Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
[pmconf2022]今こそ直観で跳ぶ、多様性時代のプロダクトマネジメント / Jumpin...
Search
jitsuzon
November 02, 2022
Technology
0
6.8k
[pmconf2022]今こそ直観で跳ぶ、多様性時代のプロダクトマネジメント / Jumping on Intuition, Product Management in the Age of Diversity
#pmconf2022 の登壇資料です。
jitsuzon
November 02, 2022
Tweet
Share
More Decks by jitsuzon
See All by jitsuzon
プロダクトを加速させるユーザーとのコミュニケーション / Communication with users accelerating products
jitsuzon
0
1k
サービスにおける2つの成長〜「モメンタム」と「バーン」〜/MOMENTUM&BURRRRRN!
jitsuzon
2
1.7k
「伸びる」仕事の頼み方 /how-to-request-work-to-grow
jitsuzon
11
3.5k
2016年8月8日、僕はお気持ちを表明した。/my-okimochi-20160808
jitsuzon
4
1.7k
Other Decks in Technology
See All in Technology
Qiita埋め込み用スライド
naoki_0531
0
4.8k
AI時代のデータセンターネットワーク
lycorptech_jp
PRO
1
280
AWS re:Invent 2024 ふりかえり
kongmingstrap
0
130
WACATE2024冬セッション資料(ユーザビリティ)
scarletplover
0
200
2024年にチャレンジしたことを振り返るぞ
mitchan
0
140
【re:Invent 2024 アプデ】 Prompt Routing の紹介
champ
0
140
大幅アップデートされたRagas v0.2をキャッチアップ
os1ma
2
530
権威ドキュメントで振り返る2024 #年忘れセキュリティ2024
hirotomotaguchi
2
740
Amazon SageMaker Unified Studio(Preview)、Lakehouse と Amazon S3 Tables
ishikawa_satoru
0
150
Amazon Kendra GenAI Index 登場でどう変わる? 評価から学ぶ最適なRAG構成
naoki_0531
0
110
KubeCon NA 2024 Recap / Running WebAssembly (Wasm) Workloads Side-by-Side with Container Workloads
z63d
1
250
ガバメントクラウドのセキュリティ対策事例について
fujisawaryohei
0
530
Featured
See All Featured
The Myth of the Modular Monolith - Day 2 Keynote - Rails World 2024
eileencodes
17
2.3k
Cheating the UX When There Is Nothing More to Optimize - PixelPioneers
stephaniewalter
280
13k
BBQ
matthewcrist
85
9.4k
Intergalactic Javascript Robots from Outer Space
tanoku
270
27k
RailsConf & Balkan Ruby 2019: The Past, Present, and Future of Rails at GitHub
eileencodes
132
33k
Building Flexible Design Systems
yeseniaperezcruz
327
38k
個人開発の失敗を避けるイケてる考え方 / tips for indie hackers
panda_program
95
17k
Large-scale JavaScript Application Architecture
addyosmani
510
110k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
693
190k
Sharpening the Axe: The Primacy of Toolmaking
bcantrill
38
1.9k
GitHub's CSS Performance
jonrohan
