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20221021_ふくしDXをはじめようキックオフMTG

 20221021_ふくしDXをはじめようキックオフMTG

noriaki_koshiba

October 21, 2022
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  4. 開会の挨拶
    一般社団法人SMARTふくしラボ
    代表理事 山本真也

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  5. キーノートスピーチ
    「DXってなんだ?」
    デジタル庁 データスペシャリスト
    下山 紗代子

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  6. ディスカッション
    「なぜ今、ふくしDXなのか?」
    もう少し先じゃない?!
    黒部社協の取り組みから考えてみる。

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  7. 持続可能 市民参加
    今、熱いと思っているテーマ
    (個人的主観)

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  8. EBPM VS 勘と経験値
    両方持ち備えたら最強説!
    EBPM
    勘・経験 EBPM
    勘・経験
    総務的には… 現場的には…
    ・財源確保
    ・費用対効果
    ・政策立案
    ・今すぐの助け
    ・誰一人取り残さない
    ・現場の忙しさ
    (社協あるある構造)
    EBPM
    passion

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  9. 本当に介護・福祉系職員は、
    ITが苦手なのか?
    と言うか、みんな苦手なのか?

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  10. 今のIT環境
    職場 < 家庭
    昔のIT環境
    職場 > 家庭

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  11. 11
    ICTや新しい技術革新を活かした地域福祉の推進へ shakyo3.0
    スマート社協3.0構想
    【ビジネスチャット】
    コミュニケーションツールで働く人がより働きやすくする。
    【地域福祉分野におけるICT利活用実証実験】
    支援する人が支援しやすい環境づくり
    ICTリテラシーが低い、後期高齢者を支える
    官民協働のプラットフォーム
    ※国立研究開発法人情報通信研究機構、株式会
    社日新システムズ、黒部市社協の三者協定
    【LINE botによる相談窓口】
    相談のハードルを下げ、早くからの
    リーチをつなげるしくみ将来的な
    情報発信のキーとなるしくみ
    【ふくしDX】
    業務効率改善を行い福祉
    現場での人材不足を解消
    民間企業との共同研究PJ
    【5goals for 黒部】
    市民に分かりやすく伝え、みんな
    の目指すべきgoalを示す。
    【個人活動の可視化】
    社会にどう貢献したか、自分自身の活動
    ログが見えるようにする。
    【ふくしDXの推進基盤】
    社団法人を立ち上げふくし全体のデジタ
    ル化、DX推進を図る組織の立ち上げ。
    【SW-MaaSの開発】
    トヨタモビリティ基金と福祉版移動シェア
    サービスの研究開発
    一般社団法人
    SMARTふくしラボの設立
    福祉版移動シェアサービス
    SW-MaaS
    Social welfare Mobility as a service

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  12. 外向き 内向き
    ふくしDXの2つの軸
    ・みまもりDX「くろべネットボタン」
    ・相談支援DX「くろべふくし知恵袋」
    ・活動計画DX「5GOALS for黒部」
    ・福祉車両の共有「SW-MaaS」
    ・情報共有DX:LINE WORKSアプリ
    ・総務DX:jinjerアプリ
    ・研修DX:LMSの開発
    ・車両管理DX:トヨタモビリティ富山

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  13. 地域(黒部市)を考えていく上での確定事項
    少子化
    高齢化
    人口減

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  14. ということは(地域の現状)…
    担い手を育てるし、自分もやる。
    (社協・地域も思いは同じ)
    地域には、仕事と志事が必要。
    (社協職員とNPOもやる@個人)
    無いものはつくる。
    (できることをやる、つくる)
    みんなでやるしかない。
    (ALL黒部:行政・社協・企業・社会福祉法人・NPO法人・ボランティア・市民 etc.)
    社会関係資本(social capital)
    をフル活用するしかない
    地域の力

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  15. 取り組むべき最優先課題
    地域における
    持続可能な福祉サービスの供給

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  16. 結 論
    人材不足の原因の一部は、
    福祉人材の非効率な労働が引き起こしている。
    地方都市では、
    福祉サービスの撤退、縮小が進んでる。
    福祉サービスは、
    望んでも買えない時代が来ている。すでに。

