーション入門 / Introduction To Meeting And Facilitation

Stockmark ( https://stockmark.co.jp ) 社内勉強会の資料公開です。

iwashi

January 30, 2022
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Transcript

  1. ミーティング・ファシリテーション入門 /
    introduction to meeting and facilitation
    ストックマーク株式会社
    Co-VPoE 岩瀬 @iwashi86
    2022/1

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  2. 本資料は Stockmark 社内勉強会の内容を
    一部公開するものです

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  3. © 2021 Stockmark Inc.
    はじめに

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  4. © 2021 Stockmark Inc.
    今日の勉強会後の状態
    19
    ● より効果的※なミーティングを知り実践する気になっている
    ※効果的とはたとえば…
    ○ 短時間でアイデアが多く出て
    それら収束し次のアクションにつながる
    ○ 重要トピックに集中して議論できている(密度が高い)
    ○ 参加者が腹落ちしている

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  5. © 2021 Stockmark Inc.
    レベルでいえば
    19
    意識
    無意識
    スキル無し スキル有り
    https://www.gordontraining.com/free-workplace-articles/learning-a-new-skill-is-easier-said-than-done/

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  6. © 2021 Stockmark Inc.
    レベルでいえば
    19
    意識
    無意識
    スキル無し スキル有り
    ①そもそも知らないし
    実績できない
    https://www.gordontraining.com/free-workplace-articles/learning-a-new-skill-is-easier-said-than-done/

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  7. © 2021 Stockmark Inc.
    レベルでいえば
    19
    意識
    無意識
    スキル無し スキル有り
    ①そもそも知らないし
    実績できない
    ②意識できているが
    まだ実践できない
    https://www.gordontraining.com/free-workplace-articles/learning-a-new-skill-is-easier-said-than-done/

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  8. © 2021 Stockmark Inc.
    レベルでいえば
    19
    意識
    無意識
    スキル無し スキル有り
    ①そもそも知らないし
    実績できない
    ②意識できているが
    まだ実践できない
    ③意識すれば
    実践できる
    https://www.gordontraining.com/free-workplace-articles/learning-a-new-skill-is-easier-said-than-done/

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  9. © 2021 Stockmark Inc.
    レベルでいえば
    19
    意識
    無意識
    スキル無し スキル有り
    ①そもそも知らないし
    実績できない
    ④無意識に
    実践できている
    ②意識できているが
    まだ実践できない
    ③意識すれば
    実践できる
    https://www.gordontraining.com/free-workplace-articles/learning-a-new-skill-is-easier-said-than-done/

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  10. © 2021 Stockmark Inc.
    今日の到達点
    19
    意識
    無意識
    スキル無し スキル有り
    ①そもそも知らないし
    実績できない
    ④無意識に
    実践できている
    ②意識できているが
    まだ実践できない
    ③意識すれば
    実践できる
    https://www.gordontraining.com/free-workplace-articles/learning-a-new-skill-is-easier-said-than-done/

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  11. © 2021 Stockmark Inc.
    ミーティングでよくある課題感
    19
    ● 決定事項のわりにやたらミーティング時間が長い
    ● (気づいたら)参加者が内職している
    ● 話を振ったら
    「すみません、聞いてませんでした。
     もう一度いってもらえますか?」
    ● あれ、この話を一ヶ月前にしたような…

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  12. © 2021 Stockmark Inc.
    ミーティングでよくある課題感
    19
    ● 決定事項のわりにやたらミーティング時間が長い
    ● (気づいたら)参加者が内職している
    ● 話を振ったら
    「すみません、聞いてませんでした。
     もう一度いってもらえますか?」
    ● あれ、この話を一ヶ月前にしたような…
    こんな気持ちとなるミーティングを無くしたい

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  13. © 2021 Stockmark Inc.
    そもそもミーティングはハイコスト
    19
    ● 金銭コスト
    ○ 業務の中で複数人の時間を同時に拘束
    ○ 給与や社会保険などのもろもろを含めると
    一回で 数万円 の費用を払っている
    ● 機会損失コスト
    ○ ほかの時間に充てられたのでは?
    ● 心理的コスト
    ○ ムダなミーティングに参加して、やる気を失う・帰属意識が下がる
    https://www.sunmark.co.jp/detail.php?csid=3794-4

