Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
LINE Things Mini Award 応募資料
Search
Norippy
September 24, 2019
Technology
0
520
LINE Things Mini Award 応募資料
rino products
RBC-01 -car battery check system-
の説明資料です。
Norippy
September 24, 2019
Tweet
Share
More Decks by Norippy
See All by Norippy
M5Cuffbox presentation
norioikedo
0
72
UWBを使ってみた
norioikedo
1
2.5k
Alexa Connect Kitを試してみた
norioikedo
0
820
自分が欲しいものを作って売る!
norioikedo
0
350
Sigfoxを使ってみた話
norioikedo
0
490
スマートフォンキーを作ってみた!
norioikedo
1
840
BLE5で遊んでみた!
norioikedo
0
1.2k
NimBLEを使って自作ロボットを動かしてみた
norioikedo
1
1.2k
soracom GPSマルチユニットを使って車のIoTしてみた
norioikedo
1
660
Other Decks in Technology
See All in Technology
Oracle Audit Vault and Database Firewall 20 概要
oracle4engineer
PRO
3
1.7k
解析の定理証明実践@Lean 4
dec9ue
0
180
2年でここまで成長!AWSで育てたAI Slack botの軌跡
iwamot
PRO
4
740
セキュリティの民主化は何故必要なのか_AWS WAF 運用の 10 の苦悩から学ぶ
yoh
1
170
【PHPカンファレンス 2025】PHPを愛するひとに伝えたい PHPとキャリアの話
tenshoku_draft
0
120
本が全く読めなかった過去の自分へ
genshun9
0
540
マーケットプレイス版Oracle WebCenter Content For OCI
oracle4engineer
PRO
3
900
第9回情シス転職ミートアップ_テックタッチ株式会社
forester3003
0
250
Node-RED × MCP 勉強会 vol.1
1ftseabass
PRO
0
150
20250625 Snowflake Summit 2025活用事例 レポート / Nowcast Snowflake Summit 2025 Case Study Report
kkuv
1
310
AIとともに進化するエンジニアリング / Engineering-Evolving-with-AI_final.pdf
lycorptech_jp
PRO
0
110
データプラットフォーム技術におけるメダリオンアーキテクチャという考え方/DataPlatformWithMedallionArchitecture
smdmts
5
640
Featured
See All Featured
Bash Introduction
62gerente
614
210k
GraphQLの誤解/rethinking-graphql
sonatard
71
11k
Measuring & Analyzing Core Web Vitals
bluesmoon
7
490
StorybookのUI Testing Handbookを読んだ
zakiyama
30
5.8k
RailsConf & Balkan Ruby 2019: The Past, Present, and Future of Rails at GitHub
eileencodes
138
34k
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
100
5.6k
Put a Button on it: Removing Barriers to Going Fast.
kastner
60
3.9k
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
430
65k
Producing Creativity
orderedlist
PRO
346
40k
Six Lessons from altMBA
skipperchong
28
3.9k
What's in a price? How to price your products and services
michaelherold
246
12k
The Psychology of Web Performance [Beyond Tellerrand 2023]
tammyeverts
48
2.8k
Transcript
RBC-01 –car battery check system- Designed by rino products
2 開発背景 実際にバッテリーが上がると、 1.突然の痛い出費! (新品のバッテリーを購⼊するより⾼い︕) 2.楽しみにしていた予定が台無しに! (出発が遅れる︕) ⾞のバッテリー上がりを経験したことはありますか︖ 実はバッテリー上がりでJAFを呼ぶ件数は昨年でも 約71万件起きています。
(今年初めて⾃分バッテリー上がりをやりました・・・) 実際に経験するとわかりますが、 結構悲しいです
3 なぜこんな⾞のトラブルが起こるのか︖ 1. ヘッドライトやルームランプの消し忘れ 2. ⻑期間運転していない 3. バッテリーの寿命 ⾞のバッテリー上がりにフォーカスを当てて調べると・・ 整備してもらう
わかったことは、トラブルの⼤半は ユーザーが⾞の状態を把握していないから発⽣している︕︕ 頻繁にメンテナンスをして 問題を発⾒︕ (情報をユーザーが⼊⼿) ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ これはメーカーの理想になっていて、実際は事が起きてからや、 ⾞検でやっと気づいて整備していることが多い。
解決するには︖ バッテリー電圧が下がってるよ︕ リビングにいながら、⾞から最新の情報が送られて きて、異常を教えてくれる仕組みがあればいい︕ おっ、メンテ しなきゃ︕ LINEでその情報が取れたら、 すでにAppをインストールしているユーザーも多いので、導⼊の敷居が低そうだ︕ 情報をPUSH!
