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Technology infrastructure and development organization supporting Cookpad Mart

Technology infrastructure and development organization supporting Cookpad Mart

2021.06.15 に開催された「クックパッド・ANDPAD どう作る?ビジネス成長を支えるチャレンジングな技術基盤、開発組織」での「クックパッドマートを支える
技術基盤と開発組織」についてのスライドです。
https://andpad.connpass.com/event/213220/

Ryo Katsuma

June 15, 2021
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Transcript

  1. クックパッドマートを支える

    技術基盤と開発組織
    クックパッド株式会社


    買物プロダクト開発部部長


    勝間 亮
    クックパッド・ANDPAD どう作る?ビジネス成長を支えるチャレンジングな技術基盤、開発組織

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  2. •勝間 亮 (かつま りょう) @ryo_katsuma


    •2009~ クックパッド入社


    ‣レシピ領域バックエンドエンジニア


    ‣レシピ領域マネージャー


    •2018~ 買物事業領域立ち上げメンバー


    ‣副部長 兼テックリード


    ‣2020~ 部長

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  3. 今日の流れ
    •クックパッドマート


    •技術的チャレンジ


    •組織体制

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  4. クックパッドマート

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  6. 現状の生鮮EC
    •個配の配送コスト問題


    ‣ 多くのECサービスは最低注文金額3,000~5,000円


    ‣ まとめ買いをせざるをえない


    •再配達問題


    ‣ 肉・魚などナマモノは宅配Boxや置き配を適用しづらい


    ‣ お届け時間に必ず家にいないといけない制約

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  7. 解決アプローチ
    •敢えて個配をしないピックアップ型EC


    ‣ 生活動線上に受取り場所を作って自分で好きな時間で取りに行く


    ‣ 再配達問題を解決


    •集荷配送コストの圧縮


    ‣ 複数人の注文をまとめて配送することで配送コストを1/N


    ‣ 生産者の集荷も一元化することで集荷コストも1/M


    ‣ 最低注文金額を0円に

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  8. つくり手と消費者をつなぐプラットフォーム
    食を楽しみたい


    消費者
    生産者、卸売、生肉、飲食店


    つくり手
    新鮮な生鮮食材を毎日

    送料無料で買物できる
    自由に出店


    楽な出荷方法で今より稼げる
    注文アプリ


    コンテンツ運用 / マーケ
    ルーティング / 運行管理


    温度監視 / 受け取り冷蔵庫
    販売者管理サービス


    ラベルプリンター / 納品用冷蔵庫

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  9. 世界の食品市場
    食品市場規模 食品EC市場規模 食品EC化率
    日本 426,000 7,915 1.9%
    中国 1,200,000 27,291 2.3%
    米国 789,000 8,387 1.1%
    フランス 191,000 7,211 3.8%
    ドイツ 234,000 1,259 0.5%
    イギリス 186,000 10,274 5.5%
    http://www.ma
    ff
    .go.jp/j/shokusan/export/e_kikaku/attach/pdf/180331-32.pdf より抜粋


    市場規模は「食品(生鮮、加工品)」「飲料(清涼飲料、アルコール飲料)の製造出荷額」データ / イギリス、フランス、ドイツ、日本は2016年、米国、中国は2012年のデータ
    単位: 100万ドル

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  10. クックパッドマート
    •生鮮ECサービス


    •生鮮ECプラットフォーム

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  11. クックパッドマート
    •生鮮ECサービス


    •生鮮ECプラットフォーム

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  12. 技術的チャレンジ

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  13. 開発プロダクト
    •対ユーザー


    ‣ 注文アプリ(iOS, Android)


    ‣ Web


    ‣ 販促マーケ

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  14. 開発プロダクト
    •対生産者


    ‣ 販売者Web


    ‣ ラベルプリンター管理


    ‣ 集荷冷蔵庫管理

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  15. 開発プロダクト
    •対流通


    ‣ ルーティング


    ‣ 運行管理アプリ


    ‣ 温度監視サービス


    ‣ 受け取り冷蔵庫

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  16. プロダクトの特徴と技術的な挑戦
    •世の中にありそうで無いサービスモデル


    •人や物が多く介在する前提のサービス


    •ハードウェアを含めた体験設計

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  17. 世の中にありそうで無いモデル
    •議論しすぎず、まず絵を描く or 動くものを作る


    ‣ 見える/触れるもので議論し、落とし所を探る


    ‣ デザインスプリントもうまく活用

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  18. 人や物が多く介在する前提のサービス
    •サービスを利用する現場はどんな環境か?を理解する


    ‣ エンジニアを含めてメンバーが現場で実際に動いてみる

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  19. ハードウェアを含めた体験設計
    •最初から100%を目指さない


    ‣ 運用してみて初めて気づく問題はかなり多い


    ‣ 問題がおきたら都度解決を目指し、根本解決を次バージョンで行う


    •ハードウェア開発でもアジャイルな開発スタイルの導入を試みる

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  20. 開発体制と運用

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  21. プロダクト領域
    •ユーザー領域


    ‣ 注文アプリ開発やマーケ施策


    •ストア・流通領域


    ‣ 販売者向けサービスや流通運用の仕組み化と開発

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  22. プロダクトオーナーとプロジェクト
    •領域ごとにオーナー(PO)を選定


    ‣ POは、領域のKGIを追う


    ‣ POは、領域における方針、大施策の優先順位決め


    •領域の中で複数のプロダクトや機能開発


    ‣ 大施策や中小施策ごとにエンジニア、デザイナ、PjMを選定


    ‣ 具体的な仕様やUI、マイルストーンなどはメンバー中心にPjMと決める

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  23. リリース頻度
    •サーバーサイド:5-6回/日デプロイ(随時)


    •モバイルアプリ : 週次リリース(スケジュール)


    •ハードウェア: 数ヶ月に1度リリース

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  24. SLI/SLO
    •基本はどんどんリリース


    ‣ どの状態になるとパフォーマンスを気にすべきか


    •プロダクト毎にSLI/SLOを設定してジャッジ

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  25. オンコール
    •流通は24時間ほぼ何か動いてる


    ‣ 納品、集荷、配送、受け取り


    ‣ 致命的なエラーが出ると丸一日流通が止まる


    •サーバーサイドエンジニアを中心にオンコール制度


    ‣ 日替わりでPrimary/Secondaryの2人制度


    ‣ 制度開始前はボランティアで深夜対応を行う日々

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  26. 本部定例
    •プロダクト、マーケ、営業開拓全員参加


    ‣ 隔週でお互いの進捗とトピックを共有


    ‣ 開発以外の事業全体の動きを理解して目線を上げる


    •約80人が集う会なのでオンライン開催


    ‣ Slackの実況チャンネルで一体感


    ‣ 情報量が多くて毎回満腹感ある

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  27. まとめ

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  28. まとめ
    •クックパッドマートは大きな市場でのトライ


    •ハードウェアも絡めた新しい体験の設計と開発


    •POを中心としたプロダクト開発組織


    •SLI/SLOの策定やオンコール制度で運用をサポート

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