NTTコミュニケーションズのデザインスタジオ KOELの組織やデザイン支援事例などをご紹介した資料です。 (スライド内の紹介内容は2023年2月時点のものとなります) デザインスタジオ KOEL Webサイト https://www.ntt.com/lp/koel
KOEL Design StudioNTTコミュニケーションズ
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NTTグループ と NTTコミュニケーションズ01
11.9約 兆円連結営業収益※ 2021年8⽉現在33約 万⼈社員数※ 2021年8⽉現在190ヵ国以上ネットワーク提供国⽇本電信電話株式会社を中⼼とした企業グループ世界トップクラスのICT事業者NTTグループ
NTTコミュニケーションズは2022年から新ドコモグループへ
NTTコミュニケーションズとは02
ICTによる社会インフラの整備から始まり今後は社会・産業・働き⽅の変⾰を担っていく。それがNTTコミュニケーションズ。NTTコミュニケーションズ株式会社は1999年に設⽴され、通信事業者ならではの⾼品質なインフラと技術を活かし、ネットワーク、クラウド、コロケーション、アプリケーション、セキュリティなどの多岐にわたるICTサービスを展開しています。2022年よりドコモグループにおける法⼈事業の中核を担う企業として、社会・産業のグローバルレベルでの構造変⾰や、新たなワークスタイルの創出、地域社会のDX⽀援などの価値を提供していきます。
Smart World の実現(事業創造 / 競争⼒強化)顧客 NTT Com共創企業理念「⼈と世界の可能性をひらくコミュニケーションを創造する」の実現に向けて社内外と共創していく
ICTを活⽤して社会課題を解決する「Smart World」実現のためさまざまな企業と共創しビジネスを作り上げていく
第35回⽇経ニューオフィス賞 クリエイティブ・オフィス賞 受賞わたしたちが豊かで幸せになる未来を実現するための新たなコンセプトを創り社会実装を⽬指す事業共創の場
デザインスタジオKOELとは03
さまざまなサービスがデジタルに置き換わる⼀⽅で、デジタルに対する苦⼿意識や不安などが表⾯化しています。求められるのは、これらを意識せずに、⾃然にデジタルサービスを使いこなせる世界。デジタルは⾃然と⼀体化して融け、意識されずに⼈の⽣活を⽀えるものになっているはず。利⽤者が⾃然に使え、結果的に「愛されるほどの強さ」で、⽣活の⼀部として利⽤される「愛される社会インフラ」をデザインしたい。それがKOELが⽬指す世界です。⼈や企業にもっと寄り添うプロダクトやサービスを。⼈や企業の個性や創造⼒が、最⼤限に活かされる未来を。KOELは、製品志向から顧客志向へのシフトを牽引し、愛される社会インフラをデザインします。⼈や企業に愛される社会インフラをデザインするVision
技術戦略部⾨テクノロジー部⾨プロデュース部⾨(新規事業の創出、既存事業の変⾰)新たな考えや技術で社内外に変⾰を促す「イノベーションセンター」の「デザイン部⾨」ビジネスソリューション本部ソリューション&マーケティング本部経営企画部、財務部、HR部 etcプラットフォームサービス本部イノベーションセンターデザイン部⾨KOEL の所属する組織
製品/サービスを提供する企業・組織製品/サービスを利⽤する受益者デザインで⽀援を⾏うデザインスタジオ納得感のある課題を発⾒する"現実的だけど⼀歩先"へ進めるユーザーの意思を形にできる事業成⻑への貢献を実感できる4つの提供価値“使わせる”のではなく“使われる”デザイン社会で実現する価値⽀援先 ユーザー評価 収益BRAND | KOELブランドの実現・浸透VISION | "愛される社会インフラ"実現KOELの提供価値と評価の構造