1030
460k
Into the Great Unknown - MozCon
thekraken
33
1.5k
Transcript
今こそ直観で跳ぶ、 多様性時代のプロダクトマネジメント 2022.11.02 プロダクトマネージャーカンファレンス2022
note inc. 2 はじめに • スライドはnoteで公開中です • noteの事例は少なめです • オフサイト参加します
note inc. クリエイターが文章や画像、音声、動画を投稿して、ユーザーがそのコンテンツを楽しんで 応援できるメディアプラットフォーム。だれもが創作を楽しんで続けられるよう、安心できる 雰囲気や、多様性を大切にしています。 3
note inc. 4 • じつぞん(@jitsuzon) • プロダクトマネージャー/詩人 • note株式会社(2022年5月~) ◦
ex. REALITY, GMOペパボ • toC, グロースが得意 自己紹介
note inc. 5 cf. 多様性の科学 画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織(マシュー・サイド)
note inc. 6 cf. 多様性の科学 画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織(マシュー・サイド)
note inc. 7 本セッションのコンセプト図 プロダクトは直観でつくられる 直観は鍛えることができる 多様性を武器にみんなで直観する 直観A プロダクト 直観A'
プロダクト プロダクト 直観A' 直観D 直観E 直観C 直観B
note inc. プロダクトは直観でつくられる 8
note inc. 9 プロダクトマネジメント定義論にさようなら • 議論に落ち着きが出た • 目的を達成した ◦ プロダクトマネージャーの求人が出せている
• pmconfやすべて取り組みにありがとう → 次のステージに進もう
note inc. 10 プロダクトは直観でつくられる プロダクトは直観でつくられる 直観は鍛えることができる 多様性を武器にみんなで直観する 直観A プロダクト 直観A'
プロダクト プロダクト 直観A' 直観D 直観E 直観C 直観B
note inc. 11 Netflixは良い仮説によってつくられた レンタルビデオの 延滞金で40ドル… • 店舗を増やす? • リマインド?
• 延滞金を安く? 課題 対症療法的な短絡な仮説
note inc. 12 Netflixは良い仮説によってつくられた レンタルビデオの 延滞金で40ドル… • 郵送で完結 • 月額15ドル
• ストリーミング 課題 跳躍する良い仮説
note inc. 13 良い仮説は跳躍をする 良い仮説 短絡な仮説 課題
14 跳躍するバネとしての直観
note inc. 15 直観とは何か 1. 哲学的直観(プラトン哲学、仏教の悟り、無分別智) 2. 創発的直観(仮説思考、RPDモデル) 3. 理想的直観(心の理論)
cf. Intuition - https://samvak.tripod.com/intuition.html
note inc. 16 まとめ:プロダクトは直観でつくられる • Netflixに見る良い仮説 • 良い仮説へ跳躍するバネとしての直観 • 直観のなかでも創発的直観のこと
note inc. 直観は鍛えることができる 17
note inc. 18 直観は鍛えることができる プロダクトは直観でつくられる 直観は鍛えることができる 多様性を武器にみんなで直観する 直観A プロダクト 直観A'
プロダクト プロダクト 直観A' 直観D 直観E 直観C 直観B
note inc. 19 (再掲)直観とは何か 1. 哲学的直観(プラトン哲学、仏教の悟り、無分別智) 2. 創発的直観(仮説思考、RPDモデル) 3. 理想的直観(心の理論)
cf. Intuition - https://samvak.tripod.com/intuition.html
note inc. 20 直観の構造を知る cf. A Recognition-Primed Decision(RPD) Model of
Rapid Decision Making - Gary A. Klein (1993)
note inc. 21 直観の構造を知る 1. 状況と行動方針の両方がわかっている(If…then…) ◦ わかっていることをやるだけ 2. 行動方針はわかるが状況はわからない(If
??? then…) ◦ 状況に最も関連する既知の行動をする 3. 状況はわかるが行動方針がわからない(If…then…???) ◦ シミュレーションしてゴールに合う行動をする
note inc. 22 問題解決に足りないのは? 1. 状況の理解? ◦ ほしい情報を見つける 2. 解決するための方法?
