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仕組みと働きでまるっと分かる問題解決/ problem solving

A41b463f033e1304539253f8a663c950?s=47 moriyuya
September 18, 2021

仕組みと働きでまるっと分かる問題解決/ problem solving

更新 2021/09/21 ver1.2 スライドだけで理解しやすいように修正しました。

プロダクトに関する問題空間を集めた電子書籍はこちら
プロダクトマネジメント大全 上巻1.1 パーソナル版
https://booth.pm/ja/items/2657772

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「問題ばかり! なのに問題解決なんも分からん!」

そんな問題解決に悩んでいる人に向けたセッションです。

早い話が
・問題と解決策の解像度が高まる
・何をすれば解決に近づくのかわかる

たとえばこうなります。
「ああ、インセプションデッキってこういうことだったのか!」

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「あっちもこっちも問題ばかり!」

日々の中で様々な問題に出会います。解ける問題、解けない問題、自分に関係あるのか分からない問題などなどです。

・学生時代の計算問題
・仕事の様々な品質、納期、コストの問題
・解けるのか途方に暮れそうな地球温暖化問題

問題に囲まれて毎日を過ごしていますが、問題と解決について教えられた記憶はありません。なんとかやりくりしています。しかし、他の人を見てみると問題が解けず大変な思いをしている人もいれば、難問もすいすいと解いてしまう人もいます。年齢を重ねるにつれて、この差は大きくなる一方に感じます。この違いはいったいどこからくるのか疑問でした。

これまでの20年間、問題と問題解決に取り憑かれ、手当たり次第試してきました。今回の発表では、問題と解決の仕組みと働きを解説し、今までより問題解決がスムーズにする方法を紹介します。

目次
・問題ってなんだろう?
・問題の仕組みと働き 問題空間
・解決はどう進む? 状態と過程の連続変換
・難易度は何で決まる? 
 ・問題はどのくらい明らか? 良定義問題と不良定義問題
 ・試行錯誤では何が起きているの? 意思決定プロセス
 ・状況はどれくらい安定している? 構造化された環境といじわるな環境
 ・変えられない要素が鍵なら?   制御変数と非制御変数
 ・前進のサインを見極められる? 正解のシグナル
 ・目的に辿り着かない? トレードオフとジレンマとループ
・組織の問題はなぜ複雑?
・問題を解決しよう
 ・問題をお兄さん/お姉さんと解決しよう

関連
『シン・仮説検証 70,000枚の付箋で分かった仮説検証のエッセンス』
https://confengine.com/conferences/scrum-fest-osaka-2021/proposal/15388/70000

参考文献
『問題解決のアート』 ラッセル・エイコフ
『システムの科学』 ハーバート・サイモン
『オーガニゼーションズ』 ハーバート・サイモン
『禅とオートバイ修理技術』 ロバート・パーシグ
『RANGE』 デイビッド・エプスタイン
『僕らはそれに抵抗できない』アダム・オルター
『テクノロジーの世界経済史』カール・フレイ
『The Goal2』 エリヤフ・ゴールドラット
『教養としての認知科学』 鈴木宏昭

A41b463f033e1304539253f8a663c950?s=128

moriyuya

September 18, 2021
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Transcript

  1. 2021/09/18 witch&wizards inc. 森 雄哉 毎日まいにち問題ばかり~! なのに問題解決なんも分からん! 仕組みと働きで まるっと分かる 問題解決1.2

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  6. 問題ってなんだろう

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  9. https://www.1999.co.jp/10550814

  10. https://www.1999.co.jp/10550814

  11. https://www.1999.co.jp/10550814

  12. 本セッションのアウトカム 1.問題解決ってこういうことだったのか! 2.プラモデルやレゴのように楽しもう!

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  14. 私たちが 問題を意識するとき

  15. 私たちが 問題を意識するとき どんなとき?

  16. 燃えるゴミの日 「ゴミ出し忘れた!」

  17. 燃えるゴミの日 「ゴミ出し忘れた!」

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  22. 問題とは 現実と理想のギャップ

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  25. 問題空間

  26. 問題空間

  27. 問題空間

  28. なぜ空間?

  29. なぜ空間? 空間は分かりやすい!

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  31. 問題空間の要素

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  34. 球を棒を使って 所定の場所から 指定された場所に 移動させる問題

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  76. 空間の上下左右とは 変化すると 目標状態に近づく要素

  77. 川渡り問題でも いろいろな要素がある

  78. 川渡り問題でも いろいろな要素がある 関係ある要素と 関係ない要素がある

  79. 川渡り問題でも いろいろな要素がある 関係ある要素と 関係ない要素がある 猫やネズミの機嫌は 川渡りに関係ない

  80. 重要なのは 対岸に渡った荷物

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  93. 誤った問題空間

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  99. 問題空間

  100. 問題空間

  101. 問題空間の中で どのようにして 目標へ進む?