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  17. 福祉サービスの提供を受けるには?
    3択
    施設に行く
    デイサービス
    自宅に行く
    訪問介護/看護
    入所する
    入居型施設
    国は、在宅へ ニーズは、入所へ
    単独経営(小規模模法人)では、
    不採算、人材不足が起こりやすい。
    複数経営(大規模模法人)では、
    不採算部門からの撤退。人材確保も重なり、入
    居施設に力をシフトしている
    福祉人材の不足・経営難

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  18. 18
    介護分野は全職種と比べて人材不足
    介護・障害支援業界の概況
    【介護需要の予測】 【有効求人倍率】
    2030年まで需要増が続く
    出典:日本医師会 地域医療情報システムhttp://jmap.jp/ 、厚生労働省
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    17年 18年 19年 20年 21年 22年 23年 24年 25年 26年 27年 28年 29年 30年
    ■全国平均
    ■黒部市
    ■介護分野
    ■全職種
    2030年予測 2035年予測 2040年予測 2045年予測
    2025年予測
    2020年予測
    2015年国勢調査

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  19. 根本的な問い①
    なぜ、福祉分野の人材不足が起こっているのか?
    施設に行く
    デイサービス
    自宅に行く
    訪問介護/看護
    入所する
    入居型施設
    職場環境こそが人材不足の切り札
    福祉人材の不足
    深刻度
    有効求人倍率
    15.03倍
    2019年度ヘルパー
    働きやすい職場・やりがいのある仕事
    人材の定着・スキルアップ
    サービスの質の向上
    福祉サービスの持続可能な供給を行うためには、
    働きやすい職場づくりを軸に考えていく必要がある。
    全分野の有効求人倍率
    1.09倍
    有効求人倍率
    4.31倍
    2019年度施設介護員

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  20. 根本的な問い②
    なぜ、福祉分野の人材不足が起こっているのか?
    施設に行く
    デイサービス
    自宅に行く
    訪問介護/看護
    入所する
    入居型施設
    国の方針
    施設から在宅へ
    規制緩和
    小規模多機能型施設
    小さな拠点には、それぞれ「人、モノ、金」を
    揃え、管理する体制が必要になる。
    サービス付き高齢者
    住宅
    集約すれば、一緒にできることもある。
    エリア単位での連携や集約、最適化が必要である。
    専門職の力が福祉サービスの提供以外で
    割かれている可能性

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  21. 人材を本来業務に集中し、他の業務を一元化やア
    ウトソーシングできれば維持できる。
    撤退、縮小ではなく連携し、大規模化することで
    各法人が生き残れる道が生まれる。
    集約化することで、サービスを持続可能に供給で
    きるようになる。
    仮 説

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  22. 「SW-Mobility_NET」による共同運行 現行のふくし路線に連携先と活用方法を増やしていく実験
    5月19日より実証実験スタート
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  23. 福祉施設が福祉送迎網のハブになる
    プラットフォーム(駅)
    人・モノ・〇〇を運ぶ
    ふくしモビリティネットの構築
    「SW-Mobility_NET」
    コース最適化・マッチング
    送迎業務デジタル化
    【キーワード】
    福祉施設がコミュニティの要
    福祉施設を中心としたコミュニティづくり
    社会福祉法人の地域貢献(義務)
    地域リソースの活用
    省エネルギー
    シェア、統合、一本化
    持続可能なまちづくり
    地域最適化
    末端配送
    福祉的視点での移動支援
    ふくしネットワーク構築とデジタル化
    「SW-MaaS実証実験」
    目指すべきあり方_福祉送迎網の構築
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  24. だれが助けてくれる?
    自分たちだけでは・・・

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  25. 福祉分野のDXを加速させるための組織
    mission
    3年間で福祉分野のデジタル化とDXを急加速させるための
    エンジンになる。
    vision
    福祉の現場でICT利活用やDXが進み、より本来の仕事に注力できるようになり、
    働きやすさと共にやりがいが生まれる。