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  14. © 2021 Stockmark Inc.
    そもそもミーティングはハイコスト
    19
    ● 金銭コスト
    ○ 業務の中で複数人の時間を同時に拘束
    ○ 給与や社会保険などのもろもろを含めると
    一回で 数万円 の費用を払っている
    ● 機会損失コスト
    ○ ほかの時間に充てられたのでは?
    ● 心理的コスト
    ○ ムダなミーティングに参加して、やる気を失う・帰属意識が下がる
    https://www.sunmark.co.jp/detail.php?csid=3794-4
    → 上手くなるほど効果が大きい

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  15. © 2021 Stockmark Inc.
    120点の正解があるわけではない
    19
    ● ミーティングに関する書籍は多く存在
    ○ それぞれの書籍を読み比べると矛盾に気づく

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  16. © 2021 Stockmark Inc.
    120点の正解があるわけではない
    19
    ● ミーティングに関する書籍は多く存在
    ○ それぞれの書籍を読み比べると矛盾に気づく
    https://str.toyokeizai.net/books/9784492503133/
    https://www.diamond.co.jp/book/9784478100547.html

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  17. © 2021 Stockmark Inc.
    120点の正解があるわけではない
    19
    ● ミーティングに関する書籍は多く存在
    ○ それぞれの書籍を読み比べると矛盾に気づく
    箇条書きは禁止。(文章にしろ)
    ∵ 行間を読むことで解釈がバラけるため。
     小さな解釈のズレの積み重ねで、最終的な成果もズレる。
    https://str.toyokeizai.net/books/9784492503133/
    https://www.diamond.co.jp/book/9784478100547.html

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  18. © 2021 Stockmark Inc.
    120点の正解があるわけではない
    19
    ● ミーティングに関する書籍は多く存在
    ○ それぞれの書籍を読み比べると矛盾に気づく
    箇条書きは禁止。(文章にしろ)
    ∵ 行間を読むことで解釈がバラけるため。
     小さな解釈のズレの積み重ねで、最終的な成果もズレる。
    「文章で書かれた資料」はムダの塊(箇条書きにしろ)
    ∵ 文章は読まなければ理解できず、時間と労力を要するため。
     箇条書きで伝えたいことの骨子はわかる。
    https://str.toyokeizai.net/books/9784492503133/
    https://www.diamond.co.jp/book/9784478100547.html

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  19. © 2021 Stockmark Inc.
    120点の正解があるわけではない
    19
    ● ミーティングに関する書籍は多く存在
    ○ それぞれの書籍を読み比べると矛盾に気づく
    箇条書きは禁止。(文章にしろ)
    ∵ 行間を読むことで解釈がバラけるため。
     小さな解釈のズレの積み重ねで、最終的な成果もズレる。
    「文章で書かれた資料」はムダの塊(箇条書きにしろ)
    ∵ 文章は読まなければ理解できず、時間と労力を要するため。
     箇条書きで伝えたいことの骨子はわかる。
    https://str.toyokeizai.net/books/9784492503133/
    https://www.diamond.co.jp/book/9784478100547.html

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  20. © 2021 Stockmark Inc.
    状況(人、案件)で使い分け、人・組織で成長していく
    19
    ● 後述するミーティングタイプによって
    最も効果の出る方法を、自律的に選べればよい
    ● プロダクト同様、絶対的な成果があるわけではないため
    チーム・組織でミーティングプロセス自体も”革新※”させていく
    ※補足: Stockmark の Value に “革新” が多く使われている。

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  21. © 2021 Stockmark Inc.
    本編

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  22. © 2021 Stockmark Inc.
    今日の進め方
    19
    ● 前半:ミーティングの基本
    ● 後半:ファシリテーションの基本※
    ※ 資料の都合上、配布版では一部のみ公開

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  23. © 2021 Stockmark Inc.
    前半
    ミーティングの基本

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  24. © 2021 Stockmark Inc.
    前半(ミーティングの基本)の構成
    19
    ● ミーティング前
    ● ミーティング中
    ○ 序盤・中盤・終盤
    ● ミーティング後