”使わせる” のではなく “使われる” デザインデザインを通じて社会で実現したい価値KOELは「使えない、使いたくないものを "使わせる"」 のではなく「利⽤者⾃らの意思で "使われる"」ものをデザインします。“使わせる”デザイン “使われる”デザイン• レ点ビジネスに⾒られる、ユーザーに不要なオプションサービスを押し付け、結果的に使われない状況を⽣み出す⾏為。• ポイントや⾦銭の付与による本質的でない普及の促しで、結果的にサービスやプロダクトが使われない状況を⽣み出す⾏為。• 福祉や医療等の⾏政サービス、⼝座開設、賃貸契約、就職、起業まで当たり前に使われるマイナンバー(例 : CPR)。• ITリテラシーの⾼い・低いに関わらず、間違いなく、ストレスなく、特別な助けが無くても誰でも使える社内システム。
KOELが⽣み出す4つの価値”使われる” を実現するために01あらかじめ設定された題⽬や⽬に⾒える問題ではなく、丁寧に問いを⽴て、真の課題を発⾒し、真に達成すべき⽬的を設計する納得感のある課題を発⾒する 02実現できない "絵に描いた餅" でもなく、実現可能範囲に閉じこもることでもない、現実の⼀歩先、「地に⾜のついたアイデアの⾶躍」を提案する"現実的だけど⼀歩先の未来" へ進める03早急の問題解決のための⽳埋めをするデザインではなく、ユーザーが⾃らの意思で利⽤する "使われる" デザインを提案するユーザーの意思を形にできる 04"作って終わり" ではなく、持続的なデザインの実践を⾏うために、組織を⾃律的に成⻑させ、デザインを定着させる組織構築を⾏う事業成⻑への貢献を実感できる
KOELに在籍するデザイナーはUIやUXを担うデザイナーだけはありません。課題発⾒や未来の⽅向性を⾒定めるデザインリサーチャー、ビジネスのあり⽅を指し⽰すビジネスデザイナーが在籍するインハウスデザイン組織です。KOELのデザイナー4職種デザイナーの職種ビジネスデザイナーデザインとビジネスを繋ぎ合わせるデザインリサーチャー⼈や社会の営みから新たな課題や機会を⾒つけ出すUXデザイナーあるべき理想的な顧客体験を描くUIデザイナー顧客接点を最適にデザインする
課題発⾒と解決だけでなく組織づくりまで担うKOEL の業務社会や事業のあり⽅を⾒据えるビジョン策定のような “課題発⾒”、事業開発や事業改善を推進する”課題解決” だけでなく、組織にデザインをインストールする“デザイン組織づくり” もKOELの得意とする業務です。事業価値実現コミュニケーション設計ブランドデザイン / コミュニケーションデザイン / 提案書やパンフレット原案 / サービス名称ビジョン策定フューチャーインサイトリサーチ / ビジョンデザインワークショップ / 未来シナリオ / 狙う事業機会事業改善ユーザーリサーチ / UXリデザイン / UIリデザイン事業開発デザインリサーチ / コンセプト⽴案 / UI・UXプロトタイピング / ペルソナ・カスタマージャーニーマップ作成デザイン組織づくり組織設計デザイン組織設計 / CXマネジメント戦略策定⼈材育成デザイン⼈材研修 / デザイン⼈材制度策定
機会領域探索業界動向調査 機会領域定義 デザインリサーチ課題設定 アイディエーションコンセプト検証設計 実装 評価 改善課題探索 課題解決 開発 運⽤インサイト調査先端事例調査兆し調査未来洞察コンセプトロードマップ⾏動観察調査インタビューペルソナ策定業界分析カスタマージャーニー分析ペイン・ゲイン抽出パーパス/MVV策定アイデア創出コンセプト策定競合分析ビジネスモデル策定マネタイズモデル策定ユーザー体験検証ビジネス妥当性検証技術実現可能性検証優先度検討(指標とロードマップ)MVP定義評価指標策定UX設計UI設計プロトタイプ制作UI制作UI評価ユーザーテスト専⾨家評価評価指標の定義改善案策定• ターゲット業界• ターゲットカスタマー• バックキャストのための未来像• ペルソナ• カスタマージャーニー• 