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Next-L Enju概要 / Next-L Enju Overview (2020-11-04)

Next-L Enju概要 / Next-L Enju Overview (2020-11-04)

図書館総合展2020 Project Next-L チュートリアル
2020年11月4日(水)
オンライン開催

Masao Takaku

November 04, 2020
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Transcript

  1. Next-L Enju概要
    Project Next-L
    2020年11月4日(水)
    図書館総合展2020 @ オンライン企画

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  2. Next-L Enjuの概要
    • Next-L Enju : 統合図書館システム
    • 特長
    モダンでシンプルな構成
    Ruby on Rails
    安価なサーバでも運用可能
    仮想マシンの配布:個人用のPCでも試用可能
    機能面でもさほど不足はない
    中小規模の図書館であれば十分に対応可能
    検索性能などは業界でも高い水準にある
    オープンソースソフトウェアとコミュニティ
    ボランティアベースでの開発とマニュアル整備など

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  3. 統合図書館システムNext-L Enju
    • オープンソースソフトウェア
     MITライセンス
     Ruby on Rails + Apache Solr + PostgreSQL
    • 最新バージョン:1.1.3
     ウェブOPACでの高速・高性能な検索機能
     基本的な図書館管理機能: 受入、目録、所蔵管理、利用者管理、書架管理、所蔵検
    索、分館管理、予約、貸出返却など
    • いくつかの導入事例
     2009- 国立国会図書館サーチ
     2011- 物質・材料研究機構図書館
     2011- 環境省図書室
     2011- 南三陸町図書館
     2012- 笹川スポーツ財団
     2013- 気象庁図書館
     ほか
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  4. Project Next-Lの歴史 (1)
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    OPACを作ろう. Mixi [司書]コミュニティ,
    http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=3232
    8&id=4898972

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  5. Project Next-Lの歴史 (2)
    • 背景
    いくつかの根強い不満
    機能性、性能、ソフトウェアの拡張性、カスタマイズ
    データポータビリティの低さ
    価格
    Web 2.0, Library 2.0, 次世代OPAC
    • 2007年にプロジェクト開始
    プロジェクト代表:原田隆史(同志社大)
    • 当初の目標:UMLによるオープンな仕様書
    ソフトウェア無しに仕様書のみ書く苦しさから挫折…
    • プロトタイプソフトウェアとしての開発
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  6. Project Next-Lの現状 (1)
    • リリース履歴
    バージョン1.0.0 (2011-11-11)
    バージョン1.1.0 (2015-11-11)
    バージョン1.2.0 (2016-11-11)
    バージョン1.3.0 (2018-10-30)
    バージョン1.3.4 (2020-07-24) [最新版]
    • 毎月の定期ミーティングを通じた開発
    Enjuワークショップ
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  7. Project Next-Lの現状 (2)
    • Githubでの課題管理
    2020年10月現在 349 Open issues
    • 開発体制:メイン開発者2名+PM 1名
    2020
    2019
    2018
    2018
    2017
    2016
    2015
    2014
    2013
    バグ報告・機能要望等の
    件数の時系列変化

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  8. Project Next-Lの現状 (3)
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  9. Project Next-Lの現状 (4)
    • 実運用の導入件数から見れば「失敗」
    使えるモノにするには:導入・カスタマイズ・運
    用する図書館+サポート企業が必要
    サポートいただける企業はぜひ!
    • 一方で、次世代OPAC的なソフトウェアモジュー
    ルとして、あるいは、書誌情報管理モジュール
    としてはそれなりに使い勝手がある
    書誌情報構造をそのまま扱ったり、複本等の特殊
    な扱いが必要な資料を扱ったりする必要がある場合
    ※宮城県図書館:地域資料寄贈のためのシステム
    プロトタイプ的な存在意義
    新しい機能要件の提案やプロトタイプによる実証実験等
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