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  25. © 2021 Stockmark Inc.
    ミーティング前に考えること からスタート
    19
    ● ミーティング前
    ● ミーティング中
    ○ 序盤・中盤・終盤
    ● ミーティング後

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  26. © 2021 Stockmark Inc.
    ミーティング 4タイプ
    19
    ● アイデア創出、ブレインストーミング
    ○ 参加メンバで新規のアイデアを創出する会議
    | ミーティング前

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  27. © 2021 Stockmark Inc.
    ミーティング 4タイプ
    19
    ● アイデア創出、ブレインストーミング
    ○ 参加メンバで新規のアイデアを創出する会議
    ● 合意形成(収束)
    ○ 複数案の中から1つを絞り込む
    | ミーティング前

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  28. © 2021 Stockmark Inc.
    ミーティング 4タイプ
    19
    ● アイデア創出、ブレインストーミング
    ○ 参加メンバで新規のアイデアを創出する会議
    ● 合意形成(収束)
    ○ 複数案の中から1つを絞り込む
    ● 進捗確認会議
    ○ タスクの進捗状況を同期し、必要であれば手をうつ
    (例: 追加で新規に施策を始める、やらないことを決める など)
    | ミーティング前

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  29. © 2021 Stockmark Inc.
    ミーティング 4タイプ
    19
    ● アイデア創出、ブレインストーミング
    ○ 参加メンバで新規のアイデアを創出する会議
    ● 合意形成(収束)
    ○ 複数案の中から1つを絞り込む
    ● 進捗確認会議
    ○ タスクの進捗状況を同期し、必要であれば手をうつ
    (例: 追加で新規に施策を始める、やらないことを決める など)
    ● 情報共有
    ○ 業務に関わる様々な情報を同期する
    | ミーティング前

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  30. © 2021 Stockmark Inc.
    いずれも状態に変化を起こしたい
    19
    ● 次の施策案がわからないのでブレストし、
    アイデアを収束して次のアクションを決める
    ● 進捗確認して、施策の次のアクションを決める
    ● 情報共有した結果、従業員の考えに変化が起こり
    次の行動がおきる
    | ミーティング前

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  31. © 2021 Stockmark Inc.
    いずれも状態に変化を起こしたい
    19
    ● 次の施策案がわからないのでブレストし、
    アイデアを収束して次のアクションを決める
    ● 進捗確認して、施策の次のアクションを決める
    ● 情報共有した結果、従業員の考えに変化が起こり
    次の行動がおきる
      共通しているのは
      ミーティング後に人や物事の状態が変化していること
       ⇒ この “変化後の状態” がミーティングのゴールになる
    | ミーティング前

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  32. © 2021 Stockmark Inc.
    目的(どんな状態を作りたいのか) を言語化して伝える
    19
    ● ミーティング後にどんな状態になっていたいか、
    これが明確でないと参加者の当事者意識が薄れる
     ∵ どのようにミーティングにコミットすればいいか理解しにくい
    ● この目的を打ち合わせ案内に載せておく
    | ミーティング前

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  33. © 2021 Stockmark Inc.
    目的(どんな状態を作りたいのか) を言語化して伝える
    19
    ● ミーティング後にどんな状態になっていたいか、
    これが明確でないと参加者の当事者意識が薄れる
     ∵ どのようにミーティングにコミットすればいいか理解しにくい
    ● この目的を打ち合わせ案内に載せておく
    ● Tips / 目的を「〜すること」で書かない
    ○ たとえば「今後の進め方について議論すること」は
    期待する状態に至るまでの途中過程でしかない
    議論した結果、何かを起こすのが目的
    | ミーティング前

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  34. © 2021 Stockmark Inc.
    参考: 状態定義に迷ったら? ⇒ SMARTを応用
    19
    ● Specific & Measurable
    ○ ミーティングが終わる状態が明確で、判断可能かどうか?
    ○ 例: AさんとBさんの次のタスクが1つずつ決まっていること
    ● Attainable
    ○ その時間で達成可能かどうか?
    ○ たとえば、1時間のミーティングで事業計画をゼロから合意するのは困難であるため
    プロセスを分解したほうがよい
    ● Relevant
    ○ 組織・チームの目標と関連しているか?
    ● Time-bounded
    ○ 期限は明確か?
    | ミーティング前