  102. 状態と行動 の連続変換

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  106. 状態と行動 の連続変換

  107. 状態 行動

  108. 状態 行動

  109. 状態 行動 変換

  110. 状態 行動 変換

  111. 状態 行動 変換 変換

  112. 状態 行動 状態 変換 変換

  113. 状態 行動 状態 変換 変換

  114. 状態 行動 状態 変換 変換 変

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  135. 状態によって 次の行動が変わり 状態 行動

  136. 状態によって 次の行動が変わり 行動によって 状態が変わる 状態 行動

  137. 状態によって 次の行動が変わり 行動によって 状態が変わる 状態 行動

  138. 状態と行動を変換して 問題は解決へ向かう

  139. 状態 行動 状態 変換 変換 変 変換 行動 換

  140. 状態の認識が信頼できれば 効果的な行動に繋がる 効果的な行動ができれば 目標状態に近づいた 状態が得られる

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  142. 状態と行動の 連続変換に よって進む

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  144. 難易度とは何か?

  145. 難易度とは 初期状態から目標状態へと 変化する過程で

  146. 難易度とは 初期状態から目標状態へと 変化する過程で 行動が状態を変換する質を 左右する要素

  147. 簡単とは 目標状態への近づきやすさ 難しいとは 目標状態への近づきにくさ

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  150. 難易度には何が作用 しているのだろう?

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  155. 良定義問題と 不良定義問題

  156. ひらたくいえば 説明しきれる問題と 説明しきれない問題

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  159. つまり 決まっていると より簡単

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  164. ゲームやパズルから 問題空間の経路を 考えてみよう

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  168. 川渡り問題は ほぼ一本道型

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  174. ゴルフは 中間広がり型

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  180. オセロは 組み合わせ爆発型

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  186. ルービックキューブ 組み合わせ爆発収束型

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  188. 自分の仕事は どんな問題空間だろう?

  189. 自分の仕事は どんな問題空間だろう? どんな経路だろう?

  190. 危険な問題解決とは

  191. 危険な問題解決とは 現状がなにかも 目標が何かも 分からない

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  193. これはなんだろう?

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  195. 実はこれ!

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  206. こんなときするのが インセプションデッキ

  207. インセプションデッキは 何をしている?

  208. インセプションデッキは 何をしている? 問題空間を明らかにしている!

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  211. 難易度ポイント 問題空間の 要素は説明できるか

  212. 問題を明らかにしよう!

  213. 良定義問題と 不良定義問題 問題を明らかにしよう!

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  217. 意思決定プロセス

  218. 状態 行動

  219. 状態 行動 ここで何が起きてる?

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  225. どれにする? 意思決定プロセス

  226. 意思決定プロセスとは 選択肢から 効果的なものを選ぶ過程

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  229. 意思決定プロセスの質 選択肢の質 x 状態の質

  230. 意思決定の現実

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  234. 「万策尽きた~」

  235. 「万策尽きた~」 行き詰まり

  236. 行き詰まりとは

  237. 行き詰まりとは 手元の選択肢が枯渇して 何もできなくなって しまった状態

  238. 行き詰まりからの 創意工夫

  239. 創意工夫とは 新たな有望な 選択肢を生み出すこと

  240. 行き詰まらないことに 巧みになること

  241. 手元の選択肢が枯渇しても 有望な選択肢を生み出せれば 解決の正否は手中にある

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  247. 科学者のジレンマに着目

  248. 科学者のジレンマに着目 理解が深まるほど 真理から遠のく

  249. 科学者のジレンマに着目 理解が深まるほど 真理から遠のく 研究するほど謎が増える

  250. 科学者のジレンマに着目 理解が深まるほど 真理から遠のく 研究するほど謎が増える 仮説が尽きることなく 生まれてくる

  251. 選択肢を生み出す 仮説検証と観察

  252. 仮説検証と観察は 時間がかかるため今回は省略します 別資料を参考ください

  253. https://speakerdeck.com/moriyuya/shin-hypothesis-testing

  254. https://speakerdeck.com/moriyuya/shin-hypothesis-testing https://confengine.com/conferences/scrum-fest-mikawa-2021/proposal/15981

  255. めちゃめちゃ使いこなす 観察・理解・知識・解像度 そして…コンテキスト!!

  256. 行き詰まりと意思決定を もっと知りたい方へ https://speakerdeck.com/moriyuya/product-management-booster https://www.youtube.com/watch?v=9lGiXm69MiY

  257. 意思決定プロセス

  258. 意思決定プロセス 有望な選択肢がなかったら 新しい選択肢を生み出そう!