体験ストーリー• 課題定義• パーパス/MVV• コンセプトステートメント• ビジネスモデル• 妥当性レポート• シナリオ• MVP• プロトタイプ• ロードマップ• ワイヤーフレーム• ビジュアルデザイン• デザインシステム• ワイヤーフレーム• 評価レポート• データ分析計画機会探索から運⽤まで包含するデザインプロセスKOEL の業務
成果と成⻑を最⼤化するプロジェクト制KOEL の業務プロジェクト期間は3ヶ⽉を基本で設計適切なプロジェクト期間を最⻑3ヶ⽉(短期集中)で設定。進⾏中の成果物もプロジェクト開始時に明確化します。また事業⽴ち上げやプロダクト開発など⻑期的な⽀援が必要な場合は、3ヶ⽉のプロジェクトを連続的に実施し、成果に貢献します。成⻑とコラボレーションを促すアサインメント各⾃が培ってきた経験はもちろんのこと、本⼈のキャリアの志向性に加えて、アサインメントの組み合わせによるコラボレーションから⽣まれる相乗効果への期待も加味してチームを組成しています。定期的にプロジェクトを⾒つめる「Flight ⽂化」プロジェクトを⾶⾏機の離着陸「Flight」に例え、チーム内での意識合わせ・振り返りを実施しています。事前(Pre-Flight)、 最中(Mid-Flight)、事後(Post-Flight )の計3回実施し、成果と成⻑の最⼤化を⽬指しています。
問う それは、顧客のためか。社会に明るい未来をもたらすか。創る それは、クリエイティブか。⼈の⼼をつかむビジネスをデザインしたか。動かす それは、⼈を動かしたか。仲間や顧客、社会を幸せにしたか。3つの⾏動指針Value
共に学び・⾼め合うナレッジ共有さらにKOELを知るポイント(1)⾃分と他者の成果を喜び合う「Win-Session」⾏動指針をもとに⾃分の活動と成果を振り返って共有する場。プライベートも含めて話すことで、互いを知り、関係性を深めることにもつながっています。経験・⼿法・学びを共有しあう「こえるゼミ」各デザイナーが持つナレッジや、完了したプロジェクトで得られた成果や学びになる点を共有する場を毎週設けています。クリエイティブ・アドバイザー「KESIKI」KOEL⽴ち上げ時から、KESIKI ⽯川俊祐さんと井上裕太さんに、組織づくり、具体的なプロジェクト、育成など幅広くサポート頂いてます。
リモートの距離を超える様々な⼯夫さらにKOELを知るポイント(2)ジョイン初⽇に業務環境が整う「オンボーディング」ジョイン頂いた⽅向けのPCや各種ツールの初期環境構築は⼊社初⽇に完了するプログラムを整備。不明点はSlackの専⽤チャンネルで気軽に聞くことができます。メンバー全員と必ず話す機会「Mixin(ミキシン)」⼊社1週間以内でメンバー全員とカジュアルに対話する機会。良好な関係性を⼊社後すぐに構築し、プロジェクトで円滑にコラボレーションできるようにします。エンゲージメントを⾼める「ノベルティ/交流イベント」リモートで離れた状態でもつながりを感じられるよう、オフィシャルノベルティの配布、定期的な交流イベントの企画も⾏われています。
働きやすさを⽀える社内制度さらにKOELを知るポイント(3)家庭を両⽴できる柔軟な勤務体系フルフレックスや分断勤務制度で柔軟な勤務時間設定が可能。また⼦育て⽀援制度(産休・育休/時短勤務など)を利⽤するメンバーもチーム内に常にいる環境です。スキルアップをサポートする環境と制度NeWork を使ったリモートでも相談がしやすい環境、個⼈で年間数⼗万をセミナー受講や書籍購⼊に利⽤できる「Go to Study 制度」が活⽤できます。リモート環境だからこその「働きやすさ」を⽀援リモート環境で必要になるPC、モニタ、その他細かな備品を整備するための費⽤は会社が負担。また勤務地の制限も無く好きな場所に住んで働けます。
