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Agile Testingのエッセンス #scrumosaka / Agile Testing Essence

Agile Testingのエッセンス #scrumosaka / Agile Testing Essence

以下のイベントの投影資料です。
https://www.scrumosaka.org/

実例マッピングについては下記のブログ記事も参考にしてください。
https://nihonbuson.hatenadiary.jp/entry/ExampleMapping

【発表資料中のURL】
「第○章 P△△より」という記述は全て、書籍『Agile Testing Condensed Japanese Edition』( https://leanpub.com/agiletesting-condensed-japanese-edition )の記載

その他の記載内容については下記の通り

P4 Agile Testing: A Practical Guide for Testers and Agile Teams
https://www.amazon.co.jp/dp/B001QL5N4K/

P4 実践アジャイルテスト
https://www.amazon.co.jp/dp/4798119970/

P5 Appendix A: What We´ve Learned Since Agile Testing
https://www.youtube.com/watch?v=FIJQPHNS5Jc

P6 More Agile Testing
https://www.amazon.co.jp/dp/B00O27V8DA

P7 Agile Testing Condensed
https://leanpub.com/agiletesting-condensed

P7 Agile Testing Condensed Japanese Edition
https://leanpub.com/agiletesting-condensed-japanese-edition

P10 マンガでわかるソフトウェアテスト入門 テスターちゃん Vol.1 (日本語) 単行本
https://www.amazon.co.jp/dp/4863543026

P10 TESTER CHAN English Edition vol.1
https://testerchan.booth.pm/items/1478233

P10 Lisa、Janetとの3ショット写真
https://twitter.com/nihonbuson/status/1191722675162537984

P54 Explore It!: Reduce Risk and Increase Confidence with Exploratory Testing
https://www.amazon.co.jp/dp/B00I8W50T8/

P54 探索的テストはじめの一歩 #wacate
https://www.slideshare.net/tosikawa/wacate-56868585/27

nihonbuson

June 27, 2020
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Transcript

  1. 自己紹介 • 風間裕也(ブロッコリー) • 所属 ◦ 株式会社ビズリーチ ◦ QA基盤推進室 QA

    Evangelist • 社外活動 ◦ JaSST Review実行委員長 ◦ WACATE実行委員 ◦ 書籍『Agile Testing Condensed』 翻訳
  2. 各書籍のページ数 • Agile Testing …576ページ • More Agile Testing …544ページ

    • Agile Testing Condensed …113ページ 最新作『Agile Testing Condensed』が圧倒的に ページ数が少ない!
  3. なぜ私が翻訳したのか • Agile Testing Days 2019 で著者の2人に直接会う • 日本から持ってきた 『テスターちゃん』と

    物々交換 ◦ 日本語書籍版 ◦ 英語同人誌版 • 後日、川口さんが 翻訳の許可を貰っている ことを知り、翻訳作業開始 https://twitter.com/nihonbuson/status/1191722675162537984
  4. アジャイルテストの10の原則 • 継続的なフィードバックを提供します • 顧客に価値を提供します • 対面でのコミュニケーションを可能にします • 勇気を持って •

    シンプルさを保ちます • 継続的な改善を実践します • 変更に対応します • 自己組織化します • 人に焦点を当てます • 楽しんで! 第1章 P4より
  5. 例を用いる • 例を用いることで… ◦ 各ストーリーの共有理解を構築するのに役立つ ◦ 矛盾点に気付きやすくなる ◦ ストーリーの受け入れ拒否が減る ◦

    本番デプロイまでの時間短縮が期待できる • 例を用いるプラクティス ◦ 振る舞い駆動開発(BDD) ◦ 受け入れ駆動開発(ATDD) ◦ インパクトマッピング ◦ 実例マッピング 第4章 P16より
  6. 実例マッピング ルールの理解を明確にする • 赤い付箋(疑問点)だらけ ◦ 学ぶ内容がまだ沢山ある • 青い付箋(ルール)だらけ ◦ ストーリーが大きく複雑

    ◦ ストーリーを分割すべき • 1つのルールに対して、 多くの緑の付箋(例)がある ◦ ルールが複雑すぎる ◦ 複数の青い付箋(ルール)に分割すべき 第5章 P23より
  7. 目盛りを超えないルールの追加 上の目盛りが1000だと グラフが突き抜ける ので、その場合は 400,800,1200,1600に 調整されますね じゃあ1500人でも 同じ? 目盛りが 4本出る

    1000人なら 250,500 750,1000 800人なら 250,500 750,1000 人数のグラフを 良い感じに表示する 最大値を 基準に スケール 変更 一番上の 目盛りを 超えない 1500人なら 400,800 1200,1600
  8. 1050人の場合 そしたら1050人は? 1000人は超えるけど… 目盛りが 4本出る 1000人なら 250,500 750,1000 800人なら 250,500

    750,1000 人数のグラフを 良い感じに表示する 最大値を 基準に スケール 変更 1500人なら 400,800 1200,1600 1050人なら 250,500 750,1000 その場合はグラフが 外まではみ出ないので 目盛りは1000のまま ですね。 あくまでも、グラフが エリア外に出ないこと が重要なんですね。 一番上の 目盛りを 超えない
  9. ルールの変更 そしたら1050人は? 1000人は超えるけど… 目盛りが 4本出る 1000人なら 250,500 750,1000 800人なら 250,500