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  35. © 2021 Stockmark Inc.
    誰を呼ぶべきか?
    19
    ● 油断すると「とりあえず関係しそうだから呼んでおくか」の誘引力がある
    ○ これは全社にとっては最適ではない
    ○ 迷ったら呼ばない方が良い(あとでメモ共有しますね、など)
    | ミーティング前

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  36. © 2021 Stockmark Inc.
    誰を呼ぶべきか?
    19
    ● 油断すると「とりあえず関係しそうだから呼んでおくか」の誘引力がある
    ○ これは全社にとっては最適ではない
    ○ 迷ったら呼ばない方が良い(あとでメモ共有しますね、など)
    ● 参加させるべきは目指す状態達成に貢献できる人
    ○ たとえば
    ■ 収束系のミーティングであれば意思決定できる人
    ■ 発散系のミーティングであれば、必要なアイデアを出せそうな人
    | ミーティング前

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  37. © 2021 Stockmark Inc.
    「え… 呼ばれなかったんだけど…」
    19
    “自分も関わっている仕事なのにミーティングに呼ばれないという
    事態になると、「のけ者にされている」「能力がないと思われている」と
    いった不安がどっと押し寄せてくる。
    認めたくはないかもしれないが、 私たちはミーティングに呼ばれると、
    社内での価値が認められていると考えて安心する傾向がある。”
    | ミーティング前
    https://www.sunmark.co.jp/detail.php?csid=3794-4

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  38. © 2021 Stockmark Inc.
    「え… 呼ばれなかったんだけど…」
    19
    “自分も関わっている仕事なのにミーティングに呼ばれないという
    事態になると、「のけ者にされている」「能力がないと思われている」と
    いった不安がどっと押し寄せてくる。
    認めたくはないかもしれないが、 私たちはミーティングに呼ばれると、
    社内での価値が認められていると考えて安心する傾向がある。”
    ⇒ 回避のための方法例:
     ・出席しなかった人に議事録を明示的に共有しておく
      ・議事録を読んだ上で、出席が必要なら参加を考慮する
    | ミーティング前
    https://www.sunmark.co.jp/detail.php?csid=3794-4

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  39. © 2021 Stockmark Inc.
    参加人数は少なければ少ないほど良い
    19
    ● 「社会的手抜き」
    ○ 人は集団作業において、関わる人数が多いほど
    1人当たりの生産性が下がる傾向がある
    ● 目安として “7名” 以下
    ○ 書籍 超会議術 によれば、7名以下の場合に
    内職する可能性が 67% 下がるとされている
    | ミーティング前
    https://gihyo.jp/book/2020/978-4-297-11750-4

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  40. © 2021 Stockmark Inc.
    タイプによって事前情報を用意しわける
    19
    ● 意思決定系(これは多くで当たり前)
    ○ 施策のオプション、それぞれのPros/Cons、Factとなるデータなど
    ● アイデア発散系
    ○ 考えるにあたり必要な前提条件を提示
    ○ たとえば、CSチームから最近の顧客の声について提供 など
    | ミーティング前

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  41. © 2021 Stockmark Inc.
    資料って事前に読んできてもらうの?
    19
    ● 事前に読めるチームならば、読んでもらったほうが早い
    ○ いきなり議論から開始できるため
    | ミーティング前

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  42. © 2021 Stockmark Inc.
    資料って事前に読んできてもらうの?
    19
    ● 事前に読めるチームならば、読んでもらったほうが早い
    ○ いきなり議論から開始できるため
    ● ただ、現実として全員が読めるわけではないときもある
    ○ たとえば、高優先の顧客対応が入ってしまった など
    | ミーティング前

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  43. © 2021 Stockmark Inc.
    資料って事前に読んできてもらうの?
    19
    ● 事前に読めるチームならば、読んでもらったほうが早い
    ○ いきなり議論から開始できるため
    ● ただ、現実として全員が読めるわけではないときもある
    ○ たとえば、高優先の顧客対応が入ってしまった など
    ● なので、オススメは黙読時間を設けること。
    冒頭の5-10分で、黙って全員が各自読み込む。
    沈黙を恐れていけない。
    | ミーティング前

