Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
GAE/Jで盛大に失敗する方法
Search
mmorito
October 28, 2018
Programming
670
0
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
GAE/Jで盛大に失敗する方法
mmorito
October 28, 2018
More Decks by mmorito
See All by mmorito
WEB TOUCH MEETING #123
mmorito
0
37
Road to SRE NEXT@広島
mmorito
0
320
Google Cloud によるDICOM管理
mmorito
0
110
JBUG広島#11
mmorito
0
450
データ分析やAIの "運用" について考える
mmorito
0
510
JP_Stripes in Setouchi #01
mmorito
0
190
Cloud Native Kansai #01
mmorito
0
1.3k
Cloud Native Sapporo #01
mmorito
0
450
自社サービスにStripeを導入する話
mmorito
1
890
Other Decks in Programming
See All in Programming
気づいたらRubyで100作品 ー クリエイティブコーディングが生活の一部になるまで / 100 Ruby Sketches Later: How Creative Coding Became Part of My Life
chobishiba
3
570
Java × distroless で 軽量なコンテナイメージを / Java on Distroless
contour_gara
0
530
LLMによるContent Moderationの本番運用の裏側と品質担保への挑戦
suikabar
2
580
技術記事、 専門家としてのプログラマ、 言語化
mizchi
10
4.3k
フロントエンドとバックエンドで「1文字」を揃えよう
youkidearitai
PRO
0
360
AI時代のUIはどこへ行く?その2!
yusukebe
21
7.1k
依存関係から依存物へ―Dependencyという言葉の歴史をひも解く
j_lee
0
110
AIだと陥りがちなJakarta EE最新技術への移行時の落とし穴と解決策
tnagao7
0
100
生成AI時代にこそ効くGo | Why Go Works in the Age of Generative AI
mom0tomo
8
3.2k
「なぜそう決めたのか」を残し続ける仕組み ― Notion AI カスタムエージェント × Slack連携による設計判断の自動記録 - NIKKEI Tech Talk #47
niftycorp
PRO
0
120
IBM Bobを活用したレガシーアプリの最新化
oniak3ibm
PRO
1
190
キャリア迷子上等 ─ "ない道"は自分で作ればいい
16bitidol
3
2k
Featured
See All Featured
Have SEOs Ruined the Internet? - User Awareness of SEO in 2025
akashhashmi
0
370
HU Berlin: Industrial-Strength Natural Language Processing with spaCy and Prodigy
inesmontani
PRO
0
410
What’s in a name? Adding method to the madness
productmarketing
PRO
24
4.1k
How to Ace a Technical Interview
jacobian
281
24k
The Hidden Cost of Media on the Web [PixelPalooza 2025]
tammyeverts
2
330
Improving Core Web Vitals using Speculation Rules API
sergeychernyshev
21
1.5k
Discover your Explorer Soul
emna__ayadi
2
1.1k
Ten Tips & Tricks for a 🌱 transition
stuffmc
0
130
Jamie Indigo - Trashchat’s Guide to Black Boxes: Technical SEO Tactics for LLMs
techseoconnect
PRO
0
160
Leveraging Curiosity to Care for An Aging Population
cassininazir
1
270
Build your cross-platform service in a week with App Engine
jlugia
234
18k
Navigating the moral maze — ethical principles for Al-driven product design
skipperchong
2
390
Transcript
GAE/Jで盛大に失敗する方法 GCPUG Okayama #11
森藤 敏之(もりとう) - @mmorito_0318 所属 - 株式会社エムネス - 遠隔画像診断センター - 医療支援サービス「LOOKREC」
イベント / 勉強会(担当) - GCPUG - 広島支部 organizer - Cloud Native Hiroshima
カープ優勝 おめでとうございます!