◦ フレームワーク、経験を積む 3. 判断するためのゴール? ◦ 会社のミッション、プロダクトビジョン
note inc. 23 直観につながる情報を多角的に増やす • 大小多数の視点を総合的につかむ ◦ つくる人はどういう人か(1on1、OKR、経営陣) ◦ ユーザーはどういう人か(ユーザーリサーチ、SNS)
◦ 業界がどういう立ち位置か(市場レポート) ◦ 社会がどう動いているか(歴史学、社会学、経済学) ◦ 人間とは何か(哲学、心理学、生物進化学)
note inc. 24 直観をしやすい環境をつくる • 「創造性に効く11のルール」(note) から抜粋 ◦ 別のことをしろ ◦
広いとこで散らかして窓を開けてやれ ◦ スマホは別室に置け cf. 創造性はどこからくるか: 潜在処理,外的資源,身体性から考える(阿部慶賀著 共立出版)
note inc. 25 まとめ:直観は鍛えることができる • 創発的直観というものを我々は仕事で使っている • 良い直観のための準備 ◦ 直観の構造を知る
◦ 直観につながる情報を多角的に増やす ◦ 直観をしやすい環境をつくる
note inc. 多様性を武器にみんなで直観する 26
note inc. 27 多様性を武器にみんなで直観する プロダクトは直観でつくられる 直観A プロダクト 多様性を武器にみんなで直観する プロダクト 直観A'
直観D 直観E 直観C 直観B 直観A' 直観は鍛えることができる プロダクト
note inc. 28 多様性の無い組織は失敗する • CIAはなぜ9.11を防げなかったか ◦ 言わずもがな世界トップクラスの集団 ◦ 白人、男性、プロテスタントばかり
◦ 情報は持っていたが重要性を認識していなかった cf. 多様性の科学 画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織(マシュー・サイド)
note inc. 29 cf. 映画『シン・ゴジラ』公式サイト
note inc. 30 多様性のある組織は成功する • 巨災対はなぜゴジラを止められたか ◦ 巨大不明生物特設災害対策本部 ◦ 様々な分野のエキスパートを集結
▪ 政治、医学、生物、原子力、運輸 ◦ 1つの課題解決に向けて自由に行動できる環境 cf. 巨災対 (きょさいたい)とは【ピクシブ百科事典】
note inc. 31 CIA vs 巨災対 • 課題領域をカバーできる多様性を持っていたかどうか • 課題が正しく認知できればあとは実行の問題
◦ 解決に向かう動機があるか(Motivation) ◦ 能力を使う権限や機会があるか(Opportunity) ◦ 解決できる能力があるか(Ability)
note inc. 32 cf. 多様性の科学 画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織(マシュー・サイド)
note inc. 33 cf. 多様性の科学 画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織(マシュー・サイド)
note inc. 34 課題領域を正しくカバーする多様性 • 人口統計学的多様性とは別の問題 • 課題に対して補強すべき直観(視点)は何? ◦ 決済システムだったら?
▪ 買う人、売る人、デザイナー、エンジニア、 CS、営業、セキュリティスペシャリスト、法務 ▪ いま空いているスペースはどこ?
note inc. 35 多様性を活用する • 発散期に課題領域の人を広く呼ぶ ◦ ブレインストーミング ◦ コンセプトチェック(Working
Backwards) • 標準化により多様性が活躍できる領域を拡げる ◦ 多様な人が参加できるよう基本部分は標準化する ◦ 施策の優先順位決定も標準化できる(note)
note inc. 36 まとめ:多様性を武器にみんなで直観する • 多様性のある組織は成功する • 課題領域を正しくカバーするための多様性 • 多様性を活用しやすい状態にする
note inc. 37 このセッションのまとめ
note inc. 38 cf. 多様性の科学 画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織(マシュー・サイド)
note inc. 39 (再掲)本セッションのコンセプト図 プロダクトは直観でつくられる 直観は鍛えることができる 多様性を武器にみんなで直観する 直観A プロダクト 直観A'
プロダクト プロダクト 直観A' 直観D 直観E 直観C 直観B
note inc. 40 noteは新しい課題へ、多様性とともに プロダクト≠課題領域 プロダクト 直観A' 直観D 直観E 直観C
直観B あらゆる創作を支える プロダクト 直観A' 直観D 直観E 直観C 直観B 創作の課題領域
note inc. あなたの直観をお待ちしています。 41
None