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  44. © 2021 Stockmark Inc.
    時間はどうするの?
    19
    ● とりあえず「1時間」だけはNG!
    ○ 当たり前だが短ければ短いほど良い
    | ミーティング前

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  45. © 2021 Stockmark Inc.
    時間はどうするの?
    19
    ● とりあえず「1時間」だけはNG!
    ○ 当たり前だが短ければ短いほど良い
    ● 25分 / 50分 が個人的なオススメ (Google Cal なら自動設定できる)
    | ミーティング前

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  46. © 2021 Stockmark Inc.
    時間はどうするの?
    19
    ● とりあえず「1時間」だけはNG!
    ○ 当たり前だが短ければ短いほど良い
    ● 25分 / 50分 が個人的なオススメ (Google Cal なら自動設定できる)
    | ミーティング前

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  47. © 2021 Stockmark Inc.
    続いてミーティング本編の話
    19
    ● ミーティング前
    ● ミーティング中
    ○ 序盤・中盤・終盤
    ● ミーティング後

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  48. © 2021 Stockmark Inc.
    イントロ of イントロ に チェックイン
    19
    ● チェックイン
    ○ 少人数(2-4人)であれば、「今の気持ち」などを
    30秒程度で話してもらう
    ○ 5人〜 であれば、チャットに書いてもらってファシリテーターが拾う
    | ミーティング中 (序盤)

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  49. © 2021 Stockmark Inc.
    イントロ of イントロ に チェックイン
    19
    ● チェックイン
    ○ 少人数(2-4人)であれば、「今の気持ち」などを
    30秒程度で話してもらう
    ○ 5人〜 であれば、チャットに書いてもらってファシリテーターが拾う
    ● なぜか?
    ○ 少しでも意見を出しやすい雰囲気を作るため
    ○ 参加者の当事者意識を高め、意識を「今ここ」に持ってくるため
    ○ チャットの場合)マルチチャネルのコミュニケーションOKと伝わるため
    | ミーティング中 (序盤)

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  50. © 2021 Stockmark Inc.
    イントロ of イントロ に チェックイン
    19
    | ミーティング中 (序盤)
    https://gihyo.jp/book/2020/978-4-297-11750-4
    “29社の社内会議を分析したところ、
    冒頭に雑談を入れた会議の発言数は、
    雑談を入れなかった会議に比べて
    1.7倍 になりました。
    発言する人の数も 1.9倍 でした。”

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  51. © 2021 Stockmark Inc.
    続いて 背景・目的、アジェンダ、参加者への期待を話す
    19
    ● ミーティングが必要となった背景、終了時の状態(目的)を伝える
    | ミーティング中 (序盤)

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  52. © 2021 Stockmark Inc.
    続いて 背景・目的、アジェンダ、参加者への期待を話す
    19
    ● ミーティングが必要となった背景、終了時の状態(目的)を伝える
    ● その状態に至るべき手順(アジェンダ)を伝える
    ○ 例:10分個人ワークでアイデアを出し、20分で共有と収束して
      次のアクションを決めます
    | ミーティング中 (序盤)

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  53. © 2021 Stockmark Inc.
    続いて 背景・目的、アジェンダ、参加者への期待を話す
    19
    ● ミーティングが必要となった背景、終了時の状態(目的)を伝える
    ● その状態に至るべき手順(アジェンダ)を伝える
    ○ 例:10分個人ワークでアイデアを出し、20分で共有と収束して
      次のアクションを決めます
    ● 名前を呼び上げて
    「〇〇さん、顧客視点からのアイデア出しをお願いします!」
    と伝えて、さらに当事者意識を高める(+ 軽い緊張状態を作る)
    | ミーティング中 (序盤)

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  54. © 2021 Stockmark Inc.
    3W(When/Who/What) を終了前に明確化
    19
    ● いつまでに、だれが、なにを 明示的にふりかえる
    ● なぜか?
    | ミーティング中 (終盤)