これは、GAE/J に魅了された者たちの物語です。 決してJavaを批判するものではないことをご理解ください。 はじめに
- サーバー: - データベース: - キャッシュ: - その他: Google App
Engine(Java) Datastore Memcache 魅了された者 登場人物
- GAEのJava7 Runtime が2019年1月16日にShatdownする - 弊社アプリケーションの完全移行が2018年11月までに完了予定 発表のきっかけ
背景
- 人口100万人あたりのCT/MRI 設置台数 日本はダントツで1位 CT units per million population OECD
Health at a Glance 2017 MRI units per million population
- 人口100万人あたりの放射線科医数 人口100万人あたりの 放射線科医数 日本はダントツで最下位 高額医療機器(CT/MR)と放射線科医の数
- データの保存や移行に莫大な時間とお金がかかる - 超高額で囲い込みの激しい医療業界の常識を撤廃 - 深刻な医師不足を解消するためのネットワーク作り - 機械学習などのIT技術を用いて、医療をサポートしたい クラウドへ移行する決意 Google
Cloud Platform 上で構築へ いつでも、どこでも、だれにでも高品質な医療を提供する
None
順調に開発が進み…
Googleからの取材 2014年8月
あれから2年.... 我々はアプリのリプレイスを余儀なくされる。
なにがダメだったか
失敗① スピンアップ Frameworkなし : Slim3 : Slim3 + Struts(仮) : Slim3
+ Struts(仮) + アプリ : 約2.5s 約3.3s(+800ms) 約5s (+1700ms) 約10s (+5000ms) 開発速度重視のため
- NoSQLであるDatastoreを非正規化したRDBのような使い方 主要なKindで自動インクリメントするKeyを設定 - KeyでGetできないため、 シングルプロパティインデックス・カスタムインデックスを貼りまくる 失敗② テーブル設計
- Queryでデータ取得することによる弊害 - Memcacheに載らない - トランザクションに引っかからない - Frameworkに搭載された禁断のインメモリフィルタに手を出す ※多めに取得してクライアントに返したいデータ以外を 捨てる
失敗② テーブル設計
- JSPの結果を返すリクエストがコンスタントに1秒を超えるようになる 失敗③ レスポンス
- 一方でAjaxを使い、signedURLを数百単位で要求してくるリクエストなど もあるが、スケールの恩恵を受けづらくなる 失敗③ レスポンス
- 軽い気持ちで30分毎に直近500件のデータを検索し、 他のテーブルに情報を更新する処理をCronジョブで実行 番外編 バッチ処理 翌月の請求額が 40万円UP↑↑
対応策
- インスタンスタイプを F1 → F2 へスケールアップ 愚策① チューニング - インスタンスが落ちるまでの時間を 最大(15秒)に設定 スピンアップやJavaのクラスロードに直面する リクエストを極力減らし、1秒でも速く処理させるため.....
- Memcache を 共有 → 1GB専有 に変更 愚策② キャッシュ
- アプリケーションを 単一Service → 複数Service にデプロイ 良策③ ディスパッチ 業務単位毎に別のServiceへルーティングを設定 (バッチ処理なども別Serviceへ)
そして、バージョン2開発へ
- AppEngineの言語を Java → Go に変更 - クライアントを JSP → Angular2系(SPA)に変更 -
Datastoreの設計を見直し インデックス数が ゼロ に Memcacheのヒット率もキャッシュサイズも大幅アップ - Serviceを分けてデプロイ。適切な ディスパッチ を設定 バージョン2 スピンアップが約20msに サーバ処理時間は200ms以内に 基本構成 AppEngine / Datastore は変更せず
None
Googleからの取材(2回目) 2018年6月
None
- うまく動作しない、性能が出ないのは、 だいたいクラウドサービス側よりもアプリ側に原因がある場合が多い - 現在は、AppEngine にも 2nd Gen が登場し、 いろいろと過渡期のため、機能要件に応じて適切なプロダクトを
選択していく必要がある - クラウドサービスならではのベストプラクティスやハマりどころ が存在するため、Slackとかで雑に質問してみると良いかも - なんにしても口座へのダメージ回避が最優先(性能改善にも繋がる) まとめ
None
ありがとうございました