    750,1000 人数のグラフを 良い感じに表示する 最大値を 基準に スケール 変更 データが エリア外 に出ない 1500人なら 400,800 1200,1600 1050人なら 250,500 750,1000 その場合はグラフが 外まではみ出ないので 目盛りは1000のまま ですね。 あくまでも、グラフが エリア外に出ないこと が重要なんですね。
  10. ルールの発見 あー、 確かにそうですね なるほどー。 ここまでの話を聞くと 最大値は目盛りの 上から2番目よりは 大きいように調整 される感じですかね? 人数のグラフを

    良い感じに表示する 600人なら 200,400 600,800 150人なら 40,80 120,160 最大値が目盛りの 上から2番目よりは 大きくなるように調整
  11. 2人の場合 4分割で考えると0.5, 1, 1.5, 2ですかね。 さらに小さい値を 考えてみます。 2人だと どうなります? 人数のグラフを

    良い感じに表示する 600人なら 200,400 600,800 150人なら 40,80 120,160 最大値が目盛りの 上から2番目よりは 大きくなるように調整 2人なら 0.5, 1 1.5, 2
  12. 疑問点の追加 あー、それは調整する 必要があるかも。 人数なのに小数点以下 の目盛りがあるのは 違和感がありますね 人数のグラフを 良い感じに表示する 600人なら 200,400

    600,800 150人なら 40,80 120,160 最大値が目盛りの 上から2番目よりは 大きくなるように調整 小数点の 目盛りは 表示される? 2人なら 0.5, 1 1.5, 2
  13. ルールの追加 それは自分も どうするか明確に してないですね… あとは、0人だったら どうなります? 目盛りがどのように 調節されるのか 分からないのですが… 人数のグラフを

    良い感じに表示する 600人なら 200,400 600,800 150人なら 40,80 120,160 最大値が目盛りの 上から2番目よりは 大きくなるように調整 小数点の 目盛りは 表示される? 最大値が0人 の時に目盛り はどうする? 2人なら 0.5, 1 1.5, 2
  14. 今回の実例マッピングのまとめ 人数のグラフを 良い感じに表示する 600人なら 200,400 600,800 150人なら 40,80 120,160 最大値が目盛りの

    上から2番目よりは 大きくなるように調整 2人なら 0.5, 1 1.5, 2 小数点の 目盛りは 表示される? 最大値が0人 の時に目盛り はどうする? 目盛りが 4本出る 1000人なら 250,500 750,1000 800人なら 250,500 750,1000 データが エリア外 に出ない 1500人なら 400,800 1200,1600 1050人なら 250,500 750,1000
  15. 今回の実例マッピングのまとめ 人数のグラフを 良い感じに表示する 600人なら 200,400 600,800 150人なら 40,80 120,160 最大値が目盛りの

    上から2番目よりは 大きくなるように調整 2人なら 0.5, 1 1.5, 2 小数点の 目盛りは 表示される? 最大値が0人 の時に目盛り はどうする? 目盛りが 4本出る 1000人なら 250,500 750,1000 800人なら 250,500 750,1000 データが エリア外 に出ない 1500人なら 400,800 1200,1600 1050人なら 250,500 750,1000 ここがSpikeになる場合も…
  16. 今回の実例マッピングのまとめ 人数のグラフを 良い感じに表示する 600人なら 200,400 600,800 150人なら 40,80 120,160 最大値が目盛りの

    上から2番目よりは 大きくなるように調整 2人なら 0.5, 1 1.5, 2 小数点の 目盛りは 表示される? 最大値が0人 の時に目盛り はどうする? 目盛りが 4本出る 1000人なら 250,500 750,1000 800人なら 250,500 750,1000 データが エリア外 に出ない 1500人なら 400,800 1200,1600 1050人なら 250,500 750,1000 受け入れ条件に使える
  17. 今回の実例マッピングのまとめ 人数のグラフを 良い感じに表示する 600人なら 200,400 600,800 150人なら 40,80 120,160 最大値が目盛りの

    上から2番目よりは 大きくなるように調整 2人なら 0.5, 1 1.5, 2 小数点の 目盛りは 表示される? 最大値が0人 の時に目盛り はどうする? 目盛りが 4本出る 1000人なら 250,500 750,1000 800人なら 250,500 750,1000 データが エリア外 に出ない 1500人なら 400,800 1200,1600 1050人なら 250,500 750,1000 テストケースに使える
  18. アジャイルテストの四象限 • この図のポイント ◦ 各象限に入っているものが重要ではない ◦ どの象限が何を示しているのか理解することが重要 ▪ Q1…開発を導く技術面のテスト ▪

    Q2…開発を導くビジネス面のテスト ▪ Q3…プロダクトを批評するビジネス面のテスト ▪ Q4…プロダクトを批評する技術面のテスト • 状況に合わせてモデルを当てはめる 第9章 P43より
  19. 世界中のテスターが考えていること • テスターとして進化する魅力的な道 ◦ 品質のゲートキーパーから、 下記のコアスキルを持つ人材へ進化する ▪ 新しい実験を学び、試す ▪ 優れた質問者になる

    ▪ モデリングスキルを持つ ▪ テスト容易性などを定義するための知識を持つ ▪ 共有と共同の姿勢を持つ 質問しまくり 第11章 P57より
  20. まとめ • アジャイルテストのことを開発者や経営者にも 気軽に知ってもらうために 『Agile Testing Condensed』は刊行された • テストマニフェストなどで示されているように チーム全体でプロダクトの品質に責任を持つ

    • 例を用いることで、 より協力して開発を進めることができる • モデル化されたものも状況に応じてカスタマイズする • 思慮深いテスト設計も必要