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  55. © 2021 Stockmark Inc.
    3W(When/Who/What) を終了前に明確化
    19
    ● いつまでに、だれが、なにを 明示的にふりかえる
    ● なぜか?
    ○ 決まってないとボールが浮いて、結局実行されない(可能性が高まる)
    ○ ミーティング中全てに全員が集中しきれているわけではないので、
    「あれ、それってAさんがやるんでしたっけ?」のような
    認識齟齬が大なり小なり発生しているため
    | ミーティング中 (終盤)

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  56. © 2021 Stockmark Inc.
    Tips / When は明確なほど良い
    19
    ● たとえば「2月上旬頃にお願いします」はNG。
    ● なぜならば、解釈がブレるため。
    ある人は ~2/10 かもしれないし、別の人なら2/1-3 あたりかもしれない
    ● 「2月5日 までにお願いします」などと、明確化しておく
    | ミーティング中 (終盤)

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  57. © 2021 Stockmark Inc.
    Tips / Who は個人名で依頼する
    19
    ● たとえば「これはAチームが担当ね」というのは危険
    ● なぜならば、Aチームから複数参加している場合に、
    ボールが浮きやすいため
    ● 「Aチームの〇〇さんお願いします」と、あえて名前を読み上げておく
    ○ もしその場で決まらないなら
    「〇〇さん、このタスクのアサインをお願いします」と
    次のボールの持ち人を明確にする
    | ミーティング中 (終盤)

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  58. © 2021 Stockmark Inc.
    Tips / What になってないことを確認しておく
    19
    ● What を決めておくのは必須
    ● 「やらないこと」「まだ決まってないこと」
    についても、余裕があれば考えを同期しておけると良い。
    まだ決まってないことは、次のアジェンダ候補になる。
    | ミーティング中 (終盤)

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  59. © 2021 Stockmark Inc.
    ミーティング自体をふりかえりする
    19
    ● そもそもミーティングは少ないほうが良いし時間も短い方が良い
    ● 常に最適なミーティングを追求するために
    継続的にふりかえり する
    | ミーティング中 (終盤)

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  60. © 2021 Stockmark Inc.
    ミーティング自体をふりかえりする
    19
    ● そもそもミーティングは少ないほうが良いし時間も短い方が良い
    ● 常に最適なミーティングを追求するために
    継続的にふりかえり する
    ● 具体的には…
    ○ ミーティング終了の3分前に
    ■ 「どうすれば、もっと上手くできたでしょうか?」
    ■ 「開催時間と頻度はこのままでよいでしょうか?」
    と問いかけ、一緒に考えていく
    | ミーティング中 (終盤)

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  61. © 2021 Stockmark Inc.
    前半(ミーティングの基本)
    おわり

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  62. © 2021 Stockmark Inc.
    後半
    ファシリテーション

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  63. © 2021 Stockmark Inc.
    ファシリテーションとは何か?
    19
    “ファシリテーション(facilitation)とは、
    人々の活動が容易にできるよう支援し、
    うまくことが運ぶよう舵取りすること。
    集団による問題解決、アイデア創造、教育、学習等、
    あらゆる知識創造活動を支援し促進していく働きを意味します。”
    日本ファシリテーション協会 https://www.faj.or.jp/facilitation/ より引用

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  64. © 2021 Stockmark Inc.
    ファシリテーションとは何か?
    19
    “ファシリテーション(facilitation)とは、
    人々の活動が容易にできるよう支援し、
    うまくことが運ぶよう舵取りすること。
    集団による問題解決、アイデア創造、教育、学習等、
    あらゆる知識創造活動を支援し促進していく働きを意味します。”
    日本ファシリテーション協会 https://www.faj.or.jp/facilitation/ より引用
    上記の定義はかなり広く、今日の説明では
    「ミーティングで参加者の能力を最大限発揮してゴールを達成すること」
    をファシリテーションと定義する

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  65. © 2021 Stockmark Inc.
    なぜファシリテーションが重要なのか?
    19
    ● 参加者の全員が議論に集中しすぎると
    脱線・枝葉の議論へ進んでいることに気づけなくなるため

