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新規事業立ち上げ時のエンジニアリング

kakehashi
October 28, 2021

 新規事業立ち上げ時のエンジニアリング

kakehashi

October 28, 2021
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  1. 自己紹介 名前: 木村 彰宏 (Twitter @kimutyam) 所属: 株式会社カケハシ (2021年5月~) 役割:

    AI在庫管理の次の柱となる大型新規事業の立ち上げ 職種: エンジニア 関心分野: ドメイン駆動設計・データエンジニアリング・スクラム
  2. State.0: 入社後 - PMが先行して企画を進めている状態 - 1人目のエンジニアとして大型新規事業の立ち上げのチームにアサインさ れる Input - 5つの要求ドキュメント

    - 2つの画面イメージ - 事業計画 さて・・どうしたものか。 今回は、立ち上げ時に段階的に行ってきたことを紹介します。
  3. State.1: ドメインを理解できない - 要求を見ても何を言っているか分からない - 医療関連の専門性の欠落 Action - アクターと外部システムの関係性をマッピング -

    カケハシがストックしている大量にオンボーディング資料で専門知識を学習 - 関連システムの開発チームに一時的に参加しラーニング - 実際の現場で手を動かしながらユーザーストーリーをこなすことが効果 的だった
  4. Column: 境界づけられたコンテキスト - ドメイン駆動設計のパターン・ランゲージ - ドメインモデルが適用される境界のこと - マイクロサービスの分割統治粒度を考えるにあたって 重要な設計観点としても紹介されている -

    経験的には、ドメインモデルの探求の過程で整理が 進む場合が多い FYI: Martin Fowler's Bliki (ja) 境界づけれ れたコンテキスト https://bliki-ja.github.io/BoundedCont ext/
  5. State.5 実証実験が困難である - 事業を実現するための多くのPoCを回す必要があった - ビジネススキームを決定するために必要な情報の欠如と実験に協力的な パートナーの不在 - 加えて、医療関連のエコシステムや商習慣はインターネット上に有益な情 報が転がっていることが少ない

    Action - フロント組織の人に協力を経て、ユーザー接点機会を増やしヒアリングを 行う(継続中) - ヒアリング可能性はある程度の偶発性を伴うので、PoCのエピックを作り検 査基準を明確にした
  6. State.8 チームの行動の検査が難しくなる - 異なる職能(PdM、エンジニア、サイエンティスト)間でそれぞれのテーマで PoCをやるにつれて、情報対称性の担保とプロジェクトステートの検査が難 しくなった Action - 部分的にスクラムイベントを導入 -

    バックログリファインメントとプランニング、スプリントレビューだけを簡 易に取り込み ※ 目的に合わせて最小限のスクラムイベントを定義するのが好み。むやみに スクラムイベントだけを増やさない。
  7. まとめ ドメイン駆動で体系立てて以下を整理し、チーム課題も段階的に改善を行って います。 - 要求分析 - アーキテクチャ - チーム分割統治 -

    開発計画 - 採用計画 何かの参考になれば幸いですし、縁があれば一緒に切り拓いていきません か!