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Why Slack? ~ナビタイムジャパン導入事例のご紹介~
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NAVITIME JAPAN
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November 26, 2018
Business
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47
Why Slack? ~ナビタイムジャパン導入事例のご紹介~
2018年11月26日(月)に開催されたSlack様主催のイベント「Why Slack? 」にて発表した資料です
NAVITIME JAPAN
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November 26, 2018
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Transcript
CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN Why Slack? 株式会社ナビタイムジャパン 経営推進部 情報システム担当 天野 剛志
CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 写真 or 図 自己紹介 天野 剛志(アマノ ツヨシ)
株式会社ナビタイムジャパン 経営推進部 情報システム担当 • 2007年ナビタイムジャパン入社 • 社内システムの 運用・構築・推進を担当。 ◦ 社内SV/NW/AWSシステムの 構築運用 ◦ SaaS(Slack等)導入/運用 ◦ サポート/ヘルプデスク
CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 会社概要 • About NAVITME ◦ 社長(大西啓介)・副社長(菊池新)が、大学時代より 経路探索エンジンの研究者
◦ 1998年に、世界初のトータルナビゲーションシステムが完成 ◦ 2000年3月に、株式会社ナビタイムジャパン設立 ◦ 自社内で、サービス企画、開発、サポート、デザイン全てを実施。 • 経営理念 ◦ 「経路探索エンジンの技術で、世界の産業に奉仕する」
CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 会社紹介 • 基本情報 ◦ オフィス:東京都港区南青山(表参道) ◦ 社員数:約450人(2018年11月現在)
◦ エンジニア:80%(360人) ◦ 平均年齢:31.2歳 • サービスとユーザー ◦ 個人向け、法人向けに多くのサービスをリリース ◦ 延べ月間UU数:5100万人(2018年9月末時点) ◦ 有料会員数:480万人(2018年9月末時点)
CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 今日の発表する内容 2016年7月にSlackの導入を行った過程と 導入後に変化した点を発表致します。
CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN Agenda 1.導入の経緯と道のり 2.導入後に変化した点 3.社内での運用事例について
CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 1.導入の経緯と道のり 1.導入の経緯と道のり
CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 1.導入の経緯と道のり 2016年7月Slack導入までは、社内にチャットアプリが 乱立しており、運用の問題点が多くありました。 ・独自運用が部署によって行われ使用するソフトが違う ・機能がチャットに特化しており、個人間の会話に終始 ・他システムとの連携ができない。
CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 1.導入の経緯と道のり そのような状況で、Slackに出会い 現状のチャットシステムに比べた優位性を確認。 ・充実したAPI →ChatOpsが実現できる ・Public Channelの存在
・機能追加のスピード感 上記の3点を評価し、Slackの導入に踏み切りました。
CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 社内に導入連絡を行ったところ… 1.導入の経緯と道のり 前から使いたかったので嬉しい。 API連携の豊富さを知っているので 何より早く使用したい! Slackを導入することに致します。 それでは、パイロットユーザーを
募集しますね。使用したい方は ご連絡ください。 すぐに使用させてください! (260人:全社員の2/3) そこまで希望者が多いなら もう全員に配ってしまいましょう! そして製品版も購入します(※) 情シス 社員
CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 1ヶ月間の、既存チャットシステムとの併用期間を経て Slackは非常に好意的に、社内に導入できました。 ・Slackはエンジニアの間で既に知名度があるサービス ・インテグレーションの機能が、社内で求められていた 1.導入の経緯と道のり
CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 1.導入の経緯と道のり 導入に際して留意したポイント。 使用開始までの敷居を下げることが大事 1.まずは社内全員にSlackのアカウントを配布。 2.#help_slackという質問専用のchannelを作成 3.全社向けのマニュアルを用意。
CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 1.導入の経緯と道のり 2.#help_slackという質問専用のchannelを作成 → 質問や疑問を吸収…かつ慣れてもらう
CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 1.導入の経緯と道のり 3.マニュアル内:各ChannelのPrefixルール 会社の組織構造に合わせ Channelの作成ルールを規定。
CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 1.導入の経緯と道のり マニュアル:全員が所属するChannelの説明 #general 全社員が所属する、連絡用Channel #random 全社員が所属する、雑談Channel →
両Channelに、全社連絡の情報を集約しました。
CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN ルールやマニュアルを整備することで 新しいシステム(Slack)を使用する 心理的障壁を下げるように努めました。 短期間で導入の一助となったのは、間違いありません。 1.導入の経緯と道のり
CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 2.導入後に変化した点 2.導入後に変化した点
CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 2.導入後に変化した点 Slackの導入により 社内情報の可視化/情報格差の撤廃が進みました。
CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 2.導入後に変化した点 その源は、Public Channelの存在です。 現在社内では、業務に関わる殆どの情報が Public Channelに存在しており 自発的な情報発信と取得が行われております。
CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 3.社内での運用事例について ただ、導入当初Publicの割合は高くありませんでした。 2016/7 Public:Private:DMの割合 3:5:2 より情報の可視化/共有を追求し 社内で各ChannelのPublic化を推進。 2018/11
Public:Private:DMの割合 8:1:1
CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 2.導入後に変化した点 結果、当初30%だった Public channelは80%へ。
CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 2.導入後に変化した点 適切なコミュニケーションの場(Public Channel) があると、人は自発的にコミュニケーションを取り 様々な価値を生み出すようになります。 これを全社レベルで展開することで 企業のアジリティを大きく高める事ができます。
また、PublicChannelでの会話は、他人から見られることを考 えると、自然と記載内容も洗練されていきます。
CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 2.導入後に変化した点 社外取引先との連絡手段にも Slackが使われるようになりました。
CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 2.導入後に変化した点 専用のPrivate Channel or Shared Channelを作成し 20社以上の社外取引先と連絡を行っております。
特に社外との連絡が多い部署で利用されてます。 参加メンバーは管理者で制御できますので 情報流出の危険もありません。
CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 2.導入後に変化した点 メールに比べ、リアルタイムで取引先と 連絡を取ることが可能です。 メール独特の書き出しも不要!
CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 3.社内での運用事例について 3.社内での運用事例について
CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 3.社内での運用事例について 職種を超え、日々の業務でBotを活用しております。 社内では、エンジニアが作成した Botプログラムが多数存在し ここではその一例を紹介します。
CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 3.社内での運用事例について ・MTGスペースの空き状況確認Bot
CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 3.社内での運用事例について ・トイレの空き状況を教えてくれるBot → 人感センサーと連携 ・社員名で座席位置を教えてくれるBot → スプレッドシートと連携
CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 3.社内での運用事例について ・Times(日報) time_個人名 の個人用Public channel。 当初は日報や報告の場であったのが Twitterの如くカジュアルに呟かれ
仕事中の悩みを共有する場所と変貌。 実に180ものchannelで 日々疑問点が解決されております。
CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN まとめ ・Slackはチャットツールの枠を超えた コラボレーションツール、情報集約基盤である。 ・SlackのPublic Channelの存在は 「自発的に情報を共有し、取得する」という 企業文化を形成してくれる。
CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 今後の展望 ・SSO連携、2要素認証の導入促進 ・PublicChannelの導入促進。 ・社内システムと連携したbotの開発。 ・「Slack疲れ」や「休日にも見てしまう」事を防ぐ。 ・情報を取捨選択するスキルの必要性。 導入後も、試行錯誤は多く続きます。
CONFIDENTIAL ©NAVITIME JAPAN 今後の展望 ご清聴いただきまして ありがとうございました。