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  66. © 2021 Stockmark Inc.
    なぜファシリテーションが重要なのか?
    19
    ● 参加者の全員が議論に集中しすぎると
    脱線・枝葉の議論へ進んでいることに気づけなくなるため
    ● ファシリテーターは、開発におけるスクラムマスターのように
    一歩ひいて / バルコニーに立って俯瞰して
    「今、この議論で目的に向かって進んでいるか?」を観察し
    必要に応じて介入していく

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  67. © 2021 Stockmark Inc.
    ファシリテーターって人を毎回たてるの?
    19
    ● ミーティングの参加者の誰かが
    ファシリテーターロールを担えれば良い
    ● 実際に参加者の誰かが「影のファシリテーター」となるケースもある
    ○ 明示的にファシリテーター指名されていないが
    議論・対話を誘導している人

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  68. © 2021 Stockmark Inc.
    ファシリテーター は具体的に何をするのか?
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    1. ミーティングの目的、手順を設計する
    2. ミーティング参加者から意見を引き出す
    3. 議論を可視化する
    ○ ホワイトボードに書いて流れを整理
    ○ miroなどで可視化して整理する
    4. 引き出して可視化した意見をまとめて意思決定/収束する
    5. 振り返りの機会を作る (前半で話したので省略)

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  69. © 2021 Stockmark Inc.
    1. ミーティングの目的、手順を設計する
    19
    ● 前半で述べた目的(終了時の状態)を定義する
    ● 参加者を決める
    ● 目的に至るための議題・アジェンダをつくる
    ○ 例:
    ■ 5分: 背景の資料を読む時間
    ■ 5分: 個人ワークでアイデアを出す
    ■ 15分: アイデア共有とカテゴライズ
    ■ 5分: 次のアクションまとめ

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  70. © 2021 Stockmark Inc.
    2-1. ミーティング参加者から意見を引き出す
    19
    ● 参加者全員の能力を最大化して適切な結論を得るために
    「全員」の意見を引き出すのがポイント
    ● 常に同期で話してしまうと、あっさり時間切れになる
    そこで、 非同期の個人ワーク時間 を上手く使う
    ● 例:miro付箋に個人の考えを書く時間を3分取る、
      会議Chatに書いてもらう時間を2分取る など

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  71. © 2021 Stockmark Inc.
    2-2. ミーティング参加者から意見を引き出す
    19
    ● 同期の議論・対話は参加者を観察して話を振る
    ● 30分のミーティングで5人いれば単純に1人6分しか話せない
    ○ えてして、1人で10分以上話しちゃう人もいがち…
    ● そこで、ファシリテーターは発言を制止して
    「〇〇さんありがとうございます!
     まだ、BさんとCさんの意見をいただけてないので
     いったん、Bさんにまずお話ください」

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  72. © 2021 Stockmark Inc.
    2-3. 問いが重要
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    ● ファシリテーターの提示する「問い」によって議論の方向が変わる
    ● 問いの出し方はスキルであり・テクニック
    https://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-book/9784761527433/ https://question.mimiguri.co.jp/
    詳細は書籍参照

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  73. © 2021 Stockmark Inc.
    3. 議論を可視化する
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    ● 人の認知リソースには限界があるため
    30分ある会議の全員の発言を細かく覚えるのは無理
    ○ そこで、「いま何を話しているのか?」を可視化する
    ● 可視化手段は ボード や docs を (いずれもリアルタイムEditが大事)

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  74. © 2021 Stockmark Inc.
    4. 引き出して可視化した意見をまとめて意思決定する
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    ● 前段で
    ○ どうやって意思決定するかを合意しておく
    ● 意思形成の方法
    ○ 意思決定者(e.g. XX Manager) が決める
    ○ 多数決 + α で決める
    ○ 多様決で決める
    ■ 最も良いもの + 最も悪いもの の両方に投票して
    賛否が集まったものに注目する方法

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  75. © 2021 Stockmark Inc.
    多数決の注意点
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    ● 案Aを単純に選ぶと、案Bと案Cの意見を黙殺する
    ● そのため
    ○ 多数決はざっくりとした絞り込みに使う
    ○ 少数意見のメンバに違和感について意見を言ってもらう
    案A 案B 案C

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  76. © 2021 Stockmark Inc.
    後半(ファシリテーション)
    おわり

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  77. © 2021 Stockmark Inc.

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