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  26. 【福祉分野を「smartふくし」に押し上げるエンジンに】
    3年間で一気に、福祉分野をsmart化する。
    ※smart(スマート):賢い デジタルやDXを理解し、上手く活かすことのできる状態
    福祉団体・組織・法人
    Smartふくし
    【フェーズ①】
    ネットワーク化
    課題の棚卸し、整理と集約
    【フェーズ②】
    デジタル化
    紙からデジタルへの置き換え
    【フェーズ③】
    DX
    (デジタルトランスフォーメーション)
    業務改革
    【フェーズ④】
    全体最適化
    持続可能な地域・体制整備
    Smartふくし
    Engine
    機能強化
    【シンクタンク】
    データ活用
    データの見える化・EBPM
    機能強化
    【シビックテック】
    人材育成・場
    活動の担い手、場づくり
    【市民参加】
    住民主体のまちづくり
    じぶんのまちを自分たちで良くしていく

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  27. 【smartふくしラボのポジション】 簡単に言うと、
    福祉団体と民間企業・研究機関の間にはコーディネートがいる
    福祉団体・組織・法人
    SMARTふくしラボ
    民間企業・研究機関
    困りごとの整理
    課題発見
    組織内の合意形成
    業務改善
    DX支援
    福祉ニーズへのマッチング
    商品開発
    実証実験
    販路拡大
    ICT※
    リテラシー推進
    ※福祉寄りに伴走支援していくことが強み
    最終目標:smartにつながる状態
    ※smart(スマート):賢い デジタルやDXを理解し、上手く活かすことのできる状態

    リテラシー:「(何らかのカタチで表現されたものを)適切に
    理解・解釈・分析し、改めて記述・表現する」

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  28. 【黒部市社会福祉協議会との関係性】
    〇広域的な活動のプラットフォーム
    ・黒部市内に限らず、近隣との連携や全国各地との共同研究など、広域で活動を行うためのプラットフォームになる。
    【2022年度】
    ①国・県のモデル事業「小規模法人ネットワーク化事業」(黒部市、入善町の6法人で構成)の事務局
    ②トヨタモビリティ基金との共同研究事業「福祉版移動シェアサービス SW-MaaS開発」(黒部、豊岡、高崎)
    〇調査研究機能の強化と独立
    ・黒部市社協の経営戦略係で進めていたシンクタンク機能、新規事業開発等の事業の一部を社団法人へ移行。企業との共同研究
    や民間財源を活用し、調査研究機能を強化していく。行政や社協からの助成金は受けず(事業受託はあり)、独立性を担保して活動
    を進めていく。
    〇持続可能な事業推進体制
    ・2022年度は、市社協職員2名を出向(財源はトヨタモビリティ基金の研究事業費)で専従となり、総務課経営戦略係から1名を
    兼務の体制で立ち上げ支援を行う。以降、次年度より自主財源での運営を確立し、持続可能な体制をつくる。
    広域的な活動と調査研究機能の強化と独立

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  29. SMART
    ふくしラボ
    学び合う場
    learning
    実験する場
    experiment
    研究する場
    laboratory
    ビックデータ
    蓄積/利活用
    福祉分野の
    デジタル化・DX
    研究
    民間企業との
    共同研究
    地域での
    実証実験
    フォーラム
    開催
    リテラシー
    向上
    ビジネスモデル
    事業化
    プログラム
    開発
    セミナー
    勉強会
    ローカライズ
    他地域への
    展開
    福祉団体
    支援
    【3つの場づくり】Core competenceからの事業展開
    29