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  261. 構造化された環境と いじわるな環境

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  263. 茶室と野点

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  266. 野点

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  270. 茶室は 制御不能が少ない つまり 今日した稽古が 明日も活きる

  271. 野点は 制御不能が多い つまり 今日した稽古は 明日も通用するか 分からない

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  274. 難易度ポイント 環境が安定しているか 安定させられるか

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  277. 制御変数と非制御変数

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  293. 問題解決に失敗するとき

  294. 問題解決に失敗するとき 目標状態に不可欠な要素を 制御できないと思い込むとき

  295. 問題解決に失敗するとき 目標状態に不可欠な要素を 制御できないと思い込むとき ほんとはチャンスかも!!

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  299. 正解のシグナル

  300. 状態 行動

  301. 状態 行動 ここで何が起きてる?

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  303. 前進が分かると 簡単になる

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  312. 前進も後退も ハッキリしないと 訳が分からなくなる

  313. ハッキリするとは どういうことか

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  322. テトリスは

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  325. テトリスは 失敗を見せつける

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  327. 難易度ポイント 前進と後退が ハッキリ分かる

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  330. トレードオフと ジレンマとループ

  331. トレードオフとは

  332. トレードオフとは 片方を得ると もう片方を失う 要素間の関係

  333. 食べると太る トレードオフ

  334. ジレンマとは

  335. ジレンマとは 相反する要素により 膠着した状態

  336. 痩せたい !

  337. 痩せたい でも食べたい! ジレンマ

  338. ループとは

  339. ループとは ジレンマによって 行動や目標が 循環している状態

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  343. ループ

  344. 問題空間にすると

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  358. トレードオフによって ジレンマが生まれ ループしているとき 目標状態にたどり着けない

  359. 「太った」 「お腹減った」 個々の症状に対応しても ジレンマ状態のままでは ループに陥ったまま

  360. どんなトレードオフをしているか どんなジレンマに陥っているかに 気づくことで強固な停滞から抜け出せる

  361. トレードオフと ジレンマとループ

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  363. 複雑な問題

  364. 全体像と因果を 捉えることが難しいと 人は複雑さを感じる

  365. トレードオフによる ジレンマとループ

  366. さらに 時空間差のある フィードバック

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  382. 複雑な問題

  383. 問題空間で 表現してみよう

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  391. 難易度ポイント 全体像と因果を 捉えることが難しいと 人は複雑さを感じる

  392. 難易度ポイント 時間差のある フィードバックは 全体像と因果を見失わせる

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  394. 解決

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  396. 問題解決の違和感…

  397. 解決しても 解決しても

  398. 解決しても 解決しても 新たな問題は 絶え間なく現れてくる

  399. もしかしたら問題解決を 誤解しているのではないか?

  400. 映画のように解決したら 雲から光が差し 穏やかな世界がやってくる? この解決の世界観は 誤解なのではないか

  401. 科学者のジレンマ 真理の探究をすると 明らかになることより 謎が増える

  402. このジレンマと同じように 解決しても 問題は絶え間なく現れる

  403. むしろ 問題解決能力が高まるほど 問題は増えるように感じる

  404. 「問題が尽きることがない」 深刻なように思えて希望

  405. 私たちはいつだって 何かを解決している

  406. 常に深刻で重要な 問題の解決が全てではない

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  408. 目標達成に こだわりすぎると 解決から 遠のきかねない

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  412. これが大切

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  415. この一歩が重要

  416. 野心的な大きなことを 成し遂げることばかりが 解決ではない

  417. 現状から目標状態へ 向かう行動をとり 新たな状態を 生み出そう

  418. 楽しみながら!

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  420. そうはいっても 普段から問題空間で 考えるのは難しくない?

  421. 普段から問題空間を 意識するのは難しくない? ONYとONE

  422. ONYとONE

  423. ONYとONE 問題空間を 日頃から意識できる シンプルな問いかけ

  424. O:起きていること N:望んでいること Y:やってみること

  425. O:起きていること N:望んでいること Y:やってみること O:起きていること N:望んでいること E:いい感じになること

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  430. おにいさんと(ONY) おねえさんと(ONE) 楽しみながら 問題解決しよう!

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  432. まとめ 一番大切なポイント

  433. 問題空間で考えてみよう!

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  435. 問題空間

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  437. おにいさんと(ONY) おねえさんと(ONE) 楽しみながら 問題解決しよう!

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  439. B 悩みに 精通 解決策に 精通

  440. 仕組みと働きで まるっと分かる 問題解決 1.3予告

  441. 利害関係のデザイン

  442. 満足基準と最適基準

  443. 問題表象と 認知的制約緩和

  444. 安定の中間形態

  445. 解決不能の反応