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QGIS講習会_ベクタ編
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jyun
January 27, 2018
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QGIS講習会_ベクタ編
jyun
January 27, 2018
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Transcript
QGIS講習会 2018.1.24 空知森林管理署 田中 淳 ベクタ編
2 はじめに 【QGIS】→【project】→【ベクタ編.qgs】ファイルを開く ※森林は、疑似データです
3 本日のお品書き ・森林調査簿と林況調査の内容(Excel) をGISに取り込む。 ・属性データを結合する。 ・分類等による様々な表示設定。 ・空間演算(データの融合)
4 Excelデータの取り込み ・属性データに、Excelデータを追加 ↑ 【ID】を対応させることで データを結びつける → ・属性データに、
5 Excelデータの取り込み 主伐期 現場判断も主伐 主伐期 現場判断は間伐 周りの小班が 伐採可能になってから 間伐を検討
6 調査簿の取り込み 調査簿の取り込み
7 調査簿の取り込み ・Excelファイルをcsvファイルに変換 ・csvファイルをQGISに取り込む ・小班レイヤにcsvファイルを結合 ・名前をつけて保存
8 調査簿の取り込み ・Excelファイルをcsvファイルに変換 ・csvファイルをQGISに取り込む ・小班レイヤにcsvファイルを結合 ・名前をつけて保存
9 調査簿の取り込み 調査簿を開く ※演習用の疑似データです
10 調査簿の取り込み 必要なのは、項目とデータだけ 余計なもの(行1・2)を 削除
11 調査簿の取り込み 名前をつけて保存 → ファイルの種類 CSV
12 調査簿の取り込み csvファイルを確認したい時は、メモ帳等で開く ↑ テキストエディタ『gPad』
13 調査簿の取り込み Excelで開くと、IDが勝手に指数表示に 間違って上書きしてしまうと、IDが書き換わるので注意!
14 調査簿の取り込み ・Excelファイルをcsvファイルに変換 ・csvファイルをQGISに取り込む ・小班レイヤにcsvファイルを結合 ・名前をつけて保存
15 調査簿の取り込み 作成したcsvファイルを QGISにドラッグ&ドロップするだけ csvファイルはそのまま取り込むと全てのデータが文字列として認識されます。 同じフォルダにcsvファイルと同名のcsvtファイルを用意すると、形式を定義した 状態で取り込むことができます。 ※今回は、csvtファイルを事前に用意しました。 csvtファイルの内容は、メモ帳などのテキストエディタで確認できます。
16 調査簿の取り込み ・Excelファイルをcsvファイルに変換 ・csvファイルをQGISに取り込む ・小班レイヤにcsvファイルを結合 ・名前をつけて保存
17 調査簿の取り込み 小班レイヤのプロパティを開く 【結合】タブを開いて、【+】をクリック
18 調査簿の取り込み 【結合するレイヤ】… csvファイル 【結合フィールド】… 小班レイヤのID 【ターゲットフィールド】… 調査簿ID 【結合するフィールドを選択する】 ID・林班・小班は、ダブるので
チェックを外す。
19 調査簿の取り込み 属性データを確認してみよう
20 調査簿の取り込み ・Excelファイルをcsvファイルに変換 ・csvtファイルの作成 ・小班レイヤにcsvファイルを結合 ・名前をつけて保存
21 調査簿の取り込み 【形式】… ESIR Shapefile 【パス】… ファイル保存先とファイル名 フォルダは『vector』 ファイル名は【m_shohan2】 【CRS】…
EPSG:2454 【エンコーディング】… System 【保存されたファイルを地図に追加する】 に チェックを入れて OK 小班レイヤを右クリックして、名前をつけて保存
22 調査簿の取り込み 小班レイヤを右クリックして、名前をつけて保存 名前をつけて保存しないと、csvファイルを削除したり、他 の場所に移動させたりすると属性データから森林調査簿の情報 も消えます。 逆に、継続的に内容を追加・編集するようなデータであれば 都度csvファイルを編集すればGISに反映されるので、 そのままでも可。
23 林況調査の 林況調査の 取り込み 取り込み
24 林況調査の取り込み 基本的に森林調査簿と同じですが IDを設定してやらなければいけません ※演習用の疑似データです
25 林況調査の取り込み 小班コードを用意してあるので 調査結果の林班・小班からIDを生成しましょう →
26 林況調査の取り込み IDについて(1024な林小班の場合) 00100002000000 102402100 ここまでは署毎に共通 林班 小班コード 林班支番 林班支番は、空知署には無い
小班支番がある場合は、小班コードの下1桁に表示 (な-1小班の場合は、下4桁が2101になる)
27 =CONCATENATE("00100002000000",TEXT(B2,"0000"),0,TEXT(VLOOKUP(C2,コード!$A$1:$B$90,2,FALSE)+D2,"0000")) 林況調査の取り込み 例えば、こんな関数 共通部分 共通部分 林班を4桁で表示 林班を4桁で表示 林班支番 林班支番
小班名をコードに変換 小班名をコードに変換 小班コードに支番をプラス 小班コードに支番をプラス 小班コード+支番を4桁で表示 小班コード+支番を4桁で表示 文字列の結合 文字列の結合 00100002000000 102100400
28 林況調査の取り込み IDの設定ができたでしょうか? あとは、調査簿と同じ手順でGISに追加しましょう