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  30. (小規模法人ネットワーク参画法人)黒部市・入善町・魚津市
    TMF連携事業(TMF助成)
    包括連携協定
    県小規模法人ネットワーク化事業
    (富山県助成)
    ふくしモビリティネット構築
    2022年度 事業連携体制の体系図
    ビジネスモデル構築
    3 0
    他地域との地域モビリティの情
    報交換と事業連携の検討
    (富山県入善町)
    社会福祉法人
    入善町社会福祉協議会
    (富山県黒部市)
    社会福祉法人
    くろべ福祉会
    (富山県黒部市)
    社会福祉法人
    黒部笑福学園
    (富山県黒部市)
    一般社団法人
    マイルドスポーツ
    (富山県黒部市)
    NPO法人
    教育研究所
    (富山県魚津市)
    NPO法人
    わかくさ会
    (富山県黒部市)
    社会福祉法人
    せせらぎ会
    (富山県入善町)
    ふれあい
    にいかわ店
    (富山県黒部市)
    有限会社
    さくらい
    (富山県入善町)
    特定非営利活動法人
    あおの丘
    (富山県魚津市)
    社会福祉法人
    魚津市社会福祉協議会
    (富山県黒部市)
    訪問健康サービス
    airu
    デジタル化/福祉Mover
    リース車両一元管理
    法人ネットワーク化
    観光ビジネス
    安全運転合同研修
    リースプラン
    バッファシステム
    新規事業所
    農業
    新規事業所
    旅行代理店
    新規事業所
    新聞配達
    一般社団法人
    ソーシャルアクション機構
    連携協定
    デジタルふくし推進
    (富山県黒部市)
    社会福祉法人
    黒部市社会福祉協議会
    大規模モール
    研究開発
    黒部社協委託事業
    黒部市社協・ラボ連携
    シンクタンク調査研究
    5GOALS推進事業
    地域福祉活動計画策定事業
    2022年7月3日現在
    地域貢献フートドライブ゙
    合同研修
    バックオフィス一元化
    トヨタモビリティ富山
    (共栄火災海上保険)
    (事務局)一般社団法人
    SMARTふくしラボ
    地域での移動
    支援事業化(介
    護予防総合事
    業メニュー化)
    公共交通との
    連携
    福祉運転の資格制度化

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  31. まず、やってみたこと
    働き方をDX

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  32. 【ビジネスチャットの活用】
    コミュニケーションツール働く人がより働きやすく、
    より本業に力を注げるように。
    働き方改革

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  33. 論より証拠を集める
    想いよりデータ(EBPM)

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  34. 社内の現状把握(全職員)@49名
    20190311 Googleフォームでの社内アンケート調査

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  35. 知ってることが、
    アドバンテージ!
    シャドーIT化している…
    つかう時に見る=普段は見ない!
    社内の現状把握(全職員)@49名

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  36. 一斉に情報を伝える
    自治会ネットワーク
    LINEWORKSを活用した情報共有
    地区社会福祉協議会役員間での会議案内やお知ら
    せ、伝言などをLINEWORKSを活用することによっ
    てよりスピーディーに簡単にできるようになる。
    グループに伝える
    みんなでつながる

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  37. (福)黒部市社会福祉協議会と(株)jinjer並びに(一社)SMARTふくしラボによる
    「福祉分野におけるICTを活用した業務効率改善
    『ふくしDX』の共同研究プロジェクト」

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  41. 黒部市社会福祉協議会 jinjer導入後の効果
    【削減時間(見込) 】
    年間削減405時間
    (月間34時間)
    【削減費用 (見込)* 】
    82万円
    *根拠:時給2,000円、就業者:39名

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  42. 社会を見える化する
    みんな気づけば動くはず

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    目標と活動の可視化
    国際交流基金日米センターの助成事業として
    CIC(アメリカ)からの学びとノウハウ共有

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    可視化と参加のプラットフォームとなる
    WEBサイトの構築とactcoinの活用
    目標と活動の可視化
    国際交流基金日米センターの助成事業として
    CIC(アメリカ)からの学びとノウハウ共有
    参加のプラットフォーム
    プロジェクトと参加者のマッチング
    活動ログ、貢献度の可視化

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  45. 45
    https://5goalsforkurobe.com

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  46. 46
    ダッシュボード

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  47. 全国ではどんな動きになってるの?
    災害ボランティア支援のDXから
    スペシャルゲスト登場!

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  48. スペシャルゲスト
    サイボウズ災害支援チームリーダー
    柴田哲史

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  49. みんなで考えてみようWS
    DXを邪魔するヤツ(こと)
    は誰だ?

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  50. 各企業の紹介
    pitch

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  52. みんなで考えてみようWS
    どんなふくしDXフォーラムにしたい?

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  53. 閉会の挨拶
    社会福祉法人黒部市社会福祉協議会
    事務局長 長田行正

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  54. GoGo DX!
    DXをはじめよう

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