公益社団法人日本滑空協会 2022/12/25 講師 公益社団法人滝川スカイスポーツ振興協会 日口裕二
2022年12月25日JSA滑空スポーツ講習会2022日口 裕二sky guide & Chief Flight Instructor of SATA
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1980年 北大航空部でグライダーを始める1985年 教証取得1987年 滝川で飛び始める1989年 北海道滝川西高等学校に赴任1993年 滝川市スカイスポーツ課に配属以降、スカイスポーツのまちづくりに邁進運航主任、主任教官を歴任2021年 滝川市役所を定年退職し、現職に至るJSA常務理事として、クラブ間連携や講習会事業を担当総飛行時間10,600時間、122,000km 3ダイヤモンド+1,000km章著書に、『雲と風』、ソアリングエンジンシリーズ1~4(訳書)など2
このpptで使用されている引用先の記載がないスライド、写真、文章はすべて自由使用が可能です。ただし、使用時にはできる限り引用先(ex. 雲と風 by 日口裕二)をご記載ください。3
空から与えられた条件を読み取り、そこから自分にとって最良のフライトを引き出そうとするパイロットそこに上昇気流があると確信できる(その確率が高い)パイロット単に飛ぶための「技術」を磨くだけでなく、空の理解に努めるパイロット4
いつ観るか?何を観るか?観るポイントは?~形、色、全体像、特徴Mt.Cook(3724m), NZ5
高いところから観ると… 2015.5.10 11:126
低いところから観ると…7
2010.9.15 12:598
図引用:Sailplane & Glidingby Tom Bradbury9
図引用:Sailplane & Glidingby Tom Bradbury10
2008.7.12 16:3011
2007.5.15 12:1812
2007.5.16.13:1613
2007.5.16 15:0114
15
2008.8.7 14:21時には鳥を16
なぜそこに雲がある/ないのか?17
Hunter Valley, NZ18
雲があっても、より地面を信じなければならないケース19
2007.7.10 17:48海の空気は見える!20
2003.6.5 14:1621
2007.8.10 14:56海陸風前線22
2007.8.10 15:3423
局地前線の消長24
2003.5.2125
2007.10.2 12:29積乱雲による降水とアーク雲26
強い降水現象時の大気の流れ図引用:Sailplane & Glidingby Tom Bradbury27
2004.6.2 15:10 2004.6.22009.6.15 12:4928
図引用:Handbook of Meteorological Forecasting for Soaring Flightby WMO Technical Note No.158 29
2009.5.13 16:27夕方になっても/日射がなくても発達する積雲30
図引用:X'C Soaring by Helmut Reichmann 31
2004.4.24 13:30レンズ雲フェーンギャップローター雲ローター雲キャップ雲32
2012.9.14 17:20レンズ雲ローター雲フェーンギャップキャップ雲33
2008.5.6 13:33雲量が少ない時のウェーブ34
35
2005.10.8 13:3036
図引用:Meteorology and Flight by Tom Bradbury 37
2007.8.22 11:5838
2007.8.22 13:1939
2004.4.26 14:1340
41
2005.7.4ブレーキングウェーブ42
432013.9.7
44山岳の風上側の風速勾配により、風下側のウェーブの形状は変化するJiri Förchtgott, 1949
図引用:Soaring NZ byGavin Wills45
Ben Ohau Wave(Echelon), NZ46
2003.10.2 8:19 2004.8.9 8:472009.10.4 12:452010.8.31 16:0447
48
49
音揺れ(シア・タービュランス)沈み/持ち上げ50
(1995 年 インゴ・レナー氏解説)-1~-2m/s-1~ -2m/s±051
グライド中・・・上昇するエリアはどこか→ワイドビュー低い高度のうちに全体掌握連続して観察→ビデオビュー上昇気流のシステムを考えながら→スペースビュー3つの風を意識して→地上の風、今いる高度の風、上空の風特徴的な雲を探せ→ステップ/ウィスプ/カーテン/ローター/ストリート/キャップ/etc雲は地面を映す鏡52
操縦に夢中になり過ぎない→特にエレベータ操作”感じる”を優先する→感じる速度で飛行するブルーコンディションでは上昇気流のシステムをイメージする→ヒントはシア・タービュランス53
飛ぶ前に地上で観察/推測→ワイドビュー/ビデオビュー/スペースビューデータの活用(天気図/アメダス/衛星写真/etc)→パターン化、予測飛行中、操縦しないで観察に専念する(複座)同じ上昇気流を三次元で観察する同じ上昇気流に違う方向から何度もエントリーする”感じる”を声に出してみる(複座)実戦解説付きフライトを試みる(L&F、複座)54
55
56滑空スポーツをeSportsで楽しもう- Condor Soaring Simulator – (予告)2023年1月29日、2月26日by 武市 直己