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[pmconf2022]今こそ直観で跳ぶ、多様性時代のプロダクトマネジメント / Jumpin...

jitsuzon
November 02, 2022

[pmconf2022]今こそ直観で跳ぶ、多様性時代のプロダクトマネジメント / Jumping on Intuition, Product Management in the Age of Diversity

#pmconf2022 の登壇資料です。

jitsuzon

November 02, 2022
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Transcript

  1. note inc. 21 直観の構造を知る 1. 状況と行動方針の両方がわかっている(If…then…) ◦ わかっていることをやるだけ 2. 行動方針はわかるが状況はわからない(If

    ??? then…) ◦ 状況に最も関連する既知の行動をする 3. 状況はわかるが行動方針がわからない(If…then…???) ◦ シミュレーションしてゴールに合う行動をする
  2. note inc. 22 問題解決に足りないのは? 1. 状況の理解? ◦ ほしい情報を見つける 2. 解決するための方法?

    ◦ フレームワーク、経験を積む 3. 判断するためのゴール? ◦ 会社のミッション、プロダクトビジョン
  3. note inc. 23 直観につながる情報を多角的に増やす • 大小多数の視点を総合的につかむ ◦ つくる人はどういう人か(1on1、OKR、経営陣) ◦ ユーザーはどういう人か(ユーザーリサーチ、SNS)

    ◦ 業界がどういう立ち位置か(市場レポート) ◦ 社会がどう動いているか(歴史学、社会学、経済学) ◦ 人間とは何か(哲学、心理学、生物進化学)
  4. note inc. 24 直観をしやすい環境をつくる • 「創造性に効く11のルール」(note) から抜粋 ◦ 別のことをしろ ◦

    広いとこで散らかして窓を開けてやれ ◦ スマホは別室に置け cf. 創造性はどこからくるか: 潜在処理,外的資源,身体性から考える(阿部慶賀著 共立出版)
  5. note inc. 28 多様性の無い組織は失敗する • CIAはなぜ9.11を防げなかったか ◦ 言わずもがな世界トップクラスの集団 ◦ 白人、男性、プロテスタントばかり

    ◦ 情報は持っていたが重要性を認識していなかった cf. 多様性の科学 画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織(マシュー・サイド)
  6. note inc. 30 多様性のある組織は成功する • 巨災対はなぜゴジラを止められたか ◦ 巨大不明生物特設災害対策本部 ◦ 様々な分野のエキスパートを集結

    ▪ 政治、医学、生物、原子力、運輸 ◦ 1つの課題解決に向けて自由に行動できる環境 cf. 巨災対 (きょさいたい)とは【ピクシブ百科事典】
  7. note inc. 31 CIA vs 巨災対 • 課題領域をカバーできる多様性を持っていたかどうか • 課題が正しく認知できればあとは実行の問題

    ◦ 解決に向かう動機があるか(Motivation) ◦ 能力を使う権限や機会があるか(Opportunity) ◦ 解決できる能力があるか(Ability)
  8. note inc. 34 課題領域を正しくカバーする多様性 • 人口統計学的多様性とは別の問題 • 課題に対して補強すべき直観(視点)は何? ◦ 決済システムだったら?

    ▪ 買う人、売る人、デザイナー、エンジニア、 CS、営業、セキュリティスペシャリスト、法務 ▪ いま空いているスペースはどこ?
  9. note inc. 35 多様性を活用する • 発散期に課題領域の人を広く呼ぶ ◦ ブレインストーミング ◦ コンセプトチェック(Working

    Backwards) • 標準化により多様性が活躍できる領域を拡げる ◦ 多様な人が参加できるよう基本部分は標準化する ◦ 施策の優先順位決定も標準化できる(note)
  10. note inc. 40 noteは新しい課題へ、多様性とともに プロダクト≠課題領域 プロダクト 直観A' 直観D 直観E 直観C

    直観B あらゆる創作を支える プロダクト 直観A' 直観D 直観E 直観C 直観B 創作の課題領域