業務事例04
リモートワーク時代の仮想オフィスサービスの開発事業開発 事例NTTコミュニケーションズが提供するオンラインワークスペース「NeWork」のコンセプト⽴案、UI制作などデザイン⽀援全般を担当。リモート環境でも ”⼈が働く気配” を感じ取れるサービスを⽬指し、オープンなルーム設計を実現した特徴的な「バブル」やユーザーが⾃⾝の意思を明⽰できる「聞き⽿」機能などが実装されています。2022年にはグッドデザイン賞を受賞しました。関連情報リアルより気軽に話しかけられるオンラインワークスペース2022年度グッドデザイン賞 受賞NeWork™のリニューアルで本当に必要だった、たった1つの視点 | 離ればなれの世界で "⼈が働く気配" をデザインする―2⼈のデザイナーから⾒たNeWorkグッドデザイン賞の受賞理由―
患者報告電⼦システムのトータルコミュニケーション設計事業開発 事例臨床試験の評価精度を向上する「SmartPRO®」のトータルコミュニケーション設計を担当。サービスのUX/UI改善に加え、開発者がサービスに込めた熱意をワークショップによって可視化し、ビジョンやロゴ、提案資料という形にまとめました。結果的に NTT Com コム初参⼊の分野で業界最⼤⼿の薬品会社との契約締結につながるという、⼤きな成果が⽣まれました。関連情報 SmartPRO®紹介動画
提供サービスの活⽤率向上施策の設計/制作事業改善 事例教育現場でのICT活⽤の課題をリサーチした結果判明した課題をもとに、教育現場でのまなびポケットの導⼊に対する理解を醸成し、現場の先⽣がICTを取り⼊れるためのTIPS集「⻁の巻」を作成。依頼元の事業部組織にインタビューの分析結果を⾒せることで、⾃分たちの知らない「現場の声」「現場の構造」の重要性に気づいていただき、デザイン思考アプローチの良さ、KOELに対する信頼を醸成しました。関連情報 教育現場におけるDXとデザイン|note
クラウド録画カメラサービスのロゴ制作とブランディングコミュニケーション設計事例クラウド録画カメラサービス「coomonita」のサービスロゴ、ブランドブックを作成。単純に依頼された制作物を作るだけでなく、まず「そもそもブランドとは何か」というレクチャーを実施し、そこからサービスのパーパス(社会的意義)を基点にしたビジョン・ミッション・バリューを策定するためのワークショップを実施し 。そこから紡ぎ出された⾔葉をブランドブックという形にまとめ上げました。関連情報 ブランドの中⼼にあるものをカタチにする̶̶ クラウド録画カメラサービス「coomonita」のブランドブックができるまで
みらいのしごとについて構想する産学連携ワークショップビジョン策定 事例株式会社リ・パブリック、⼭⼝情報芸術センターYCAMと共に、未来の仕事について構想するプロジェクト「みらいのしごとAfter 50 〜50代以降の働き⽅、⽣き⽅を、地域で創造的に暮らす⾼齢者に学び、構想する〜」を共催。九州⼤学の学⽣・教員とともに2⽇間にわたりフィールドワークと「みらいのしごと道具」を制作するワークショップを実施しました。関連情報 みらいのしごと after 50(KOEL note)(共催:RE:PUBLIC、YCAM )
最後に05
⼈や企業に愛される社会インフラをデザインするVisionあなたと共に「デザインの⼒」で豊かな社会を作る未来を楽しみにしていますhttps://www.ntt.com/lp/koel公式Webサイトhttps://twitter.com/koeltwTwitterhttps://note.com/koelnotenote