5 ということで、 まず第⼀歩としてLINE Thingsを⽤いた ⾞のバッテリーを チェックできるデバイスの開発をしました︕
6 RBC-01 -car battery check system- 車のバッテリーに接続 リビングに置いておく Gateway Sensor
device
7 RBC-01で実現した事 Sensor device ⾞の電圧を測定し、内蔵されている ⻑距離無線モジュールで情報を送る 電圧情報送信 920MHz帯通信 数百mの通信が可能 送られてきた電圧情報を保持。
⼈感センサーをトリガーにして LINEにメッセージを送る gateway リビングなど屋内に設置 BLE GatewayとSensor device この2つのデバイスで通信を行い、BLEだけでは不可能な 遠く離れた位置にあるセンサー情報をLINEで見れるようにしました
8 Sensor device エンジンルームでも使えるよう、Oリングや防水スイッチなどを使い、濡れても大丈夫な 防水設計にしてあります。 Point バッテリーの電圧を定期的にチェックし、送信します。 ほとんど車への負荷がないように、送信時以外はdeep sleep状態になっています。 車のバッテリーに直付けして使用する。
9 Gateway 人感センサでユーザーの反応があると、保持している電圧情報をBLE経由で送信します。 LINE Thingsを使って動作させる事を前提としていますが、単独でもチェックできるように モード切り替えSWを用意し、7セグLEDやステータスLEDよる表示もできるようにしています。 リビングなど屋内に置いて使用する想定で、置いても邪魔にならないよう小さく設計しました。 (100 mm x
55mm x 25mm) 人感センサ ESP32 長距離通信モジュール モード切り替えSW Status LED 7SEG LED
10 LINE Thingsの活⽤ 自動通信機能を用いて、メッセージを表示。電圧に応じて文章とスタンプを変えています。 またGatewayの設定が無線でできるようにLIFFにも対応しました。 LIFF画面では現在の電圧が常に見れるようになっています。 正常 異常 頻繁に値が来ないように、変化した時に1度送るようにしました。 これがいっぱい来ると、ライト付けっ放しだと気づけます。
11 少し未来に欲しい機能の実装 スマートスピーカーが勝手にお話してくれて、教えてくれたらいいな・・・ LINE Clovaも自動的にお話はまだしてくれないので、Clovaの代わりにBOCCOというロボットを使って、 音声でもお知らせできると便利か検証する為に実装してみました。 声で教えてくれるというのも便利な機能で、家族で情報が共有しやすいです。 LIFFで BOCCO modeを
ONにすると ⾞のバッテリーの電圧を教えるね。 現在、電圧は12.9Vです。 バッテリーは元気みたい。安⼼だね。 Gatewayの人感センサが反応すると BOCCOが電圧情報を喋ってくれる
12 システムの構成(sensor device) ⻑距離無線 モジュール DC/DC Converter カーバッテリー Power SW
⾞内 電圧のアナログ値 給電 Point 920MHz帯の長距離無線モジュールを使う事で 屋内と屋外という離れた位置での通信を実現しました Gateway
13 システムの構成(gateway) ESP32 BOCCO API Wi-Fi BLE LIFF AWS Lambda
Amazon API Gateway ⾃動通信機能 表示命令 スタンドアローン表⽰ LINE back end ⼈感センサ micro USB 給電 ⻑距離無線 モジュール 電圧情報 モードSW
14 実際の動作は、 動画をご確認ください
使った感想と今後の展望 15 • 実際にバッテリーの情報を取得できると、故障に対する不安が取り除 けた。 • ⾳声で教えてくれると、ながら作業で情報が取れるので、便利だと感 じた。(Clovaお話して欲しいなぁ・・) • バッテリーだけではなく、センサーを増やして簡易的なセキュリティ
も出来るようにしたい • ⾞両故障診断ポート(OBD2)から情報を取れるように、 センサーデバイスを作り直す。 実験は必要だが、オイル交換時期の提案などもできるようになると 考えられる。