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ECS移設におけるShoryuken導入の経緯と葛藤について / ginzarails_vol...

ECS移設におけるShoryuken導入の経緯と葛藤について / ginzarails_vol34_presentation

銀座Rails#34 登壇資料

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  1. 自己紹介 氏名: 岸本直樹 出身 経歴 職歴 趣味・特技 愛知県名古屋市 2019年 リンクアンドモチベーション入社

    2019年 モチベーションクラウド新機能開発 2020年 SREチーム JOIN 2020年 セキュリティ強化対応 2021年 ECS移設対応 TikTok鑑賞・Apex
  2. ECS移設の背景 ICE BLOCK INK BLOT INTER LINK IDLE LINK 期待:

    高 習熟度: 低 | 弱み 期待: 低 習熟度: 低 | やらない 期待: 高 習熟度: 高 | 強み 期待: 低 習熟度: 高 | やらない 2. 変更のリードタイム 1. デプロイ頻度 期待 習熟度 3. 平均修復時間(MTTR) 4. 変更失敗率 14. ソースコードの明確さ 6. インシデントレート Nothing Low Middle High High Middle Low Nothing 7. インシデント再発防止 12. セキュリティリスク 18. 疎結合アーキテクチャ 19. モニタリング 20. セキュリティシフトレフト 8. 生産性に影響する不具合
  3. ECS移設の背景 12. セキュリティリスク Before After リリース作業の リードタイム 2時間-3時間 MTTR(切り戻し) 1時間

    リリース作業の リードタイム 30分 ※1/6に短縮 MTTR(切り戻し) 10分 ※1/6に短縮 ▼想定アウトカム/先行指標
  4. ECS移設の背景 12. セキュリティリスク Before After リリース作業の リードタイム 2時間-3時間 MTTR(切り戻し) 1時間

    リリース作業の リードタイム 30分 ※1/6に短縮 MTTR(切り戻し) 10分 ※1/6に短縮 ▼想定アウトカム/先行指標 デプロイ頻度 10回/月 メンテナンス時間 6時間/月 デプロイ頻度 20回/月 ※2倍に増加 メンテナンス時間 0時間 ※メンテフリー ▼想定アウトカム/遅行指標
  5. Worker要件整理 主な要件 概要 詳細 ジョブ実行の担保 • リトライ処理 • ロストリスク低減 •

    エラーハンドリング パフォーマンス • 最大同時ジョブ処理数の担保 概要 詳細 コスト • 移行コスト • メンテナンスコスト Must Want
  6. 非同期処理要件整理 Workerの比較 Worker Queuing リトライ処理 (must) ロストリスク (must) エラーハンドリング (must)

    パフォーマンス (want) 移行/運用コスト (want) Sidekiq Redis ◯ △(※) ※Sidekiq Pro では担保される ◯ ◯ △ Resque Redis ☓ ☓ ◯ △ △ Shoryuken AWS SQS ◯ ◯ △(※) ※一部課題あり ◯ ◯ 主にロストリスクとコスト(移行/運用)の観点でShoryukenが選択肢にあがった。