29 分類表示 例えば樹種別に 【分類された】を選択 カラムは、樹種 【分類された】を選択 カラムは、樹種 ランダムカラーを選択 ランダムカラーを選択 【分類】をクリック
【分類】をクリック
30 分類表示 例えば樹種別に Muroran City OpenData by Muroran City is
licensed under a CC BY 2.1 JP
31 分類表示 ・林況調査 伐採可否別に表示してみよう 伐採可は、主伐・間伐別にしてみよう ・人工林、天然林別に表示してみよう ・今年度の林齢を計算し、齢級別に表示してみよう
32 分類表示 ・林況調査 伐採可否別に表示してみよう 伐採可は、主伐・間伐別にしてみよう ・人工林、天然林別に表示してみよう ・今年度の林齢を計算し、齢級別に表示してみよう
33 分類表示 まず伐採種別に分類表示
34 分類表示 【ルールに基づいた】項目を切り替える 【+】をクリック 【+】をクリック
35 分類表示 【ルールプロパティ】を設定 クリック クリック 伐採不可 伐採不可
36 分類表示 ①【フィールドと値】から 【伐採可否】をダブルクリック ② 式に”伐採可否”が表示されるので = を入力 ③【すべてのユニーク値】をクリック
④【NULL , ’否’ , ’可’】が表示されるので ‘否’をダブルクリック 式に ”伐採可否” = ‘否’ が表示されていればOK
37 分類表示
38 分類表示 伐採可否別(主間伐別)図面 Muroran City OpenData by Muroran City is
licensed under a CC BY 2.1 JP
39 分類表示 ・林況調査 伐採可否別に表示してみよう 伐採可は、主伐・間伐別にしてみよう ・人工林、天然林別に表示してみよう ・今年度の林齢を計算し、齢級別に表示してみよう
40 分類表示 調査簿データに、人天別の項目がなかったため まず林種細分で分類別表示 林種・林種細分の組み合わせ 人工林 → 単・単 複・複
天然林 → 複・育 天・天
41 分類表示 【ルールに基づいた】項目で、天と育をまとめる 式を “林種細分” = “天” or “林種細分” =
“育” にすることで、天然生林と育成天然林をひとまとめに
42 分類表示 人天別 Muroran City OpenData by Muroran City is
licensed under a CC BY 2.1 JP
43 分類表示 ・林況調査 伐採可否別に表示してみよう 伐採可は、主伐・間伐別にしてみよう ・人工林、天然林別に表示してみよう ・今年度の林齢を計算し、齢級別に表示してみよう
44 分類表示 2017年度の林齢を計算 【m_shohan】レイヤの属性テーブルを開いて 編集モードを切り替えて、フィールド計算機を開く
45 分類表示 【新しいフィールドを作る】 【出力フィールド名】…林齢 【フィールドタイプ】…整数 【フィールド幅】… 任意 【フィールドと値】 森林調査簿_林齢 +6
↑調査簿は 2011年度のデータ 2017年度の林齢を計算
46 分類表示 林齢の項目が追加されたら、もう一度 フィールド計算機
47 分類表示 【新しいフィールドを作る】 【出力フィールド名】…齢級 【フィールドタイプ】…整数 【フィールド幅】… 任意 【フィールドと値】 ceil(林齢/5) ↑ceilは、数値の切り上げ
≒ ExcelのROUNDUP関数 林齢から齢級を計算
48 分類表示 齢級の項目が追加される
49 分類表示 齢級で分類別に
50 分類表示 齢級別 Muroran City OpenData by Muroran City is
licensed under a CC BY 2.1 JP
51 空間演算ツール 【ベクタ】→【空間演算ツール】→【融合(Dissolve)】 保安林のベクタデータを作ってみよう
52 空間演算ツール 保安林のベクタデータを作ってみよう 入力レイヤ【m_shohan】 【Dissolve all】のチェックを外す チェックが入っていると全ての地物が融合されます 選択したレイヤの属性が一覧表示されるので、 【保安林】を選択して、【>】ボタンをクリック 右側のSelected欄に表示されます
新しいシェープファイルで保存してください
53 空間演算ツール 保安林別に色分け
54 空間演算ツール 様々な空間演算 【交差】… 2レイヤ間で重なっている部分を抽出 【対象差分】… 重なっていない部分を抽出 【可変距離バッファ】… 属性データでバッファ距離を指定 【統合】…
2つのレイヤを1つに 【Dissolve】… 融合 【差分】… 対象レイヤを指定レイヤで切り取り 【固定距離バッファ】… 指定した距離でバッファを作成 【クリップ】… 交差は2つのレイヤの属性データを引き継ぐ 【凸包】… 全ての地物を内側に含む最小ポリゴンを作成
55 LibreOfficeの活用 http://ja.libreoffice.org/
56 LibreOfficeの活用 LibreOfficeとは? オープンソースのオフィスソフト ・Word → Writer ・Excel → Calc ・PowerPoint → Impress ・Access → Base Microsoft OFFICEとほぼ同機能を有している。
Calcで作成したファイルは、そのままQGISで読み込むことができる。 Portable版があるので、インストールせずに使える。
57 LibreOfficeの活用 LibreOfficeとは? Excelのファイル(.xlsx)をそのまま読み込めるので、 Calc(.ods)で保存し直せば、QGISに取り込めるようになります。
58 Spreadsheet Layers プラグイン【Spreadsheet Layers】 プラグインを使うことで、Excelファイル(.xlsx)ファイルを 読み込むことができるが、 項目名(属性フィールド名)が日本語の場合、文字化けしたり うまく取り込めないことがあります。